アニメゲームマンガ専門 ラクジョブ新聞 > 企業担当者様へ > イノベーションへの道も「いいね!」ボタンから!? ソシャゲとコミケの共通点から考える業界発展と現代メディア論

アニメゲームマンガ業界 経営者向け情報満載です

2016.01.21 イノベーションへの道も「いいね!」ボタンから!? ソシャゲとコミケの共通点から考える業界発展と現代メディア論

Young businessman with a black folder in hand running over a heap of golden coins, red graphs and grey bar charts behind. Grey background. Concept of making money.アニメゲーム漫画業界を全体的に発展させるのにどうすればいいか

アニメとゲームと漫画の業界はお互いが密接に関連している業界です。漫画さんが豊かになれば、沢山いい作品が生まれます。それを原作に素晴らしいアニメが生まれます。人気の出たアニメがゲーム化されます・・・。そんな具合に、アニメゲーム漫画業界には一蓮托生の関係があります。

1つの業界が発展していくには、常に他の業界もひっくるめた発展を考えて行く必要があるのです。

業界全体にお金が流れてゆき、発展して行くのにはどうすれば良いでしょうか。経済学的には主に2つの方法があります。1つは全く新しいサービスや概念が登場し、新しいマーケットが生まれる事(イノベーション!)です。もう1つは、既存のサービスやプラットフォームの上で、今まで以上に物の売り買いが盛んになる事です。

Fotolia_98808425_Subscription_Monthly_M今一番お金が入り込んでいるのはソシャゲ業界

今一番お金が入りこんで来ているのは「ソーシャルゲーム業界」です。この業界は平均年収(30代で500万円以上)もアニメや漫画業界に比べると高いですし、作っている会社の売上高も利益率も高いです(ガンホーやミクシイの利益率は通常のゲーム会社の10倍程度)。どうしてこんなにソシャゲ業界は元気があるのでしょうか。

ソシャゲ業界はビジネスモデルが革新的でした。得に非課金のプレイヤーと課金プレイヤーを分けたところにポイントがあります。非課金でもそれなりに楽しい。空き時間にもプレイ出来ると言うことで沢山のプレイヤーが入ってきます。

するとSNSを通じてプレイヤー同士が交流出来るようになります。プレイやー同士には、だんだんに競争意識が芽生えてきます。すると非課金プレイヤーの一部の人が、「もっとゲームを上手くなりたい!課金しよう!」と思い出すのです。結果的に、ゲームの中でお金を落とす人がどんどん増殖していくのです。

最初に「無料の遊び場」を作った所がミソだと思います。人が集まる場所で、がやがや騒ぎたいのが人間の性ですからね。そして人が集まってしまえば、勝手に競争が起こりお金が回り出すという仕組みになっています。結果としてソシャゲは業界にイノベーションを起こし、関連商品なども含めて新しいうねりを起こしてくれました。

tb実はソシャゲ業界とコミケはよく似ている

ところで、このソーシャルゲームの課金システムに良く似た現象が業界の中にあるという事に気がつきました。それは意外や意外、「コミックマーケット」です。

コミックマーケットは、そもそも営利目的ではありません。参加しても特に得をする事もないのに、全国のサークルが顔色を変えてコミケに向けた準備をします。全国のオタクが鼻息を荒くして開場に駆けつけます。余りにも人が集まるので,当日は近隣のコンビニが機能停止します。

コミケも、参加するのにお金はかかりません。所が、コミケがあることによる経済効果は数百億とも一千億円を超えるとも言われ業界に価値を生みまくっています。理由は簡単。コミケがオタクの集まる「場」を作り出してくれているからです。

すると、業界を発展させるには、新しいお金の流れが生まれる新しい「場所」を作れば良い、こう言えるのではないでしょうか。

Design Team Meeting Brainstorming Discussion Concept
「場所」を作るのに大切なのは情報発信

新しい場所を作り出すのに必要なことは、良い情報を外に出すことです。「あそこで面白そうな事をやっているな」と思えば人が集まってくるからです。

実は「コミケ」を作ったのは私的なサークルでした。「迷宮」という1つの漫画サークルの呼びかけのもとおよそ50年前に始まったのです。それが現代にまでいたる一大ムーブメントになっている訳です。

「迷宮」はマンガ雑誌「COM」に影響を受けたメンバーが作ったサークルです。「COM」はあの手塚治虫が創設した「虫プロダクション」のプロジェクトでした。「COM」は「ガロ」という漫画雑誌と双璧をなす漫画雑誌で、正統派路線を行くのが「COM」でした。

gc今は「COM」のような雑誌がなくとも、インターネットという便利な道具があります。どこか大きな組織に所属していなくても、内容さえ面白ければどんどんシェアされ世界中にコンテンツを届けることができるのです。

アニメゲーム漫画業界を発展させたい!そう思ったら、ネットを使って何か面白い取り組みをやってみるのがお奨めです。面白いコンテンツがあれば、人が自然に集まってきます。人が集まる場所を作ってしまえば、そこでは自然と経済が回り出します。

弊社でも、この「ラクジョブ新聞」を初めとして、業界向けに沢山の情報を配信しています。内容も、それなりに面白い物ばかりだと思います。あなたがこの記事を読んで、例えばブログを付けたりしてみるだけでも、業界の発展には一歩近づきます。それこそFacebookでこの記事に「いいね!」をするだけでも何かしらの変化はあるはず。

情報発信は今や新しいビジネスをする上で、個人にとっても会社にとっても、欠かせない最初の行動になりました。業界の発展に繋がる「ソシャゲ」や「コミケ」のような新しい何かが生まれてくるのを楽しみです。

弊社では企業向けに、営業や採用に役立つ情報発信のノウハウを無料で公開しています。この記事をよんで何か響くものがあったら、関連記事も是非読んでみて下さい。御社のビジネスに役にたつはずです。

〇アニメゲーム漫画専門SEO戦略 TVCMや新聞取材よりも効果がある、問合せUPの方法とは?

アニメゲーム漫画専門SEO戦略 TVCMや新聞取材よりも効果がある、問合せUPの方法とは?

〇アニメゲーム会社 求人 自社採用HPが充実していない会社は選ばれない時代が直ぐそこに来ている

アニメゲーム会社 求人 自社採用HPが充実していない会社は選ばれない時代が直ぐそこに来ている

この記事と関連記事を読んで、何か質問があれば以下のフォームからどうぞ。

 

toiawase-1024x2261-1024x226

 

この記事を書いた人

» 詳細プロフィール

ラクジョブ資料請求

アニメ ゲーム マンガ経営戦略研究所

新着記事
カテゴリー
  • 企業担当者様へ
  • 求職者の方へ
  • 特集求人
  • 経営者交流会情報
  • メルマガバックナンバー
Tweet