今回は、採用担当者や経営者が面接の時に採用担当者が就職希望者によく質問するポートフォリオに関する質問についてです。特に卒業制作で複数名で制作した作品に関して書いております。
ポートフォリオは重要
以前、ゲームデザイナーにとってポートフォリオは重要ですという記事を書きました。
しかし、それはゲームのデザイナーのみではありません。ゲームのプログラマーにしろ、3DCGデザイナーにしろ、アニメーターにしろ、クリエイターであればポートフォリオは重要です。当たり前のことですが、それを示すことによって自分の実力を見せることをアピールすることができますし、多ければ多いほど幅広いお仕事へと繋がる可能性があります。
採用担当者が気にすること
採用担当や経営者は面接の際に、まず考えることは、この人を採用してちゃんと貢献してくれるかです。採用活動するだけでも、広告掲載費や説明会の会場費、そして雇用後の給与のことなど様々な出費があります。そのために、面接で人間性を見ているとともに、ポートフォリオを見て、この人の実力はどれくらいなのだろうか、どのようなスキルを持っているのだろうかということを気にします。そして何より見込みも含めて会社経営にプラスになるのかを考えています。
ポートフォリオは卒業制作のみになってはいけない
先ほど、ポートフォリオは重要ですというお話をしましたが、時に、ポートフォリオのクオリティー以外で印象を悪くするケースがあります。採用担当者や経営者の方とお話しする際に時々聞くのが、ポートフォリオや制作物の映像を見せてもらうことがあるけど判断がつかないということをよく聞きます。よくよく話を聞くと大概、ポートフォリオとして、卒業制作のものを持ってきたからでした。イラストのような一人ですべてを作り上げられるものであれば問題ありませんが、映像制作のような一人ではできないものに関しては複数名のグループで制作していると思います。ここに学生と採用担当者、経営者との認識のズレがあります。学生としては一つの制作物としての認識ですが、面接官からしてみれば、その人が実際どの程度のスキルを持っているかを知りたいわけです。当然として聞かれるのが、「あなたはこの作品のどの部分をやりましたか」です。面接まで呼ばれているのであれば少なからず興味はあるとは思いますが、もしどの部分をやったのかわからないようなポートフォリオのみだったら、書類選考の時点で不利になる可能性がありますね。
ポートフォリオは大量かつわかりやすく
ゲームデザイナーのポートフォリオの書き方に関しては、キャラや背景、UIなど様々なものをテイストを変えて、とにかくたくさん書いてくださいということを書きました。それに関しては、ゲームプログラマーも3DCGデザイナーもアニメーターも変わりません。仕事をより多く受けるためにもいろいろなことができる必要があります。逆にあまりにも多い場合は、その仕事内容と似たポートフォリオをまとめればいいです。ただ、先に話したように、共同で作ったものに関しては一定の配慮が必要です。例えば、映像制作を複数名で制作した場合、「映像の再生時間何分何秒から表示されるこの部分をやりました」などを別紙にまとめておくといいでしょう。
ラクジョブではアニメゲーム漫画業界のクリエイター向けの求人サイトを運営しております。そのため、クリエイターが就職転職する上での疑問や質問にお答えできると思います。もし質問やご相談等がありましたら、下記のフォームよりご相談ください。
ラクジョブ、採用の相談などは下記からどうぞ