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2016.05.01 ゲーム SNSでビジュアルをシェアさせる重要性 「グランドビッグマック」ヒットから見るSNSマーケティング

もう食べましたか?

マクドナルドが大好きなビ・ハイア新人山崎です。常日頃食べているわけではありませんが、たまに食べるマックって美味しいと思いませんか?そんなマックですが異物混入事件の影響から長らく不振が続いていましたが、ここに来てとある商品がヒットを飛ばしています。

東洋経済オンラインが、「グランドビッグマックはなぜヒットしたのか」というタイトルで、業績不調だったマクドナルドが久々のヒットを飛ばした理由は何なのかという興味深い内容の記事をアップしています。

東洋経済オンライン「グランドビッグマック」はなぜヒットしたか

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https://toyokeizai.net/articles/-/114997

(引用開始)
グランドビッグマックは定番商品として人気の高い「ビッグマック」よりも、バンズや具材などが一回り大きく、重さにして1.3倍というハンバーガーだ。価格は単品520円、バリューセット(サイドメニューとドリンク付き)で790円。ビッグマックの2.8倍の重さという「ギガビッグマック」とともに4月下旬までの期間限定で4月6日から販売を始めたが、1週間後の13日には想定以上の人気により食材の供給が追いつかなくなり、食材がなくなった一部の店舗で販売を休止した。現在は食材の増産によって解消されている。

販売量を制限するほどの売れ行きとなったのは2010年に発売した「テキサスバーガー」以来6年ぶりだ。長らく恵まれなかったヒットを導けたのはなぜか。

(引用終了)

記事によれば、SNSによる画像のシェアが大きなポイントであるとのこと。グランドビッグマックは普通のビッグマックよりもサイズが大きいため、その大きさに驚かされた客がSNSに画像をアップし、インパクトのある商品への関心が高まったということのようです。

Fotolia_92699696_Subscription_Monthly_M画像によるシェア

客やユーザーによる画像シェアによって集客するというのは、飲食業界に限った話ではないでしょう。スマホアプリにはシェア機能が搭載されていることも少なく無いですし、機能としていなくてもスマートフォンのスクリーンショット機能によって画像が撮影され、Twitterなどに投稿されることは多いのです。ユーザーに対してどのようにシェアされていくかという事を考えながらUIデザインをする必要があるのです。つまらないUIや普遍的なデザインのキャラクターなどがシェアされたとしても、ユーザーの興味は惹かれません。InstagramなどのSNSは、ユーザー同士がユーザーの撮影した写真や作成した画像によるコミュニケーションを主としており、他SNSへの共有機能も備え、インパクトのある画像がユーザーから生まれ、そのユーザーによってInstagramの周知につながり、Facebook、Twitterに負けず劣らずのサービスに成功しました。また、リリース当時からヒットを飛ばしている「Miitomo」も同じような形でDL数を伸ばしているのだと考えられるでしょう。近年のSNSのシェアによるマーケティングにおいては、画像というコンテンツをどのように利用するのかということに左右されます。

画像マーケティングに関する調査結果

SNSによるシェアでどのような画像をシェアさせるかということに参考になりそうなニュースがありました。
「マーケティングでよく言われる効果的な6つのルールを48種類の広告で検証」

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https://gigazine.net/news/20160420-test-6-marketing-myths/

(引用開始)

広告を出稿する際に気をつけるべきと言われるポイントは複数存在します。これらが本当に効果的なものかどうかが気になったというデザイン会社のSketchDeckは、48個もの異なるデザインの広告を出稿することで、特に有名な6つのルールが本当に効果的なものであるかどうかを検証しています。

(引用終了)
Fotolia_83383647_Subscription_Monthly_Mシェアやそれに添付される画像を使って集客をあげようとするならば、広告でどのような画像を使うことが効果的なのかという根本的なことを知っておく必要があるかと思います。以下、特に有名な6つのルールの検証結果をまとめさせていただきます。ちなみに効果的な広告の指標となるのは、インターネット広告における1クリック当たりの単価を示す「コストパークリック(CPC)」を用いています。これが低ければ低いほど、同じ広告予算で多くのユーザーを誘導できているということになります。

広告に使う画像における6つのルールと、今回の調査結果です。

「広告と画像は関連づけられていた方がよい」×
無関係な画像を使った広告のほうがCPCが低く、必ずしも関連付けられたほうが良いというわけではない

「画像の中に文字を配置する」×
テキストサイズが大きすぎると広告だと思われるため、文字が必ず必要というわけではない

「物の写真より人間の写真の方がよい」×
どちらのCPCも大差がなく、人間の方が良いというわけではない

「男性よりも女性のほうがよい」△
理由は明確ではないが女性のほうが良い。

「自社ロゴを使わない方がよい」○
ただし、小さなロゴであればOK

「できるだけシンプルなイメージの方がよい」×
シンプルなデザインでも、より凝ったデザインでもどちらも同じ程度のCPCだった

ということで大半は今まで通説とされてきたルールは必ずしも正しいとはいえない状況です。今回の分析を行ったSketchDeckは、この分析結果から次のことを中止して画像を利用すべきとしています。

(引用開始)

「ポピュラーな画像を避け、ユニークな画像を使うこと」「なるべくシンプルながらも目を引くものがよりデザイン」「メッセージが広告のターゲットとなるユーザーすべてにとって明らかなものであるか確かめる」「人の代わりに関係性のある製品もしくは物を使用する」「画像の中にテキストを避ける。ただし、小さなロゴは有効」「長期的な投資を行う前に、あらゆる要素をテストする」

(引用終了)

Businessman on rock mountain with a question mark純粋な好奇心をどう抱かせるか

グランドビッグマック、Instagram、Miitomoには、これらの項目のいくつかに当てはまっているかと思います。ポピュラーな画像ではなく、ユーザーの独自性などによって一般的ではないユニークな画像が広まっていくという点、目を引くデザインはグランドビッグマックは言うまでもなく目を引く大きさですし、Miitomoはハッシュタグ「#Miitomo」で検索してみると思わず笑ってしまう画像にあふれています。画像の中に社名を意識させるようなものは無いですから、ユーザーに対して「宣伝感」を沸かせず、好奇心を持たせることができます。コミュニケーションがされている場所にズカズカ入り込んで、自分の務めている会社の商品を押し売りしてくる人がいたら煙たがられるのは当たり前ですから、どのように純粋な好奇心を抱かせるかということにフォーカスを合わせて、話題になる画像をシェアする仕組みをアプリのサービスで作り出せることが、SNSで集客する上ですでに重要な状況にあります。

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