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2016.07.04 アニメゲーム漫画業界 クリエイター向け 就活、今年はどんな状況? オススメの就活本をレビュー!

20160610_012016年の就活も後半戦

就活生の皆さん、記事を読んでくださりありがとうございます。ラクジョブ新聞では、クリエイターの卵である皆さんに向けて、定期的に就活についての情報を発信して行こうと思っています。

さて、就活生のみなさん、最近はいかがお過ごしでしょうか?ここ数日、夏日が続いていますね。リクルートスーツだと熱くなってくる時期です。今年は比較的に選考の進みが早いと言われています。6月時点で既に、過半数の学生さんが内定を手にしたと言われています。これを呼んでいる方の中には、既に内定をゲットして夏休み気分の人もいるでしょうし、じりじりと焦りを感じている方もいるでしょう。あるいは世間的な就活ムードには目もくれず、せっせとポートフォリオ作りやプログラミングに精を出している人だっているかもしれません。

参考記事:https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2016/160610-01/

今回の記事では、そんな全ての人に対して、オススメしたい本を紹介していきたいと思います。就活が終わった人にとっても、取り上げる本は役に立つと思うので、この記事をきっかけに、一冊でも手にとって貰えたら嬉しいです。

※左の図は、今年の就活内定率(推定含む)です。リクルートキャリアさんの調べを引用しました。

51YeAzooSjL._SX348_BO1,204,203,200_まずは現状の正しい把握から〜「雇用の常識」

まず就活生におすすめするなら、この一冊です。この本は、リクルート(就活といえばリクナビですが、リクナビの運営会社がリクルートです。)で、長年就活に携わってきた海老原嗣夫さんが、日本人が直面する「雇用」について現状を教えてくれる本です。

この本は結構古くて、2009年が初版なのですが、その後も2012年に文庫化され、読みつがれている本です。就活をしていると、「今年の有効求人倍率」や「周りの友達の内定状況」など、とにかく「今」のことが気になってしまうものです。しかし、日本で社会にでるということは、10年経った位では変わらない、「日本」という仕組みの中に入って行くというでもあります。この本は、ちょっとやそっとでは変わらない日本の雇用について、統計的根拠を明確にして教えてくれる良い本です。

参考になることが沢山ある本なのですが、「終身雇用は別に崩壊していない」、「若者の転職率は特に昔と変わりが無い」などの主張は説得力があります。就活をしていると色々なニュースが目に飛び込んできて不安を感じることが多いと思いますが、「日本社会は大体こんな感じ」というあらましを掴むと、自分でニュースをある程度判断することができます。その為の予備知識としてこの本は優れものですよ。

51nNR98H5TL._SX338_BO1,204,203,200_オススメの就活術「就活の極意」

次にオススメしたいのがこの本です。この本もまた、とても実践的な内容です。この本の著者は苫米地英人さんという、脳についての学問をしている科学者です。著作や講演など、かなり多方面にアクティブな活動をしている人ですが、この本は非常にシンプルで読みやすいです。

この本の中心に据えられているのは、就活を一つのプロセスとして考えて、一番合理的な方法を取ろう、という考え方です。就活の時に一番不安になるのは、選択肢が多すぎて、何を選べばいいのか分からない、という状態です。この本はそんな学生に向けてあっさりと「最初は何を社会でやるのか分からなくても良いから、ひとまず勉強だと思って、大企業に行こう。必ずしも有名な企業である必要はない」と言います。

就活では、こんなある意味クールな割り切りが必要です。何も最初の職場で人生が決まるわけではないのですから、自分にとって沢山の選択肢が残る方を選んで欲しいです。現時点ではまだ内定の無い人でも、焦らず作戦を考えれば、必ず方法は見つかります。そんな戦略的な就活術という意味では、クリエイター志望の人にも読んで参考にして欲しいです。

51lSPntwwJL._SX344_BO1,204,203,200_なんで就活くらいで焦るのか?「日本人の働き方の9割がヤバい件について」

最後の一冊は、これは就活の本ではないのですが、内容が良かったので選びました。元国連職員にして、各メディアで日本社会への舌鋒鋭い「めいろま」さんの本です。内容は、上の二冊に共通して、「日本社会を上から見下ろす」視点がある本です。著者は現在イギリスに在住しており、国連勤務経歴もあって、日本に対して冷静で突き放した視点から書いています。

特に面白いのは、「日本人の働く事に対する過剰なこだわりは個人にはどうしようもない社会的な問題が作っている」という指摘です。つまり日本人がキャリアアップに励んだり、どうしても職場の悩みに囚われるのは、日本人が皆、少子高齢化を始めとする社会の問題で不安だからだ、というわけです。

就活で焦るのは、みんな同じです。しかし悩んでいる最中の当人は、それが自分のせいではないということに気づきにくいものなのです。今もし焦りがあったり不安があるなら、この本をよんで見てください。きっと、目から鱗が落ちるはずです。そして一旦冷静になったら、上に紹介した本を読んで、自分の作戦を練り直しましょう。

以上、私からオススメの本の紹介でした。皆さんの就活と、新しい社会人生活が上手く行くことを、心から願っています。

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