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2016.07.15 ゲーム インディーズゲームの開発者に追い風 ソニーや任天堂の支援制度やクラウドファンディングで、ゲーム作りを純粋に追求

今回の記事では、「インディーゲーム開発」について書きたいと思います。「インディー」とは特定の企業に所属するのでは無く、独立的に価値を追求することを言いますが、ゲーム開発者の中にも、ゲームをインディーズで作ろうとする人は、実は沢山存在します。ゲームを作りたいという純粋な創作意欲だけで、利益性を度外視してでも面白いゲームを追求できるインディーズゲーム市場は、メーカー発の重厚なゲームタイトルの影で段々と存在感を増してきています。

大学生がゼロから開発したゲームで話題を呼んだゲームに「DOWNWELL」という作品があります。この作品は、井戸の中をひたすら真っ逆さまに落下していくゲームですが、シンプルな作りながら高いゲーム性と中毒性を備えた作品としてApp Storeでも高レートの評価を得ています。



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また、インディーズゲームの代表作とも言えるゲームは、マインクラフトでしょう。マインクラフトの作者のNotchさんは、本職の傍ら自由時間だけでこの作品を作り上げました。言わば完全に趣味から始まったマインクラフトですが、マインクラフトの独創性、好奇心をそそるような魅力を否定する人は今や少数派です。全国で3000万本のセールスを記録し、今では全国の小学のプログラミングの授業でも使われるようになりました。

どちらのゲームも、アイデアの面白さ、コンセプトの素晴らしさが際立つ傑作です。大手企業の資本力にも、プロモーション力にもインディーズは及びませんが、個人でも人の心をワクワクさせるゲームを作る事は可能なのだという事を教えてくれます。

HP_DSインディーズディベロッパーが使えるサポートについて

とはいえ、インディーズゲームを作ろうとすると、問題が多くあるのも事実です。仕事を続けながらゲームを作ろうとすれ時間の制約もありますし、制作費をどうやって捻出するかという問題もあります。完成したとしても、それを知らしめて、沢山の人に遊ばれるようにするためのプロモーション力という点では、大手企業に全く及ぶべくもありません。自分が作ってそれで満足、なら良いのですが、やはり沢山の人に「面白い!」と言って欲しいのが人間というものです。

しかし最近は、インディーズゲーム開発者にとって追い風が吹いてきています。まずは資金面。資金到達に苦労しがちなインディーゲームですが、クラウドファンディングという方法が一般化しています。代表的なものは「Kick Starter」でしょう。クラウドファンディングによって成立したゲームもどんどん世に出て来ています。

※画像は、クラウドファンディングによって実現した稲船敬二さんのプロジェクト、「Mighty No.9」です。

スクリーンショット 2016-07-15 10.51.25大手ゲームメーカーのサポートを受けるという手も

また、最近ではインディーズゲームの可能性に注目して、任天堂やソニーなどの大手がインディーズゲームの開発者に向けたサポート制度を充実させてきています。

例えばソニーは、「PlayStation VR(PS VR)」用コンテンツ企画の実現をサポートする「Made With Unity Contest with PlayStation VR」というコンテストを開催すると発表しています。このコンテストでは、インディーゲーム開発者や学生など企業や個人を問わず幅広い層が対象となっており、高評価のゲームについてはパブリッシャーの紹介や開発機材の貸出などのサポートが行われる予定です。

また、任天堂も、「ニンテンドー ディベロッパーポータル」という、ゲーム開発者向けのサポートのポータルサイトを運営しています。このサイトには個人でも登録することができ、ゲーム開発に必要な情報の収集や、流通面でのサポートを受けることができます。

https://developer.nintendo.com/

shutterstock_309062636-330x236ゲーム業界の起爆剤として

最初にも言ったとおり、インディーズゲームは個人の創造力を最大限に発揮できるところが最大の長所です。大手ゲームメーカーの、ユーザー分析とマーケティン戦略に基づいたゲーム作りとは逆を行くような、自分の気合いと情熱だけで作りきるようなゲームの中からこそ、全く新しい路線の、今までに無いゲームが出てくるのではないでしょうか。VRや人工知能など、ゲーム作りに新機軸をもたらすような技術がドンドン出て来ている今のような時代にこそ、インディーズディベロッパーには頑張ってもらいたいです。その為に必要な情報や企画を、今後もラクジョブ新聞ではご紹介致します!

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