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2016.08.29 ゲーム 脳にもたらす効能 脳トレよりも効果があるものとは?

gameゲームと脳の関連性

記事を読んでいただきありがとうございます。今回取り上げるのはゲームと脳に関する記事です。以前から『ゲーム脳』という単語を耳にする機会が多少あったかと思います。結局その『ゲーム脳』という言葉の裏付けとなる研究データ自体古いものでしたし、最新の脳科学からしてもゲームが直接的に脳に悪影響を与えているという根拠がないという話でした。それはラクジョブ新聞でも取り上げました。

ゲーム脳は古い アニメゲームマンガ依存とアップル教信者の共通点

ゲームに限った話ではないですが、何をするにもずっと同じことばかりしていると刺激に慣れて同じ部分しか体も脳も使わなくなり、反応だけで生活できるようになってしまいます。ずっとRPGばかり遊んでいる人はゲームと言われたら連想するのはプレイ中のRPGなのかはたまた過去に遊んだ記憶に残る名作RPGなのかの差はあれど、結局はRPGです。これはシューティングゲームでもそうですし、ソーシャルゲームでもそうですし、リズムゲームでもそうです。

継続的に同じゲームをプレイしていると、新しいゲームの情報を積極的に仕入れるということよりも既存のゲームをいかに進めていくかにしか興味がわかないようになります。コンシューマーゲームであれば終わりが来るので必然的に次に向かう必要があったのですが、特にオンラインゲームやソーシャルゲームは終わりがないので、いつまでも遊び続けることができてしまいます。

woman uses magnifying glass to check contractゲームのジャンルと効能の関係性

最近では『Pokemon GO』が業界を賑わせましたが、今回ゲームと脳の関係性において新しく発見されたのは、ゲームジャンルによって脳の働きを高める効果があるということがわかりました、具体的な内容を引用します。

引用開始

注意力や迅速な情報処理、課題の切り替えの柔軟性、頭の中で物体の回転を思い描く力など、様々な認知機能の向上が厳密な心理テストで実証されている。一例はスイスのジュネーブ大学などの研究グループが行った次のような実験だ。

 被験者としてビデオゲームをめったにしない人を集め、認知能力の事前テストを行った後、無作為に2つのグループに分ける。一方のグループはアクションゲームを、対照グループはソーシャルゲーム(プレーヤー間の交流を必要とするゲーム)などアクションゲーム以外のゲームをしてもらう。両グループは数週間にわたって1日1時間、週5日間ゲームをプレイする。このトレーニングの数日後に最初と同じ心理テストをすると、アクションゲームで鍛えたグループの方が対照グループよりも認知力の向上が常に大きくなった。

引用終了

ゲームに意外な効能 脳の「認知力」アップ

この実験の面白いところは被験者がプレイするジャンルによって認知力の向上が見られたという点です。比較的のんびりできるRPGやアドベンチャーゲームなどをするのではなく、短いスパンでアクションを求められるタイプのアクションゲームや引用した文章には書いていないですが、咄嗟の判断力が求められるシューティングゲームでも似たような効果が得られるような気はします。瞬時の判断が繰り返し求められることにより、しかもそれが状況に応じて変わっている場合、脳に大きな負担をかけることになり、結果として認知度が増して行くのではないかと思います。脳に負担をかければかけるほど、疲れは出やすくなりますが、それだけ脳を使っている証拠だとも言えるでしょう。

online banking, e-commerce concept. Shocked man using smartphoneゲーマーほど仕事の効率がいい?

ゲームはまだインタラクティブ性があり、こちらからの入力によって結果が変わることがあります。アニメに関しては視聴をするだけで人間側からのアクションを特に必要としていません。漫画の場合は絵と文字だけなので脳内で再生するときには独自に音声や色などを付け加えているはずです。その点においてはまだ想像力を働かせる余地があります。小説であれば文字しかないので、挿絵があるとはいえ量が少ないですし、漫画以上に想像力を働かせる必要があります。

と簡単には考えてしまいがちですが、いろんなところに興味を持てばいくらでもそれは変えることができます。例えば一番受け身で良いと書いたアニメに関しても、誰が監督なのかとか声優は誰なのかとかアニメ制作会社はどこで作画監督は誰で脚本は誰で作画のクオリティがどうなのかという、それこそあげたらきりがないぐらい思考するポイントはあります。重要なのはいかに意識の幅を広げるかにあります。先ほど引用した文章に下記の内容が記載されていました。

引用開始

またある研究によると、腹腔(ふくくう)鏡手術を手がける医師がビデオゲーム好きのゲーマーである場合、十分な正確さを保ちながら短時間で手術を終えていることがわかった。ゲーマーの外科医はただ手早いだけではなく、仕事の効率もいいようだ。

引用終了

ゲームに意外な効能 脳の「認知力」アップ

アクションゲームをしている人なのかはわかりませんが、おそらく仕事をしている時もゲームをしている時も興味の幅というか考えている場所の広さが大きくて、手術をするときにも色んなところに意識がいってその結果普通の人よりも早く終わるのではないでしょうか。ゲームをすることによってそういった幅広く同時に進行で考える能力が鍛えられるのであれば、それはゲームを敬遠してきた人にも改めてゲームをして見ることを薦めてみたいと思います。

脳とゲームの関係性はまだまだこれからも新しいデータや理論が発表されると思います。ゲームが人間の進化をもたらすような時もやってくるかもしれません。またゲーマーであるほど仕事の効率がいいというような、業界にとってもいいニュースはこれからもどんどん取り上げて紹介していきたいと思います。

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