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2016.04.30 アニメゲーム チームの人間関係で悩んでいませんか?制作現場をよりよくするためのライフハック

Teamwork on dawn backgroundチームプレイが必要なクリエイター業界

アニメ制作、ゲーム制作はどちらもチームプレイが要求される職種です。クリエイターはコミュニケーション能力よりも技術を磨いている方が良いと思われる方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。人間関係づくりやコミュニケーションは、強制的にチームとして活動するアニメゲームマンガ業界には無くてはならない能力です。例えばアニメ制作ですと、制作進行やプロデューサーなどばかりがコミュニケーションが必要だと思われますが、彼らはアニメ制作に携わっている全体とコミュニケーションをとりますから彼らは末端の動画マンや作画担当の一人一人に気を配り、少しでも良い環境を作ろうとします。ですから、普段あまりコミュニケーションをとる必要がない動画マンであったとしても、時と場合によって彼らと意思疎通を図らなくてはならない時が必ずきます。相手が伝えたい情報を受け取る能力、それをしっかりと承った、もしくは反論があるということを伝える力は必要だと思います。その中で、人間関係がうまくいかないという悩みは必ずと言っていいほど噴出するでしょう。あの制作進行が気に入らない、この部下が生意気だと一度思ってしまうと、なかなかその視点を拭い去れないものです。

チームを作って世界中から必要とされるスタジオへ!悩めば悩むほど作業効率は下がる

嫌いな相手が一度できてしまうと、嫌いなはずなのになかなかその人のことが頭から離れなかったり、ずっとムカムカする感じが治まらなかったりして作業の妨げになり兼ねません。人間は作業をする時リラックスをしている方が作業効率やクリエイティブ性が上がりますが、ネガティブな感情を抱けば抱くほどIQが下がり、目の前のことにすら衆中できなくなっていきます。人間の情動の力は強烈で、ネガティブであれポジティブであれ、情動に支配されてしまうと落ち着いた行動が取れません。そのような状況で作業にとりかかったり会議に望んだりしても、良い作品が生まれるはずがありません。特に人間関係の悩みというのは仕事そのもののモチベーションに関わってきます。職場に行けば必ず嫌いな人がいるのです。これは精神的に非常によろしくありません。

ところで、こんな経験はありませんか?気に食わないと思っていた相手に直談判し、自分の言い分が届き、反省してくれたとします。その人は自分の思い通りの行動を取っているのですが、なぜかムカついていたりすることはありませんか?「なぜかムカつく」「生理的に苦手」そのように処理をするということは、まだ情動優位の状態です。何が言いたいかというと、人が嫌いかそうでないかということは、たとえ相手が自分が気に食わないと思っていた行動を止めたとしても、自分のさじ加減でいくらでも嫌いになれるということです。ということは、「人間関係の悩み」の根本的な原因は、相手の問題行動ではなく、「自分がどういう風にその人のことを思うか」ということにあります。相手をいくら変えようと思っても人間はそう簡単に変わりませんし、たとえ変わったとしても自分が許さなければ嫌いな部分しか見えてきません。ではどうすればいいのでしょう。簡単です。「人間関係で悩むことなどアホらしい」という認識を持つことができればいいのです。

gahag-0048575012-1 2自分の認識を変えるしかない

我慢をすればいいのか?ということではありません。人間関係というものをもっと楽に認識しなおすことができれば、「自分も楽だし相手も楽」な状態になります。まず「絶対に変わらないものはこの世に存在しない」ということをしっかりと認識できるかということです。「諸行無常」です。悟れと言っているわけではありません。

我々は友情や家族という言葉によって人間関係を規定し、普遍的に存在する「友情」や「家族愛」を遂行するものであるということを無意識的に求めてしまいます。お互い自分にとっての「友情」や「家族愛」を求めます。つまり、「自分のための人間関係」なのです。これを止めるということです。

例えば上司と部下という関係があったとしましょう。上司は上司、部下は部下らしい態度が求められますが、そういう態度を取らなければいけない法律はありません。極論を言ってしまえば相手がそれを望むのであれば生意気を言っても良いわけです。我々は「上司」には生意気を言ってはいけないとか、「部下」には偉そうにして良いという関係を表す言葉に日頃の態度の根拠を置きすぎているせいで、それから外れた行動をとると違和感を感じます。「社会的立場」や「役職」は組織を合理的に運営する一つのシステムであり、その人の人間性や人格を決めるものではありません。同じことが「友人」や「恋人」にも言えます。「絶対的で普遍的でこの世に生まれた時から常に変わらないものなどありはしない」のですから、自分と人間関係を持った人がどんな人であろうと、その人の現在だけを見て、しかも悪いところだけを見てあーだこーだ思ってしまうのはハッキリ言って無駄なのです。

businesskid-330x220他人のために何がしてあげられるか

立場や関係性や、自分がその人に持つイメージの言葉に囚われていると、そこから外れた時に違和感を感じ、不快感を感じます。「絶対的で普遍的でこの世に生まれた時から常に変わらないものなどありはしない」のですから、上司の偉そうな態度だって自分が結果を出せばころっと変わるでしょうし、恋人と「ずっと一緒だよ」と愛を誓い合っても浮気や不倫、金銭の無駄遣いなどをすれば別れてしまうかもしれないのです。女心は変わりやすいと言いますが男だって日々変わっています。変わらない人間などいません。

1024x689「絶対に変わらないものはこの世に存在しない」し、ネガティブな感情は思ったって無駄だとわかったら、人生楽しいほうがいいはずです。でも自分のための関係づくりでは自分の求めるものと相手のとる行動のギャップによって嫌な気持ちが湧いてきてしまいます。なので、もっとシンプルにしてしまいましょう。人間関係で考えるべきことを、「その人のために何ができるか」という一点に絞ればいいのではないでしょうか。ガミガミうるさい上司がいたとするなら、「この人は人間の悪いところばっかり見えちゃうんだな。かわいそうに…。」と思ってしまって良いです。その上で自分が何をできるかということを考えて行動し、うまくすれば上司はうるさく無くなります。手っ取り早い方法です。なんだやっぱり我慢しているじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、「絶対に変わらないものは存在しない」し、その一点だけ注目してしまうのは勿体ないです。不満に思ったとしてもそれは幻です。人間の認識は脳みそが見せている電気信号のやりとりにすぎません。そうと分かれば嫌な気持ちに苛まれている上司の役に立って、一緒に怒られている人をうるさい上司から解放させようと行動することができるはずです。「人のために何ができるか」の視点に立つだけで、いろいろなものが見えてきます。ネガティブな気持ちを思っている時間が勿体なく思えてきます。あなたはなぜクリエイターになったのでしょうか。なぜその組織に属しているのでしょうか。目的があったはずです。達成したい夢があったはずです。上司に怒られるために来たわけではないのですから、それを悩んでいたって無駄です。その組織に入る前、あなたは人間関係で悩むのなんてアホらしいと思えるくらいの情熱を持っていたと思います。

人間関係の悩みを解決する一番手っ取り早い方法は、「世の中に絶対変わらないものなんてない」ことを理解すること、「人間関係がアホらしくなるような目標を持つこと」、そして「人のために何ができるか」ということを考え続けることです。

記事を読んでいただきありがとうございました!

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