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2016.09.09 VRの中は小さな大学?表参道の歴史とバーチャル美術館 VRだからこそ出来る新しい表現について

記事を読んでいただきありがとうございます。今回のブログでは、VRを使った、一味違うVRコンテンツの紹介をしたいと思います。

p_index_01a今回紹介するのは、「タイムトリップミュージアム『明治神宮表参道ケヤキ並木の100年』」という映像作品です。これは「NPO法人響」という団体が、表参道の町並みと並木道を守る意識の醸成のため作った映像作品です。この作品は現在、auの公式Youtubeアカウントで閲覧をすることができます。

(まずは一度ご覧になってみてください)

映像は現在の表参道の町並みから始まります。美しい表参道の町並みはどんな歴史を通じて出来上がってきたのか。時には空襲や地震などにも見舞われ、日本の歩みとともにゆっくりと形を変えていった表参道の町並みを、静かなナレーションとともに「体感」することができます。

文化の中心地「表参道」

映像の中でも説明がされていますが、表参道は東京の文化発信地として歴史を重ねてきました。表参道は、関東大震災が襲ったこともあります。東京オリンピックでスクリーンショット 2016-09-09 11.55.05浮かれ騒ぐ1960年代、原宿の歩行者天国には外国文化に触れた若者たちが集まるようになりました(いわゆる「竹の子族」)。1990年代に入ると海外ブランドのお店が立ち並ぶようになり、現在私たちがイメージするような表参道の町並みが出来上がってきます。

また、ケヤキ並木を保護する運動が徐々に徐々に進められ、24メートルの高さになるまでの経過時間の経過を追って見ることができます。画像は温かみのある絵柄で、町並みに一つ一つ絵筆が加えられていくような感覚で映像は進んでいくので、周りをキョロキョロと見回すだけで景色が移ろい、タイムマシンで旅行を続けているような気分になることができます。

VRだからこそ可能になる表現

「ローマは一日にして成らず」と言いますが、現在の表参道の町並みが長年の歴史によって成り立っていることが、この映像によって分かります。「環境保護」というよりも、「美しい景観を守る」というよりも、この映像を見ることが、ずっと説得力を持ってメッセージを与えてくれます。テキストで伝えるよりも、VRで「体感」してしまう方が早い事柄はいくつもあります。この映像は、VRの使い道として、好例なのでないでしょうか。

ちなみにVRを使ったのコンテンツにはこんなものもあります。まずは下の映像をご覧になって見てください。

これは、「Woofbert」というサービスの映像です。「Woofbert」はVR映像内で美術館をめぐり、絵の中に入り込んで絵の世界観を感じることができるというサービスです。絵画の中の人物がこちらに視線を送り、絵の中の世界へと出迎えてくれます。絵の中から撮りが飛び出し、さえずり部屋の中で羽ばたきます。

絵の美しさ、その絵が表現したいものが何なのか、いくら文章で表現しても限度があります。VRは、その絵の中に入り込み、作者が表現したかったことを作者以上Grayson-Perry-web-banner-1-mv2ptkzedvrn20t7kvsfc28fbj97ab6wz897gev8weに表現することができます。このようなサービスが誰でも気軽に見られ、どんなコンテンツでも揃うようになったら、まちがいなく絵画の価値をもっと多くの人が認めるようになるはずです。

今回の記事では、直接ゲームとは関係ない分野から、オススメのVRコンテンツをご紹介しました。表現できる幅が広い分、コンプセプトがはっきりとしている映像は心に残るものになりやすいです。VRがもっと広がり、興味を持つ人が増えていくためにはこんな素晴らしいコンテンツが増えていくことが何よりも重要なことです。

最後に、VRを使った新しい表現にチャレンジしている会社をご紹介して、この記事を終わりにしたいと思います。実は最初に取り上げた『明治神宮表参道ケヤキ並木の100年』を作っている会社さんなのですが、これ以外にもあっと驚くような面白いコンテンツ、斬新な映像を手がけている会社です。映像のクオリティは抜群に美しく、日本のVRを牽引するプロダクションです。

◯株式会社ネストビジュアル

https://be-higher.jp/partners/cp-other/3202/

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