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2016.01.27 アニメゲーム漫画業界の中小企業経営者さんへ 今話題の「軽減税率」とはなにか 日本経済と業界発展に必要なものは、恋愛と無駄遣い?

記事を読んで頂きありがとうございます。今回は巷で話題になっている「軽減税率」についてお話させていただきます。経済の話は嫌いだ!今そう思った方、この記事はそんなに堅苦しい事を言いませんのでご安心を。

NK「軽減税率」って何?

そもそも軽減税率とはなんなのでしょうか。非常にざっくりというと、これは消費税10%に増税していくにあたり、それだと国民負担が重くなりすぎる、という事で取られた緊急措置のようなものだとお考え下さい。

消費税はもともと5%でした(私はまだ5%であるような気がしています)。しかし主に「少子高齢化によって社会保障費が足りなくなりました」という理由により、段階的に税額を引き上げるという方を現在政府はとっています。

消費税は上がりに上がり、いよいよ10%だ、という所まで来ています。今回の話は、税額を品目によっては引き上げるのを止めておこう、という政府からの提案です。増税だと突き進んでいた一連の政策に対してバランス機能が働いているのです。

shutterstock_105026918ポイントカードを支給するか、納税システムを改変するか。中小企業にとっての負担が大きいのはどちらか

方法は現在2つの案が提案されています。政府案と財務省案です。

前者は品目によって(主に食料品)税額を10%では無く8%にして、2%分については財務処理、会計制度の変更によって消費者へと還元しようという案です。

それに対して財務省案は、一人一人の国民に対してポイントカード(正式には「マイナンバーカード」)を支給し、買い物をするごとにポイントを付けましょう、という制度です。一定のポイントがたまったら後に現金支給をするという制度になります。

私達一般国民(中小企業勤務の一般人)にとって、より負担の大きい方法は前者であるといわれています。つまり、ポイントカード支給の手間よりも、制度をいじくる方が手間が増えてロスが大きいという言う事です。

KS政府の仕事は何か?ケインズ経済学を見直してみると

ここで少し話題を変えます。そもそも政府が市場に果たす機能とは何でしょうか。経済学には「自由放任」という原則が有ります。これは、「資本主義国においては、特別な事が無い限りは政府が干渉しない方が良い。」という考え方です。

そこで政府に期待されていることは、ケインズの経済学によれば2つのことが有ります。1つは「出来るだけ市場を邪魔しないこと」。もう一つは「たまに市場が誤作動した時に財政出動すること」です。

経済が成長するのは、基本的には市場における自由競争が働く事によって起こるのです。より具体的にいうと、日本が豊かになり暮らしが豊かになると言う事の本体は、「良い物が作られ、市場に流通し、消費者によって消費され、企業の売上げが高まって・・・」というサイクルが回る事の他には存在しません。

shutterstock_137978987視点を高めると、「軽減税率」なんて本質的にはどうでも良いということがわかる

さてこの文章の最初の方の話題に戻ります。そもそも今回の軽減税率は、「税率を上げすぎたことによるバランス政策」でした。ではなぜ税額が上がったか?それは国家財政の補填の為です。

では,国家財政の内訳が主に何であるかを知っていますか。

一般会計の歳出項目のうち主なものは「社会保障関係費」、「地方交付税交付金」、「防衛関係費」等ですが、これらをまとめていうと、「公務員の人件費や施設の維持費」になります。

つまり国家財政の本体は国家官僚組織の維持費用なのです。SY

国家官僚組織が維持出来なくなったから、増税をし、増税をした事で国民経済を圧迫しているのですから、ケインズの唱えた政府の機能と比べると丁度真逆の機能を果たしているのが現在の政府なのです。

そう考えると、「増税による国民への負担を軽くする」ために国民生活に配慮して「軽減税率」をすると言う事は論理的にいって逆の順番であるという事が分かります。経済学の原則に忠実に考えるなら、目先の減税よりも、これだけ国民の消費を圧迫し、経済を明らかに滞らせている増税の方を先に問題にすべきなのです。

ZB政府に文句を言うより、今を明るく生きよう!それが業界の発展と経済成長に繋がる

先ほど述べたように、政府の機能とは「自由放任を邪魔しないこと」そして「市場が失敗した時にはサポートすること」の2つです。あくまで日本の経済を強くしていくのは日本国民の日々の経済活動なのです。

最後に、私がおすすめの経済学者をご紹介したいと思います。ヴェルナー・ゾンバルトという人です。この学者はドイツの経済学者なのですが、主著に「恋愛と贅沢と資本主義」というものがあります。

この本では、資本主義の発達を、「貴族が恋愛をするようになり、贅沢品を買うようになり、無駄遣いが増えた。それをだんだん庶民が真似することで資本主義になっていった」と説明しました。私はこの説が大好きです。少なくとも、自分の貧しさを政府のせいにするより、ずっと前向きで楽しそうな道に思えませんか。文句をたれるのは賤民のすることです。世の中に新しい価値を産み出し、文化を創り出していくのは貴族の仕事なのです。

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