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2017.06.30 LINEマンガから編集者募集!現場にインタビューをしてきました!【前編:LINEマンガでできる事って?】

5fbc23d4漫画連載が紙媒体からWEBやアプリ媒体へも広がり、しばらくが経とうとしています。エスティーの調査では10代男女の39.2%、20代男女の47.8%がマンガアプリを「毎日」利用しているという調査結果も出ています。そんな中でも特に人気のアプリ「LINEマンガ」は、月間利用者数が279万人とマンガアプリ利用者数で1位を誇っています(2017年2月時点)。月間利用回数と1回あたりの利用時間もトップという「LINEマンガ」は、既存のコンテンツを連載形式で読めるだけでなくオリジナルの作品が発表されていることも大きな魅力。好調に伸び続けているアプリ漫画業界ですが、その中でどんな人たちがどんな理念のもとに仕事をしているかは意外と知られていません。今日はトップをひた走る「LINEマンガ」から、オリジナル作品を生み出している編集者の方にお話しを伺いました!LINEマンガでは現在こちらの編集部で編集業務を行うスタッフも募集しています。インタビューを読んで興味を持った!という方は文末のリンクから是非ご応募くださいね。

%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%9910アプリ漫画でしかできないこと、アプリ漫画だからできること

ラクジョブ平田(以下ラク): 本日はありがとうございます!LINEマンガは私もスマホにダウンロードしているのですが、オリジナル作品については知らない方もいるかもしれませんのでオリジナル作品の制作についてまず伺っても良いですか?

LINEコンテンツ事業部 LINEマンガ編集チームマネージャー 村田さん(以下村田さん):LINEマンガは2013年4月スタートでしたが、編集部を立ち上げてオリジナル制作に注力し出したのは2015年7月です。プレスリリースなどを出してオリジナルをやっていきますと公表しました。その後、2016年1月にLINEコミックス独自のレーベルを立ち上げました。
IT企業がやっている出版は、編集機能は編集、出版については既存の出版社にライセンスアウトして既存の出版社に出版して貰う形は多いですが、LINEでは私たちが出版社として全てハンドリングしています。ただし、流通させる時はトーハン、日販などの取次への口座開設や在庫管理などの二次管理が必要ですので日販の子会社である日販アイピーエス株式会社に外部委託しています。基本、箱はLINEですので全ての判断は私たちで賄っています。

ラク:どうしても比べられるのが「紙媒体との違い」だと思います。今回お話を伺うマンガチームマネージャーの村田さんと編集長の中野さんはどちらも紙媒体出身だということですが、LINEマンガに来て感じる「紙媒体との違い」は何ですか?

%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%9905村田さん:現在、紙の出版は大きく売上を下げ、アプリや電子が台頭しており紙の出版社は部数を上げることは諦めざるを得ない状況です。そこから鑑みてLINEマンガなどのアプリや媒体は100万近いアクセスです。そうした環境は大きな違いです。LINEマンガを始め漫画アプリは、これから漫画という作品を広げていく上で今の時代にあっていると思います。実際に超有名週刊漫画誌に引けを取らない数も出ており、LINEマンガ自身が隔週や週刊で連載されており今までの雑誌に取って代わる存在になってきています。だからこそ、紙の出版社にいて閉塞感を感じ「どうなっていくのかな」と不安を感じている人にとって本当に良い作家さんや作品をプロデュースして送り出すという所を目指すのであれば大きな選択肢として考えて貰いたいです。

紙で出版していた方がLINEで連載始めて最初に驚かれるのは、連載しているだけなのに読者に読まれている感が凄く体感出来る、ということです。例えば友達から「読んだよ!」と普通に来ますし、SNSなどにも突然感想が届きます。そうした読者との距離感や読まれている感が紙と違うというのを連載開始時から体験してもらえますので既存の編集では出来なかった新しいモチベーションにもなっています。

%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%9904編集長中野さん(以下中野さん):編集者として考えると単行本を”売る為”にどう仕掛けるか?という入口から始まることがありますが、LINEマンガの場合は連載が始まった時点からどう仕掛けていくか?などの工夫のしがいもあり、作品プロデューサーとしてどうやっていくのかを考えるのも楽しい所です。売上の為に作品を作るのではなく、良い作品の為に作品を作るということがしやすい環境です。

また、様々なチャレンジが出来る部分も魅力的です。現行の紙の場合、ジャンルを決めて作家、作品を揃えていきコンテンツが細分化していく中でターゲットを決めて展開してくのは正しいと思います。ただ、広くということを考えた時には色々なジャンルに挑戦すべきです。そうした方が女性や男性、年代も幅広く取り込める形だと思いますのでLINEでは幅広い層に向けてチャレンジしています。

LINEマンガ自体は2200万ダウンロードを超えて使われているサービスです。オリジナル漫画としてターゲットを狭めてしまうと機会損失になり兼ねません。もちろん、作品ごとにはターゲット設定はありますが、そもそも色々な漫画好きがいらっしゃるのに編集部としてターゲットを狭めて対応する必要はないと考えています。面白ければ何でも出来ます。既存の媒体ですと面白ければ何でも載せる、ではあるものの「雑誌の色に合ったもの」という縛りはあります。LINEマンガにはそこはなく編集とスタッフが面白いと感じたものならジャンルには囚われず、チャレンジ出来る自由な環境です。

ラク:なるほど、WEB媒体だからこそできるチャレンジがあるんですね。まだアプリ漫画の歴史は浅いので、チャレンジできる可能性も多岐に渡ると思うと消費者側もワクワクします。ちなみに紙媒体の場合は印刷コストからページや作家を無尽蔵に増やすわけにはいきませんが、もしかしてLINEマンガなどサーバーに作品をUPするスタイルの場合は、ページ数や作家数に制限はないのでしょうか?

村田さん:当然それらが無限とは言いませんが、それに近いと思います。雑誌の様にページ数の制限などはありません。では、何で制限されるかといえば一人当たり担当出来る作品数です。編集スタッフが増えればその人数分は作品数が増えます。ただ、企画にOKが出ていざスタートとなれば複数本を受け持つことも可能ですが、その次も発生してきますのでその辺の余力を残しつつやって欲しいです。ただ増やせば良い、という訳ではありません。クオリティや作品の伸びも考えた上でしっかりと作家さんや作品と向き合っていただきたいです。

続きは 中編《紙媒体から転職した編集者の心の中》 へ!

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平田 ビ・ハイア株式会社副社長 » 詳細プロフィール

アニメ・ゲーム・マンガ業界の求人ビジネスに15年以上携わってきたベテランスタッフです。最近はWEBtoon、VTuber、成人向けコンテンツまで幅広い就転職のお手伝いをしています。求人で不安なことがあればいつでもご相談下さい!

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ビ・ハイア株式会社副社長

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