ゲーム業界に転職したい

毎年、ゲーム会社への就職希望者は非常に多いです。 にもかかわらず、ゲーム制作の現場を支える中小規模のゲーム開発会社では人材が足りないと嘆いています。 これはなぜでしょうか?

ゲーム業界の転職・求人情報は大手であれば一般的な転職・求人情報を取り扱う媒体で掲載されています。 ところが中小規模のゲーム開発会社の転職・求人情報はほとんど外部の目にふれることがありません。その理由は大きく2つに分けられます。

第一に、契約の関係で実際に制作したゲームタイトルを公開できず、求人広告媒体に転職・求人情報を掲載する際、 自社の魅力を求職者に十分伝えきれないという問題があります。

第二に、魅力的なゲームタイトルの制作実績があっても、まだ売上高が少ないゲーム開発会社にとって、 通常の転職・求人媒体に数十万円から数百万円もかけられるほど資金に余裕があるわけでもないという点が挙げられます。

それらの結果、良い人材と出会えず、会社の成長は鈍っていき、ますます転職・求人情報が世の中に出なくなります。 お金をかけられないため、結果的に自社の採用ホームページや専門学校などの求人情報の掲示板に掲載するしかないということになってしまいます。

また、地方格差の問題もあります。ゲーム開発会社は大小合わせて日本に数千ありますが、そのほとんどが東京や大阪など大都市圏に集中しています。 数少ない求人情報を見ることができるのも大都市圏で専門学校などに通っている人だけで、逆に地方にいる人には求人情報が効率的に伝わりません。

このままでは新しい発想や技術をもったクリエイターがゲーム業界に参入するのを妨げることとなります。 クリエイターの参入が阻害されるとゲーム業界全体の発展も停滞することは火を見るより明らかです。

ゲーム業界は転職・求人情報が閉鎖的(特に経験者の転職・求人情報が閉鎖的)で、現場はいつも人手不足で困っています。 人手不足でいつも忙しい、制作に追われる、それ故に、人を探す暇がない。そうした悪循環が起きています。 これはゲーム自体のクオリティにも影響する重大な話です。人手不足という状況は、規模の大小にかかわらず業界全体の大きな問題となっています。 大手の開発会社は足りない人材を、外部への委託開発や外部の開発会社からの出向及び派遣社員をとることで欠員を補って解決しようとします。 それで解決できるのは一部だけで、まだまだ人手が足りていません。

逆説的ですが、ゲーム業界に就職・転職を考えている人にはチャンスといえます。 なぜならば、新卒であっても最低限の技術さえあれば、あとは情熱次第で業界への門戸が開かれているのです。 さらに、中途、経験者であればさらに良い条件の職場に転職することも可能です。 転職・求人情報が閉鎖的すぎると業界自体に新しい人材の流入が阻害され、ゲーム業界全体に閉塞感がうまれてしまいます。 閉塞感が生まれるということは、面白いゲームが減るということであり、ユーザーとして最も悲しい事態です。 ラクジョブでは転職・求人情報をより一般的に広く公開し、それにより業界自体の活性化、それにより良質のゲーム作品が生まれることを願っており、 そのために様々な試みを展開しています。

展開の一つとして、ラクジョブでは中小規模から大手のゲーム開発会社まで、 ゲーム業界の様々な転職・求人情報を検索ロボットが自動的に収集する機能を搭載し、一つでも多くの情報を掲載するように取り組んでいます。 より多くのクリエイターがゲーム業界へ参入する手助けとなるよう、 数多くの転職・求人情報の中から、求職者にマッチする案件を一括で検索できる仕組みを用意しました。

ゲーム業界について・・・

ゲームのリリース直前は家に帰れないなどといった話を耳にするゲーム業界ですが、様々なメリットもあります。 ここでは一般的な業界とゲーム業界との違いを挙げてみます。

まず、なによりもクリエイティブな仕事であるということです。 仕事はどんなことでもクリエイティブさを求められますが、一般的な業界よりもさらにクリエイティブさを求められます。 産業として作品を作っているので、非常に面白い仕事だといえます。 ゲームを作るということは、何もないところからひとつの作品を作り上げるとても想像力や発想を活かせる仕事です。

また、ゲーム業界は平均年齢が低く、実力主義の社会です。 実力が認められれば20代前半でもチーフ、プロジェクトリーダーになることは十分に可能であり、 そもそもゲームがビジネスになってからまだ20年くらいしか経っていません。それだけに様々な可能性を秘めている業界といえます。 社長になって革新的な方法で業界に風穴を開ける、といったことも夢ではありません。

30代限界説?

ゲーム開発の仕事は30代が限界だ、という噂をよく聞きますが、実際のところはまったくのデタラメです。 ラクジョブを運営していると色々な人に出会うことがありますが、40代でも50代でも現役バリバリの人はたくさんいます。 ゲームクリエイターという仕事ができてまだ20年くらいです。ゲーム業界創成期にゲーム会社に新卒で入った人でもまだ40歳そこそこということです。 つまり、ゲーム開発の仕事をしてきて30代を突破したという人がほとんどいないわけです。

ゲーム業界は、それだけに未完成な業界でもあり、可能性を秘めている業界でもあります。 このラクジョブでは、未完成な業界を支える未来のクリエイターへ数多くのゲーム業界の転職・求人情報を公開、流通していけるようにしていきます。

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