4月29日の日経トレンディネットの記事より、iPhoneの「Night Shift」機能を搭載したとの内容が掲載されました。この機能は、就寝直前までスマホ等を触る傾向から、ブルーライトを軽減するし、睡眠をよりスムーズにするための機能となります。今回は、この記事をきっかけにクリエイターのブルーライトへの影響に関してを書いております。
iPhoneの「Night Shift」機能、寝床での読書が楽に
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO99963420S6A420C1000000?channel=DF260120166490&style=1
引用始め
iPhone・iPadの「iOS 9.3」以降には、スマホ画面から出る「ブルーライト」を低減させるという「Night Shift」というモードが新たに搭載された[注]。
[注]Night Shiftが使えるのはiPhone 5s以降のiPhoneと、iPad Air・iPad mini 2以降のiPad
ブルーライトといえば、目の疲れや不眠の原因になると言われ、最近ではブルーライトをカットするフィルムや眼鏡が販売されている。
引用終わり
今回の記事では、スマホを使った読書でフォーカスをされているが、最近では、多くの方が、ゲームをしたり、SNSをやったりと寝る寸前までスマホを触っているということが普通となっています。
ブルーライトの影響
ブルーライト研究会によると就寝直前のパソコンやLEDディスプレイなどブルーライトを浴びる生活をした場合、サーカディアンリズムを乱され、自律神経系や内分泌系、免疫系にも悪影響を及ぼし、寝付きの悪さや浅い眠りなどの睡眠の質の低下につながるとのことです(https://blue-light.biz/about_bluelight/?p=14)。そのため、就寝の1時間前からディスプレイなどのブルーライトを浴びない方が良いと言われています。
クリエイターにとってのブルーライト問題
アニメやゲーム業界において、ブルーライトとは切っても切り離せない問題です。アニメであれば、アナログだろうとデジタルだろうと、明るい光源の元で絵を描き、ゲームも長時間パソコンの前に座っての作業となります。そして、これらの業界では、アニメの放送時期やゲームのリリース時期、スケジュールの状況によって物量が大きく変動します。そのため、場合によっては深夜までの残業や、徹夜でという作業のケースもあったりします。中には、在宅で作業をしている人もいるため就寝直前まで作業をやっている方もいるかもしれません。
だからこそ睡眠は重要
そんなクリエイターだからこそ睡眠は重要となってきます。徹夜続きなどの睡眠不足の状態での作業は、集中力の低下を招き、思わぬミスを誘発します。そのため、結果として、能率が低下してしまいます。人間は、約6〜8時間睡眠をとるといいと言われています。そして、人間の睡眠のサイクルとしては、深い眠りと浅い眠りを90分のサイクルで繰り返し、浅い眠りの時に目覚めるとスッキリ起きられます。そのため、6時間や7時間半前後の睡眠が一番スッキリと起きれるのではないでしょうか。次に重要となってくるのが質です。先に紹介したブルーライトの他にも寝る前の飲酒や食事、部屋や光や音にも影響されます。
最適な睡眠をとるために
最適な睡眠をするためには、した方がいいこととしては、就寝3時間前の食事や寝酒を避け、就寝1時間前のブルーライトを使用した機器を避けることです。さらに質の向上を求めるのであれば、カーテンを遮光カーテンに代え、部屋の明かりを極力なくし、アイマスクと耳栓をすると良いでしょう。
とはいうものの忙しいクリエイターの方々はそのような時間も惜しいかもしれません。そのため、最低限、就寝1時間前までには作業を終了し、就寝直前までは、iPhoneの「Night Shift」などブルーライトをカットしての作業にすると良いでしょう。また、睡眠時間が十分確保できず、集中力が切れてしまった場合は、仮眠や昼寝が良いでしょう。15分から30分の仮眠や昼寝でも脳を休ませることができれば集中力もある程度回復します。また、仮眠や昼寝の前にコーヒーを飲んでおくのもオススメです。コーヒーなどのカフェインが効くまでにはやく30分ほどかかるので、目を覚ましたいときにちょうどカフェインが効いてくるので目覚めもすっきりします。
時期によって凄い量の作業を行わなければならないクリエイターですが、上手な睡眠をとることで集中力を保ち、いい作品を作っていただきたいと思うとともに健康面でもより良い生活を営んでもらえればと思います。