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2016.03.17 遊技機 ギャンブル性が失われつつある中、メーカーがとる方針について

遊技機業界は、一昨年のパチスロの出玉規制、パチンコの釘打ち問題と規制が続いています。今回は、遊技機メーカーが今後どのような方針でいくのかについて考察した記事を書いております。

Fotolia_68294955_Subscription_Monthly_M失われつつあるギャンブル性

今までのパチンコやパチスロの台に置いて人気があった機種といえば、ギャンブル性の強い荒れる台でした。そのため、その時代、時代でよりギャンブル性の強い台が人気だったという傾向があります。その頃は、パチンコパチスロだけで生活していた人もいるくらいです。しかし、最近は、当たりやすくなった一方で大きく勝つということができなくなり、ギャンブル特有のスリルと高揚感を感じづらくなっています。そのため今まで万人受けするギャンブル性という軸を失った時、どのようにプレイヤーを増やせばいいのでしょうか。

shutterstock_153630788よりニッチに攻める

万人ウケするギャンブル性という観点がなくなった今、お客さんがギャンブル以外で何を求めてきているのかを汲み取る必要があります。そうなると対象となるお客さんが減ってしまうという懸念もありますが、よりお客さんの印象に残るための台を作ることができるのではないでしょうか。

遊技機のギャンブルの次にくる価値は

パチンコやパチスロで多くのお客さんがホールに来店していますが、ギャンブル性以外では何を目的としているのでしょうか。実際にお客さんがどのような目的でやっているかアンケートをとったわけではありませんが、映像演出やパチンコ本来の遊びという観点を例に話させていただきます。

illustrationEffect1映像の演出が目的

パチンコやパチスロに置いて、液晶の技術が発達し、パチンコやパチスロの中に液晶が組み込まれるようになり、抽選や演出を液晶で表示し、ギャンブルとしてより盛り上げるための映像として使われてきました。しかしギャンブル性がなくなった今、映像による演出で期待を上げたとしてもそれに見合っただけのリターンがもらえないのであれば期待外れと言わざるをえません。しかし、液晶を使うことによってもメリットはありました。それがコンテンツを使った台を出せるようになったということです。「海物語」や「ルパン三世」、「エヴァンゲリオン」など、有名なIPを使うことによって新たなユーザー層を開拓できることができましたし、その映像を見るために打ちに行くという人もいます。そういう人向けの映像コンテンツを見せる楽しみとしての遊技機台というものがあってもいいのではないでしょうか。

shutterstock_321777644パチンコやパチスロ本来の遊びを楽しむ目的

もう一点がパチンコパチスロを遊びとして捉えている方たちです。遡ること約20年前の遊技機の業界には、液晶による演出はありませんでした。全ての演出がランプによるものです。そうなると映像部分にかける費用や組み込みの作業がなくなるため、かなりの費用を浮かすことが可能です。それに昔からパチンコパチスロをやってきた人たちにとってはある意味懐かしさを感じるかもしれません。


遊技機メーカーとホールが考えなければならないこと

ギャンブル性を売りにした台の販売や集客がしづらくなった今の遊技機業界において、メーカーはよりコンセプトやターゲットを絞った台の企画が必要となり、それに応じた予算や販売戦略を考えていく必要が出てくるでしょう。また、台を購入するホールに関しても、周辺地域の環境や年齢層、またギャンブル性以外で何を目的に来店しているのかを把握し、配置する台を決めていくことが今後一層必要となってくるのではないでしょうか。

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