ゲーム業界 VRとUnreal Ungineから考えるゲーム業界の未来

PlayStation®VRをSony Computer Entertainment(SCE)は上期に発売予定としています。今後日本のゲーム業界、ゲームVR業界の成長がとても楽しみです。興味がある方もたくさんいらっしゃると思いますが、VRとはバーチャルリアリティーの略で日本語では仮想現実ですが、高い没入感が得られます。もともとは1960年代のアーケードVRからはじまり、日本では1990年代にブームが来ましたがその時は広まらずにブームが去っていきました。VR自体の歴史はすでに50年ほどありますがそのVR史上第3のブームがまさに2015年からです。そして牽引役はゲームだと言われており、その中心にあるのがOculus Riftやこれから発売されるPlayStation®VRでしょう。

東京ゲームショーにもVR関連のブースが出展!

東京ゲームショーにもVR関連のブースが出展!

https://www.moguravr.com/tgs2015/

Oculus VRの今後に注目が集まっている。

Oculus VRの今後に注目が集まっている。

https://www.oculus.com/ja

私もはじめてヘッドマウントディプレイを体験した時は、映像の中にいたので周りの現実世界の事に配慮する余裕なく叫んでいました。今関わっている映像制作会社の社長たちはVRゲームに注目していて、面白いものを作りたいと目を輝かせています。体験したら理解出来るあの没入感と面白さでたくさんの人に、VRゲームを楽しんだり作ったりしてもらえたら、このゲーム業界がさらに盛り上がるだろうと思っています。VRが日本で最初のブームを迎えた1990年から数えて20数年経って、コンテンツもかなり進化しています。手紙、電話、ポケベル、携帯電話と通信手段もどんどん移り変わり、その携帯電話はガラケーからスマートフォンに変わりました。今までなかったものがどんどん当たり前になっていきます。どんどん変化し続ける中でVRゲームを作っていくという事を考えていきましょう。

まず気になるのがVRゲームの市場規模です。今後日本、そして世界に影響を与えていくと言われてはいるものの、ゲーム全体の売り上げのうちVRゲームの占める割合はたったの1%と言われています。

Electronic Artsの最高財務責任者Blake Jorgensen氏がUBS Global Technology ConferenceにてVRとゲームの市場規模について語っています。
https://www.gamespark.jp/article/2015/11/17/61820.html

vr

Jorgensen氏はVRの市場規模が大きくなるのに、少なくとも1年から3年が必要であるとの考えを示し、ゲームで利用される前に別の選択肢が登場する可能性を示唆。同氏は、長期的に考えて5年以上後には確かなVR市場があるだろうと述べ、その時にはゲームを楽しむための刺激的な要素になっていると語っています。

私たちビ・ハイアでは2015年11月にVR 3DCG 交流会を会社役員向けに開催しました。まだ参入していない会社からは期待の声がありつつも、ちょっと厳しんじゃないのか、上手くいかないかもしれないのではないかという意見もあり、日本のゲーム業界には受け入れられていない部分がまだまだあります。しかしPlayStation®VRが発売すればVRゲームの認知度が一気に上がり、VRゲームに携わる人もますます増えていくでしょう。そのVRゲーム業界で働く皆さんは、どんな事がやってみたいでしょうか?まだ確立されていない業界で働く事はもしかすると、思ってもいないほどの試練がやってくるかもしれません。しかし、新感覚のVRゲームというものを作って、多くの人を楽しませる事が出来ると考えたらとても刺激的で楽しい事ではないでしょうか?

そんな VRゲーム業界で今どんな事が話されているのか、たくさんの映像制作会社の社長とお話しした事等をご紹介したいと思います。VRゲームを作っている会社の社長たちの中で話題になっているのが、もともと主にFPS用に開発されたUnreal Engineです。Unreal Engine4を用いて開発されているゲームは、キングダムハーツ(PlayStation4、Xbox One)、LOST LEAVERS(Wiil U)、ストリートファイターⅤ(Microsoft Windows 、PlayStation4)、鉄拳(アーケードゲーム)等々です。日本のゲーム業界においてソーシャルゲームが主流となっているためかUnreal Engine4が使われている例はまだまだ少ないです。そんな中なぜ今Unreal Engine4を使うのか、Unreal Engine4に特化してゲーム開発を行っている社長に伺ってみました。

「Unreal Engine4でVRゲームを作るのは簡単で、ハイエンドなものを簡単につるろうとするとUnreal Engine4になる。Blueprint(ブループリント)で簡単に効率良くゲームが作れる」

ここで株式会社ヒストリアの1人のアーティストが UNREAL ENGINE 4 を駆使し、僅か1カ月で制作した UNREAL ENGINE 4 採用 IOS / ANDROID アプリがリリース!という記事を紹介します。

iOS、Android両対応のアプリがたった1ヶ月でできてしまう!

iOS、Android両対応のアプリがたった1ヶ月でできてしまう!

この記事からもわかるように今まででは考えられないくらいの速さでゲームが作れてしまいます。Unreal Engine4は3Dグラフィックスにプログラミング言語で記述された命令を実行しゲームを動かしていきます。そしてUnreal Engine4のプログラミングはC++とBlueprintが組み込まれており、Blueprintはビジュアル言語のため、新たにプログラミングを覚えようとしている人には使いやすいツールです。そんなに簡単にゲームが作れるのなら私もやってみたい!と思ったほどです。しかし先ほど発言を取り上げた社長はこう続けました。

「Unreal Engineを使えてもやはり、C++ができる方がよりおもしろいゲームが作れる」

標準装備されている機能でも充分ゲームは作れますが、こだわりのあるゲームを作りたいと思えばやはりC++を使いこなせる必要があります。ただ、ゲームを作っていく中でそれなりのスキルは必要になってきますし、追加で覚えていくものでもあると思いますが、VRゲームを作る事はミドルウェアの進歩と商品の値段が下がったこともあり、数年前に比べると格段に作りやすくなっています。さらに話を聞いた社長は続けて言いました。

「スマホの基本性能が上がった事によりUnreal Engine4で求められる事が使えるようになってきている。」

Unreal Engineがゲーム業界を変える!?

Unreal Engineがゲーム業界を変える!?

ゲーム業界から革命起こる、進化続けるUnreal Engineの今という記事を見てみると、Unreal Engineの大胆な価格変更に伴い、今後さらにハイエンドなスマホの3Dゲームが作れるようになっていく可能性は大いにあります。そんな今の時代にピッタリくるUnreal Engine4もまだまだUnityに比べるとユーザーは少ないです。今ハイエンドな3DCGゲームを作る際の選択肢の一つとしてUnreal Engine4を入れてみるのも良いのではないでしょうか。

VRの臨場感溢れる映像はまるでそれが現実で起こっているような感覚に陥りますし、実際危機的場面では思わず手に汗握ります。キャラが自分の横にいて一緒に戦ったり、敵の息が耳元で聞こえる様な感覚が味わえます。そんな今までになかったVRゲーム業界に飛び込み、同じ業界で働く仲間が沢山いるとさらに面白いゲームが世の中に発表されていくのではないかと期待が抑えられませんし、きっと多くの人を楽しませられると思います。ラクジョブではこういった業界に関係する最新情報をどんどん発信していくので、是非自分自身、御社自身の未来のために交流会を活用してみてください!弊社主催の交流会ではたくさんの優良企業との出会いがありますので、要チェックです!

VR案件やその他仕事のご紹介や人材募集については下記より☆