任天堂 株価上昇 ポケモンがゲーム世界を作った日から20年

imageGETだぜ!

ポケモンGETだぜ!という言葉はマサラタウンをはじまりの地としたサトシが、数々のポケモンに出会う度に口ずさむセリフです。ポケモン誕生したのは1996年、国内での大人気はもちろんのことながら海外でも注目を浴び世界中でヒットしている。その数は2億本に上っている。株式会社ポケモンの3月17日プレスリリースをみてみますと

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1996年2月27日、任天堂のゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されたことから、ポケモンの歴史が始まりました。本シリーズは、個性あふれる不思議な生き物「ポケモン」を捕まえたり、育てたり、友だちと交換したり、対戦したり……世代・国境・文化を越えて誰もが楽しめる遊びの要素が詰まったロールプレイングゲームです。これまでに合計25タイトルが発売され、このたび、2016年2月29日時点で、シリーズの累計販売本数が2億100万本を記録しました。
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と言われている様に約20年の時点で2億本という数へ達したことは純粋に素晴らしい話です。テレビアニメ、ゲーム、漫画、グッズ、当時は一つのコンテンツからの横展開は珍しい時期でした。今ですと主流なメディアミックスという形を今ほど主流ではない頃から取り入れていました。そうした横展開と原作の面白さがベストマッチする形で人気作となりました。

Thinking businessman standing with hand on chin against white and grey background
形を引き継いでいるのはポケモンの中だけではない

ポケモンのスタイルはモンスターを捕まえて、育てて、戦わせて、交換して、集めてという行動です。そして現在市場に出回るポケモン以外のゲームのほとんどはここを踏襲する形で作られています。実際、ソシャゲのほとんどは、ガチャで集めて戦う、育てるのフェーズで分かれており言い方が違うだけでポケモンの流れを汲んでおります。

2億本というヒットを飛ばしながらにして、それだけではなくゲームクリエイター、ユーザーの心を動かしながら新たな市場へと食い込んでいる姿勢は見本とするべき姿と言えるという話です。ファミ通ゲーム白書2015によるとゲーム市場はトータルで1兆円を越す規模を越えています。どれくらいの金額で関与しているという実数の所は予想になりますが、1996年から現在に至るゲーム市場の兆を越えた成長した姿をみると業界へ影響を及ぼしていることを伺えます。ゲームきっかけではじまったポケモンのさらなる成長が期待はとてもユーザーとしても、業界人としても楽しみです。

image母体の任天堂

ポケモンが人気コンテンツを作る企業だから、そうした良い作品を作る企業だから、という理由もあり任天堂自体の株が上がりました。AR機能を用いたポケモンGOが2016年7月6日に配信を開始しました。DLコンテンツとして展開されています。場所は、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドです。2016年7月11日ウォールストリートジャーナルの記事「ポケモン、任天堂のモバイルゲーム市場食い込み貢献」というニュースをみてみますと

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米国、オーストラリアとニュージーランドで6日に配信を開始したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」は、リリースからわずか1日でいずれの国でもランキングの首位に躍り出た。この拡張現実(AR)ゲームのプレーヤーは、スマホのカメラを使って現実世界を舞台に小さなポケットモンスターを捕獲する。 投資家はこれを受け、任天堂の株価を2日間で13%高に押し上げた。任天堂はこのゲームの開発に携わらなかったが、それを開発した2社の少数株式を保有する。その2社とは株式会社ポケモンと、グーグルからスピンオフ(分離・独立)したナイアンティックだ。任天堂はポケモンシリーズの知的財産の大半も保有する。
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任天堂は開発に携わっていなくても元々のポケモンの知的財産は任天堂が所有しているため、手を触れていなくても投資家はポケモンの生みの親である任天堂を優良企業とみたのだと思います。知的財産は業界ではIPなどと言われていますが、このIPを使えるかによって売上、収益、利益が全て変わってきます。とても重要視されているそのIPを持つ任天堂が社会に価値を持つと認められたからこそ任天堂の株価上昇に繋がったと推測できます。

Rocket Colored Arrows Growthゲーム市場へ貢献

日本のモバイルゲームは萌などで勝負する形ですが、海外にはそうしたモノはハマりずらく手をこまねいてはおりました。今回、そうした先駆者になる形でポケモンIPを持つ任天堂がモバイルゲーム市場へ食い込んだのはこれからどうした作品を作っていけば世界で戦っていけるかという指針にもなったと思います。キッカケは一枚の企画書、仕様書からスタートし、やってみようと手掛けられたプロジェクトは今では世界を包み込む規模の展開をされています。どの様なコンテンツでも企画書からスタートです。
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