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2016.01.21 DMMのゲーム開発案件について 今後18禁ゲームアプリ開発多数か。ゲーム受託開発の社長向け情報

kankore艦これから始まったDMMオンラインゲームの波

DMMグループと言えば、会員数1500万人突破、従業員数約1,200名、売上高約1000億円と、ゲーム会社さんにとっても、異質ながらも存在感のある会社として認識されているのではないでしょうか。特に2013年の「艦隊これくしょん」(艦これ)の大ヒット、2015年の「刀剣乱舞」の大ヒットなど、近年はゲーム会社としての顔も広げており、オンラインゲームサービス自体も、2014年8月に720万人だった登録者数が、2015年8月には1320万人になっており、1年ほどで約2倍弱に増えています。

ゲーム会社に案件の話をしても「コンシューマー系、スマホ系、DMM系、どれですか?」「18禁の実績もありますよ」と言われることも多く、感触的には開発会社の3割程度は何かしらの形でDMMに関わっている会社さんです。

DMM.com Gear VR Innovator Edition for S6DMM×VRの無限の可能性

また、DMMさんはVR技術にも力をいれており、動画をパノラマで360°体験できる「DMM.VR」や世界初の3DCGホログラフィック専用エンタテイメント劇場「DMM VR THEATER」、「VRヘッドセットGear VR」のレンタルなどにも取り組んでいます。VRは、専用のヘッドマウントディスプレイを購入する必要があり、消費者の購入の動機付けが課題とされています。PlaystationVRがその起爆剤になるのではないかという世論とは別に、知り合いの会社さんと話をするとDMMがその役割を担うのではないかという声が思いの他多いことに驚きます。

touken刀剣も艦これもゲームアプリ化

日本でAppStore、GooglePlayに次ぐプラットフォームと言えば、やはりDMMであると言っても過言ではないでしょう。PCプラットフォームであり、AppStore、GooglePlayと直接競合しなかったこと、18禁コンテンツや艦これ、刀剣乱舞などの大ヒットゲームがあったこと、DMMそのものの既存ユーザーが流入したことで、AppStore、GooglePlayと異なる第3の勢力となっています。

さらに、艦これ、刀剣乱舞のゲームアプリ化発表からもわかるように、PCのみならずアプリにも力を入れています。「千年戦争アイギス」を始めとして、PCプラットフォームプラットフォーム上で展開しているゲームをDMMアカウントで連動させることでAndroid、iOSでも同じデータで遊べるようになっており、PCゲームユーザーをDMMのゲームアプリへ誘導を図っています。

また、DMMさんでは、18禁コンテンツ利用可能なDMMゲームストアというゲームアプリプラットフォームの展開も始めています。AppStore、GooglePlayの直接的な競合になりえるアプリプラットフォーム分野への展開ですが、AppStore、GooglePlayの18禁不可と違い、18禁×ゲームアプリという新たな分野で戦うことができます。

61IskKUfKPL-330x485AppleともGoogleとも違うプラットフォーマー兼パブリッシャー

カドカワ株式会社代表取締役社長、株式会社ドワンゴ代表取締役会長の川上量生さんの「ニコニコ哲学」という本の中で、川上さんは次のように書いています。

コンテンツをつくらない企業がやっているプラットフォームでは、コンテンツは単なるプロモーション材料に堕落する。でも、任天堂のようにコンテンツを作っているプラットフォームは、コンテンツの価値を下げません。むしろ、ゲーム機本体を安く売って、ソフトの売上で回収しようとする。だから、任天堂のソフトの売上は値崩れが起きなかったんです。最終的にコピーなどが可能だったPCゲームではなく、ゲーム機ビジネスで任天堂が買った理由は、コンテンツの価値が下がらなかったからです。

Apple、Googleとの最大の違いはゲーム事業への力の入れ方、お金のかけ方です。AppleともGoogleにとってゲームアプリはプラットフォーム上のコンテンツ以上の意味合いはありません。しかし、DMMにとってはプラットフォームもコンテンツもどちらも自社のサービスであり、どちらも同時に押し出して一気にシェアを広げようとします。そして、アプリに力と入れている今がちょうどそのタイミングです。

DMM.R18DMMオリジナルゲームアプリも多数開発か

さて、開発会社としての関心ということでいうと、今後どれくらいの案件がDMMから出てくるのかということかと思います。DMMさんの方向性としては、PCブラウザですでに運営中のゲームをゲームアプリに移植するという流れのようです。

すでにリリースされているタイトルの移植なので、1から開発するよりも費用を抑えられる、運営ノウハウも流用できる、DMMゲームストアの規模拡大にもつながる、などの理由があります。春先までに10本のリリース予定があり、その中にはゲームアプリ先行のオリジナルタイトルの予定もあるということです。まずは勢いをつけるためにタイトルを大量投入して様子見という感じでしょうが、ある程度の収益性が見込めれば、DMMがさらに費用を投下して継続的に開発の可能性もあります。

DMMさんは大量のタイトルを一斉に作るので、外部の開発会社にマルっと開発を外注することが多いです。艦これも角川ゲームスさんの開発ですし、刀剣乱舞もニトロプラスさんの開発です。先行者利益を狙うのであれば、DMMのゲームアプリ開発は狙い目ではないでしょうか。ビ・ハイアにも定期的にDMMさん関連の案件を手伝ってくれる会社を探していますという相談をいただきます。もしDMM系も含めて案件がほしいという会社があればお気軽にご連絡ください。

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