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2016.04.04 ゲーム 「Oculus Rift」出荷開始、VR使用の注意点(VR酔い、子供の使用)

この度、Oculus Riftは、現地時間で、3月28日に仮想現実ヘッドマウントディスプレイ(VR HMD)の「Oculus Rift」の製品版の出荷を開始したということを発表しました。今後、広く普及すると思われるVR HMDですが、今回は、使用する際に注意しなければならない点に関して書かせていただきました。

touch2製品版「Oculus Rift」出荷開始

アメリカのFacebook傘下のOculus VRは、現地時間の3月28日に、VR HMDの出荷を開始したということを発表しました。まずは、クラウドファンディング「Kickstarter」の支援者に同日から出荷、今週半ばから予約者向けに予約順に順次出荷します。日本での購入価格は、送料と税込みで9万4600円。現在、専用サイトより購入すると、届くのが、7月ごろになる見込みとのことです。

shutterstock_265978985VR酔い

VRで最も懸念される影響は、VR酔いです。VRは、周りの風景が動くということで、車酔いや船酔いのような状況になってしまうということが想定されます。これは、自分の行動に対してと視覚による情報に差が出てしまうことによって起こる現象です。例えば、車酔いをする人は、自分で動かしてもいない車に乗車することによって、自分で動いていないのにもかかわらず、周りの風景が勝手に動いているという脳の認識のズレによって起こります。逆にその認識のズレさえなければ酔いにくくなるということです。運転手が車酔いになるということあまり聞かないのは、このためです。そのため、車酔いをする人でもあまり動かない遠くの景色や車が動く方と同じように視線を動かすことで車酔いになりづらくなります。

人事が思わずPCを叩き割るくらい腹を立てる応募者の動きとは

ただVR酔いの難しいところは先に紹介した、視線を動かすだけではないということです。もともとVRのヘッドマウントディスプレイには、頭の動きによって、視線を変えることができます。しかし、その視覚の移動には、ヘットマウントディスプレイやパソコンなどの処理装置の性能が影響してきます。もし処理能力の低いパソコンやヘッドマウントディスプレイを使った場合、フレーム数が少なかったり、視覚の動きにヘッドマウントディスプレイの表示が追いつかなくて遅れて表示されたり、処理速度が足らず、フレーム落ちしてしまったりします。こういうことが頻繁に起こってしまうと、自分の視野を動かすということと見ている映像の動きの違いによってVR酔いを起こしてしまいます。

このようなことを防ぐためにも、ヘッドマウントディスプレイの性能やそれに応じたパソコンを購入し、快適にVRを楽しめる環境を整えるように心がけましょう。Oculus VRのように高価格ながらもハイスペック、高機能のパソコンを使用したヘッドマウントディスプレイが販売されている一方、一部の機能をなくしたり、スペックを落としたりすることにより、1万円以下を実現したヘッドマウントディスプレイもあったりします。どちらを使用するにせよ、使用して気分が悪くなったりした場合は、使用を控えたほうがいいでしょう。

shutterstock_286988390子供に与える影響は

VRを使う際のもう一つの注意点は、年齢制限があるということです。2010年ごろ、3Dテレビなどの立体映像が流行りだした頃に問題となったのが、子供の眼の影響です。人工的に作り出された立体映像は、目の筋肉が発達途中の子供にとって大いに悪影響を与えます。もし低年齢児がこのような映像を見続けた場合、斜視になる可能性が高いと言われています。そのため、Oculus VRでは、13歳未満の使用は禁止しています。

最先端の技術とはいえ

最先端の技術を使ったVRですが、その反面、人体に与える影響がまったくないわけではありません。今後の技術開発でこれらの問題は改善されていくとは思いますが、VRを使う際は、注意事項を確認してから使用しましょう。

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