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2016.01.15 クリエイターさんへ テレビをみない生活とは?そして自分の作りたい作品を作っていきましょう

shutterstock_264562052テレビから自由になって欲しい

こんにちは。ビ・ハイアの床井です。今回の記事は「テレビ」についてです。

テレビは日本国民共通のメディアと言ってもいいくらい、日本人の全体に影響力のあるメディアです。そんなテレビが、いかにクリエイターとしての人生に悪影響でしかないかについてこの文章では書きました。

私自身、17歳の夏にテレビのコンセントをハサミでカットしてからというもの、1週間におけるテレビ視聴時間は0秒という毎日が続いていますが、心の底からテレビを観なくて良かった、そういう実感を持っています。この文章では、テレビがもたらす害悪と、そこから抜け出す方法についてお教えしたいと思います。この文章を読んで、是非一刻も早くテレビを観るのを辞めて頂ければと思います。

shutterstock_269729930創作には時間が必要であり人生は有限だ

アニメにしてもゲームにしても、何か新しい物を作り出すのに必要になることがあります。それは「多量のインプット」です。稀にインプットをそれほどせずにまるきり新しい物を作り出す人もいますが、それは「生まれついての天才」であり、私達にはそれほど関係のない話ですので置いておきましょう。

何についてもそうなのですが、自分よりも情報量の多い相手にはかないません。例えば「ファイナルファンタジー」みたいなRPGを作りたいという20歳ゲームクリエイター志望のAさんとBさんがいたとします。同じ専門学校で、同じ程度の成績であったとします。Aさんはそこから3年間ゲームクリエイターとして普通に働きました。Bさんはそこから3年間で、普通に働くのに加え、テレビを観る二時間を節約して、今までのFF作品をプレイしたり、公式資料集を観てデッサンを描いたり、FFを作ったクリエイターの人に話を聞きにいったり、そう言った事に時間を使っていたとします。結果的にFFのようなRPGを作れるのは間違いなくBさんです。「FFっぽい」、と言うのは簡単ですが、FFっぽさはどこからうまれてくるのか、研究しないと見えてきません。

例えば「鬼武者」を作った稲船敬二さんも、著作にて意識的なインプットの必要性を強調しています。また、「サクセス」という老舗のゲーム開発会社の社長の吉成さんも、「売れるゲーム企画書の書き方」という本の中で、「クリエイターであっても、月に10冊以上の読書、漫画や映画に親しむこと、新聞を読むことなどの多面的なインプットが必要だ」と述べています。

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一体どれほどの時間がテレビへと沈み込んでいくのか?

1日が24時間で、仕事に10時間くらい、睡眠に8時間、その他ご飯食べるなど生活に必要な時間が2時間あったとして、余った時間が4時間くらいあるとしましょう。余った時間のうち、多くの人は何らかのメディアに触れながら余暇を過ごします。

現代の日本人は、テレビやスマホなどのメディアに1日2〜3時間くらい接触していると言いますが、そのうち最も多いのがテレビであり、メディア接触のうち40%はテレビだという調査結果があります。つまり可処分時間のうちもっとも大きい割合を占めているのは、実はテレビの時間なのです。皆さんがインプットをするために仕事以外にも時間を作ろうとしたら、テレビの時間を削るのがもっとも良い、という事が分かると思います。

※テレビの視聴時間がもっとも長い、というのは総務省の調査を基にして考えました
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc256230.html

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テレビをみていると発想が消費者になってしまう

そもそもテレビは何のために存在するのでしょうか。自分でテレビが必要だと感じて回線を繋げ、アンテナを立てましたか。地デジに移行するとか、NHK放送料未払いが多いだとかでいちいち話題に上がりますが、あなたはテレビが何故家に置いてあるのかを自分の言葉で説明出来ますか。おそらく出来ないでしょう。それこそがテレビの本質です。

テレビ番組業界というのは広告代理店(博報堂や電通など)がCMを作り、それを流すために作られています。番組のコンテンツはCMを見せるためのオマケでしかありません。CMを見せることで商品の認知度が上がり、自動車でも歯磨き粉でも飛ぶように売れます。広告代理店は企業からマージンをもらいます。そうして回っているのがテレビ業界なのです。何が言いたいかと言うと、テレビの目的は皆さんの楽しませることには無く、広告を皆さんに見せて物を買ってもらうことにあります。皆さんが物を買おうとしたときに、実は広告に載っていないものを買うことはなかなか出来ません。なぜなら知らない物を買うことは出来ないからです。つまり皆さんは居間においてあるテレビによって自分の購買行動を一定の範囲に制限されているといえるのです。

これの何が良くないかと言うと、テレビを観ると言う事は自分が商品を買う側になってしまうのです。世の中に2種類の人間がいて、商品を作って世の中に売り出していこうと考える人と、人が作った物を消費するだけの人がいます。テレビは後者の人間向けに作られていますし、後者の人間を前者の人間に変化させるような情報を配信することもありません。なぜならテレビ番組の至上命題とは購買欲の喚起だけだからです。クリエイターは供給者である必要があります。クリエイターになりたいのであれば、消費する一方の人間が持っているような習慣を捨てていきましょう。

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今すぐにテレビを廃品回収してもらおう!

テレビを観なくする方法は簡単です。 物理的に観ることが出来なくすれば良いのです。今まで何の気なしにしていた習慣は、ちょっとやそっとの意志力では変わりません。朝歯を磨かないでください、そう言われて我慢が出来ますか。おそらく2日と持たないでしょう。それと同じくらいの引力でテレビはあなたを誘います。

乗り越える為には、観たくても観られなくしてしまうのがオススメです。観なくなって初めて、観ない事によるメリットを感じられます。私の様に一気にコンセントをちょん切るか、廃品回収車が来たらそのまま持って行ってもらいましょう。

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