記事を読んで頂き有り難うございます。今回の記事はイラストレーターの際陽についての記事を書きます。イラストレーター採用のご相談は、かつてのソシャゲ全盛時代ほどではありませんが、頻繁にラクジョブがご相談を頂く職種です。今回の記事では、イラストレーターを採用する時に、どのようなことに気を付けr④羽採用がしやすいのか、求人ページの書き方などについて説明したいと思います。
イラストレーターは3Dデザイナーやプランナーなど他の職種に比べて、圧倒的に人口の多い職種です。イラストを描くのが好きで、独学でスキルを習得している人も多く存在しますし、その気になれば独学でスキルアップしていくことが簡単だからです。母集団数が多いので、応募すればそれなりに募集はあるでしょう。しかし逆の見方をすれば玉石混交、とも言えるのがイラストレーターです。イラスト会社に対して要求される仕事のレベルが年々高度化している現在、採用したいのはデッサン力がしっかりとした、基礎力の盤石な伸びしろのある人材や、すでにイラスト案件を複数やったことのある経験者でしょう。ある程度のスキル人材を募集するように条件を狭めても、充分に採用することができます。
具体的には、応募者に対してポートフォリオの提出を必須化するということがあります。ポートフォリオを見ればイラストレーターがどの程度デッサン力などの基礎が優れているか、またどの程度の幅でかき分けられるかということについてかなり把握することができます。またポートフォリオを丁寧に作り込んでいる人ほど、仕事に対する姿勢、真剣さのある人が多いです。逆に、スキルの高い人を採用するのであれば、他の条件はそこまで重視する必要はありません。例えば「イラスト制作の業務経験は必須」などの条件を入れてしまうことで、募集対象を狭めてしまう、会社に本当はマッチする人材も排除してしまう可能性があるからです。
給与面についてはどうでしょうか?前提として言えることは、イラストレーターは給与についての期待値がそこまで高くない人ばかりである、ということです。ラクジョブ調べによれば、イラストレーター会員の希望給与は、年収200万円から250万円が最も多く、高くても300万円から350万円くらいまでの人ばかりです。希望給与の欄自体を空欄にしている会員もかなり割合として多く(全体の50%程度は空欄)、そもそも給与を目的に就職活動をしていないという事が分かります。イラストレーターの給与は、企業にもよりますが15〜20万円、高い場合で20〜25万円の場合が殆どです。給与欄については平均的な数字であれば問題はありません。
給与ではなく、何がイラストレーター達にとってアピールになるかと言えば、1つには会社の規模や制作実績です。イラストレーターの求人は条件としてどこも似通っていますから、彼らが見るのは「この会社ではどんなタイトルに携われるのか」「この会社はどのくらいの規模と売上で、安定しているのか」といった点です。しかしこうした点でアピールできる企業はごくわずかですし、そもそも名の知れた大きい企業なら特別に努力をせずとも、自ずから人は集まってくるでしょう。
そうではない企業はどうすればいいか?と言うと、2つの面からアピールポイントを作る事をオススメします。それは第一に職場の環境、第二にイラストレーターとしての成長性です。
職場の環境については、イラストレーターを含む2Dデザイナーは、職場における居心地の良さ、人間関係の良好さを重視する傾向があります。社内のムード、雰囲気については、原稿内に是非情報として盛り込むことをオススメします。
また、イラストレーターとしての成長性については、現在のイラストレーターのおかれている状況を鑑みれば分かります。かつてのソシャゲ全盛時代とは違い、現在では案件の総数自体が減少傾向にあり、同時にスマホのスペックアップに伴ってイラスト制作会社に要求される事柄も大きくなっています(3Dやアニメーション、IP、有名イラストレーターなど…)。イラストレーター個人についても事情は同じであり、一人のクリエイターとしてどんな付加価値をつけていけば良いか、というのはイラストレーターに共通する課題です。そんなイラストレーターに訴求するために、「早期にアートディレクションを経験できる」、「3Dの案件にも規模すれば参画できる」等の情報は盛り込み、会社の中で成長出来るという情報を伝えてください。
以上の事を心がければ、イラストレーターの求人は成功するはずです。今回の記事が皆さんの参考になればと思います。