東京都千代田区岩本町にあるゲーム3DCG制作会社、株式会社ザックス・エンターテインメントの2代目社長太田潤一さんに聞いてみました!
「3DCGデザイナーとして仕事する上で大切なこと」をインタビュー!
株式会社ザックス・エンターテインメントの一番の特徴は、ハイエンドゲーム機の3DCG制作が事業の大半を占めていることにあります。コンシューマーゲームの売上低迷とスマホゲームの隆盛から、スマホゲームの3DCG制作が主流になりつつある中で、コンシューマーゲームの3DCG制作を手がける会社は徐々に少なくなっています。
創業20年のザックス・エンターテインメントがコンシューマーゲームの3DCG制作を続けられているのには理由があります。実はザックス・エンターテインメントが3DCG制作専門の会社になったのは4年前のことでした。それまでは、企画から開発、納品までをワンストップで行うゲームデベロッパーでした。社内には、ディレクター、プランナー、プログラマー、2DCGデザイナーも在籍していました。ところが、クライアントの一社が倒産したことで、開発全般を取りまとめ続けることができなくなり、もともと強みだったゲームの3DCG部分だけに特化した会社として生まれ変わりました。
元々の創業メンバーでもあり、3DCGデザイナーでもあった太田さんが社長になったのもそのタイミングでした。3DCGのみを細作する会社もゲーム開発全般を事業にしながら3DCGを制作できる会社もありますが、ゲームのことが全部わかった上で3DCG制作のみにあえて特化している会社は他にありません。コンシューマーゲームのメーカーからも「ちゃんとゲームの中で動くことを想定された3DCGゲームデータが納品される」ということで高い信頼を得ています。
そんな太田さんに「3DCGデザイナーとして仕事する上で大切なこと」を聞いたところ、「デザイナーに大切なことは『記憶力』です」という答えが返ってきました。例えば、「コカコーラのビンを3Dにしてくれ」というオーダーがあった時、デザイナーは2つのタイプに分かれるそうです。一つは、まず実物を買ってきて、あるいはネットで検索してコカコーラのビンを確かめる人。もう一つは、記憶を頼りに作り始める人です。
一見すると、確かめた上で制作に取りかかった方がより正確で良い3Dモデルができると思うかもしれないですが、実際には確かめる分の時間は無駄になってしまうし、いくら精緻にコピーしたからといってそれが必ずいいものになるとは限りません。どこまでいっても3DCGが嘘であり、現実にはなりえない以上、大切なのはその3Dを見たときにどれだけ納得感を与えることができるか、見る人に何を伝えたいかというイメージです。
だからこそできるだけ多くのものを見て知って、イメージを豊かにしておく「記憶力」が一番大切であり、イメージを伝えるために表現を構築することこそが「デザイン」という作業なんだ、ということです。相手の受け取るイメージを考えて3DCGの制作を行う仕事の姿勢に、ザックス・エンターテインメントがクライアントから高い評価を受けている秘密もあるのかもしれません。ぜひザックス・エンターテインメントでコンシューマーゲームの3DCG制作を仕事にしたい方は、求人の情報をご覧になってください。
◎株式会社ザックス・エンターテインメント
ゲーム3DCGデザイナー募集
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_company&id=5656b4ba4d7ff9565