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2016.03.30 ゲーム会社 スマートフォン向けゲーム開発における外注先の探し方

Question_004ゲーム開発会社はどれぐらいあるのか

記事を読んでいただきありがとうございます。今回取り上げるテーマはゲーム開発における外注先探しについてです。その中でも一番ニーズが多いスマートフォン向けのゲーム開発会社においてどのようにして探していけば良いのかをお伝えしていこうと思います。一番重要なポイントとして外注先としていい会社があったとしても、タイミングやそのときの人員構成、発注元と外注先の関わり方など様々な要素が複雑に絡み合って実際に発注してみないとわからないということが多いです。それでもよりいい会社と巡り会うためにどうすれば良いのかについてお伝えしていきます。

そもそもゲーム会社が都内だけでもどれだけあるのでしょうか。実際データベースとして明記されているわけではないので、これは弊社調べにはなりますが1000社以上あります。そのうちの多くが20名以下の規模の開発会社で多くは元々どこかのゲーム開発会社で働いていた人が独立して興した会社として存在しています。ゲーム開発会社でも元々コンシューマーゲーム出身の社長が会社を興すことが多かったのですが、最近はコンシューマーゲームの経験がなくスマートフォン向けゲームの開発を中心とした受託開発を行う会社も増えてきました。元々コンシューマーゲームの経験があったとしてもスマートフォン向けゲームの開発を専業にする会社も多く、現在ではコンシューマーゲームの開発を依頼する会社を探すのに一苦労する状態になっています。というのも元々コンシューマーゲームの経験があったとしてもスマートフォン向けゲーム開発へ移行した瞬間に、そのゲーム運営の特性からしてコンシューマーゲームの開発ラインを再び構築することがしにくくなっているからです。

コンシューマーゲームの開発は開始と終了がある程度明確で、マスターアップしたら次の作品の開発に取りかかるというスタイルで経営していました。MobageやGREE向けのブラウザゲーム開発からそうですが、現在主流となっているスマートフォン向けゲームの開発においてゲームを開発してリリースしたら終わりというわけではなく、そこからゲームの運営というフェーズが始まり、終了がいつになるのかはそのタイトルが収支でマイナスになったら終了するというタイミングが見えづらい状態になりました。そのためコンシューマーゲームの仕事を振りたくても、終わりが見えないため受託する側もいつから対応可能か応えることが出来ずに結局スマートフォン向けのゲーム開発が続いていくことが往々にしてあります。今もコンシューマーゲームの開発を継続している会社はかなり減ってきています。

Fotolia_91233182_Subscription_Monthly_M-1-330x330どうやったら目的の会社を見つけられる?

では今回のテーマであるスマートフォン向けのゲーム開発会社をどのように探していくのかについてですが、これはいくつかの方法があります。インターネット上で検索して探す、知り合いから紹介してもらうといった基本的な流れですね。特に真新しいやり方があるのかというと、そういうわけではないですが、その中でもよりマッチした会社を探していくためにどうすれば良いのかについて伝えていきます。外注先を探すときに気をつけるべきポイントはその会社の財務状態です。もちろんいきなり公開されるわけではありませんが、少なくとも帝国データバンクや東京商工リサーチなどで会社の経営状態の概要はつかんでおくべきでしょう。そして会社の財務状態を把握した上で、実際に取引実績のある会社で知り合いがいるようであればそちらにリサーチをしていきます。裏取りをしていくことで実際に仕事をした人の生の意見が聞けます。それによりどんなことがあって開発が遅延したかや、どんな組み合わせでうまくいったかなどの情報が手に入れられます。

実際にあった事例として、あるゲームパブリッシャー、仮にA社としておきますとA社の社長が受託開発の引き受け先として紹介されたB社はとても評判が良かったのですが、そのプロジェクト自体は大炎上しリリースは出来たもののすぐに終了してしまうことになってしまいました。A社の社長に紹介したC社の社長はC社がB社に依頼したときはとてもうまくいったのになぜなのか不思議に思ったそうです。実際に開発の時の体制を聞いてみると、C社がB社に外注したときは、C社自身でディレクションを行い、実際の開発部分をB社に委託していました。今回A社では社内にディレクターがおらず、B社にディレクションも含めて仕事を依頼しました。その結果大炎上となってしまいました。

この事例からもわかるとおり会社によって得意不得意があり、タイミングによってそれもかわってしまいます。そして過去いい作品を作ったとしてもそのクリエイターがいなくなっている可能性もありますので、単純にその会社に発注すればすべてうまくいくのかというとそういうわけではありません。またクライアントからの介入具合によってもうまくいかないことがります。もちろん開発費を出している側からするといろいろと口を出したくなるのは当然でしょう。でもお互いの持ち味を生かすことが出来ずに終わってしまうケースも多数あり、正直もったいない事例がたくさんあります。ではそういった状況下においてどのようにすればよいのでしょうか。

shutterstock_307229333最適な会社に出会うには

結局のところこれといった正解があるわけではありませんが、上記のような炎上するラインになる可能性を減らすことは出来ます。与信情報をチェックすることはもちろんのこと、実際に開発した会社に意見を聞くのが一番何よりの情報ですから、その裏取りを入念に行うことがリスクを最小限にとどめる最も効果的な手段となります。とはいえそういった取引のあった会社と常に知り合いになっているわけではありません。それこそ社歴の長い大手開発会社であれば、かなりのネットワークがあるので紹介も含めれば話を聞くことが出来る可能性は高いでしょうが、そこまで社歴もなくつながりも豊富ではないという会社の場合どうすれば良いのでしょうか。

そこで重要なのは情報を持っている、情報が集まりやすい会社に話を聞くということです。特に弊社のように交流会を開催したり、いろんな会社に訪問して一次情報をため込んでいる会社はそうそうありません。相当なネットワークを構築していますので、そういう意味ではかなりのニーズにお応えすることが出来ます。だからこそ問い合わせをしていただければ、開発に関する情報も様々なものを提供できると思います。知らない会社だったとしても、それこそネットワークを通じて会社を紹介してもらったりしながら結果として情報を引き出すことが可能です。ゲームの外注先を探しているときに、まずは弊社に問い合わせをしてみて下さい。いろいろな情報を提供することはもちろん、最適な会社を紹介することも可能です。そしてそれらは業界発展のために無料で行っております。サーバーサイドに強い会社やクライアントサイドに強い会社、運営実績豊富な会社など実に様々な特徴を持った会社を適切にマッチングすることが出来ます。業界発展のため、いい作品が生まれるためであれば全力でお手伝いさせていただきますので、気軽にお問い合わせ下さい!

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