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2016.04.26 ゲーム業界 ニュース サイバーエージェントが純利益を14%増、次なる展開は?

 SW純利益が14%増

記事を読んでいただき有り難うございます。今回の記事はゲーム業界に関係するニュースです。本日(4月26日)の日経新聞には、「サイバーエージェント」が前期に比べ純利益を14%向上させたというニュースが載っています。サイバーエージェントが21日に発表した2015年の10月から2016年の3月の連結決算では、純利益が前年比14%増、売上高が20%増という結果になりました。サイバーエージェントは前期における決算期においても、営業利益を前年比の2.9倍に、売上高を45.1%高めています。創業以来ほぼ右肩上がりのサイバーエージェントですが、今期もそれを更新したという形になります。

shutterstock_201963520内訳は?

増収益の内訳ですが、特に収益を伸ばした項目は、スマホ向けゲームの課金収入、インターネット広告代理店事業の」スマホ向け広告(特に記事と記事の間に流れる「インフィード広告」)でした。とはいえ3月以降は、「グランブルーファンタジー」の規制問題がおこり、サイバーエージェントのスマホゲーム事業は失速気味です。スマホゲームの大ヒットを柱に、右肩上がりに成長してきたサイバーエージェントですが、今回の問題がどのくらい会社に影響してくるのか、不確定要素もある結果になりました。

Businessman in labyrinth余裕のあるうちに次のマーケットを狙う

今回のような局面は、以前にもサイバーエージェントに起こった事がありました。以前にスマホゲームがまだあまり主流では無かった時、それまでのガラケー中心の路線から一転して、スマホゲームに集中し、アメブロ等の自社コンテンツに投資を始めました。ご存じの通り、現在のソーシャルゲームの課金モデルや、それを下支えするメディア展開の手法がその後に確立してくるわけですが、その時にはまだ収益化が確実に出来るかが分からない状況であり、投資をすると決断した事が功を奏した形です。

今回のケースも、一度確立させ成熟してきたスマホゲーム市場から、広告事業という新しい投資領域へとシフトしていこうというフェーズなのではないでしょうか。サイバーエージェントの次なる姿の予兆であるのかもしれません。

BH投資事業であるインターネットテレビ事業の状況は

新たな投資事業であるインターネットテレビ事業ですが、素早い立ち上がりをしています。「AbemaTV」というネットテレビが4月の11日にスタートしましたが、初日から1000万再生を達成しています。アニメのチャンネル複数用意されています。人気チャンネルのランキングをみると、OP5がAbemaNews、深夜アニメ、なつかしアニメ、アニメ24、ドラマというランキングになっています。3つはアニメチャンネルである事を考えると、アニメを見る層と近い層がサービスを利用しているのでしょう。アニメ業界にとっては、このサービスは大きな追い風になり得ます。他のチャンネルからの流入による新しいファン層の獲得や、コンテンツの卸先が増える事を考えると、アニメ業界の活路がここに見出されるかもしれません。アニメ業界の問題の1つは、流通構造にありましたが、その解決方法がここのあるのかもしれません。

AbemaTVはアニメから音楽まで、ジャンルの分かれたチャンネルを無料で視聴出来ますが、こうしたモデルは世界にも類例がありません。この事業によってエンターテインメント業界に新しい展開が訪れるのでしょうか。

画像元:https://pdf.cyberagent.co.jp/C4751/lsfl/hcFp/HPGX.pdf

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