ここでは、ラクジョブメルマガで会員の皆さんにお届けしている就職・転職に関するコラム（と、全く無関係に撮られた弊社の猫の写真）をお送りします！ ちなみに本日の猫は「仲良し兄妹猫」です。本編とは関係ありません。
今日のテーマは
「未経験だけど美少女ゲーム会社に入りたい！という方へのご回答」です。
先日、アニメゲームマンガ業界以外での社会人経験を持つ20代の若手の方からラクジョブ宛に下記のような就転職のご相談がありました。
「将来美少女ゲーム業界でグラフィッカーになりたいと考えています。現在は独学で絵を勉強していますが、数社の美少女ゲーム会社さんに応募してもまだご縁がありません。美少女ゲーム業界に入るにはどうしたらいいでしょうか。それとも、未経験者の場合は美少女ゲーム業界に入るのは厳しいのでしょうか」
今回は、このご質問を元に、美少女ゲーム業界（エロゲ業界、アダルトゲーム業界）の現状と業界就転職を希望される方へのアドバイスを行います。
美少女ゲーム業界は、00年代の黄金時代に比べかなりシビアな状況になっています。下のグラフは2012年以降の市場の流れで徐々に下がっていることが見受けられますが、2007年時点では350億円近い市場があったという計算データもあり、かつての半分近くまで市場規模が縮まっていることがわかります。
美少女ゲーム業界の市場規模は年々下がっている（クールジャパンマーケット／オタク市場の徹底研究より）
PCゲームというプラットフォームの厳しさだけでなく、DMM等巨大企業の台頭や、業界全体の様々な自主規制や他業界、作家引き抜き、不正利用の増加など様々な理由で、PC美少女ゲーム業界は縮小を続けています。次の作品をどう作るか、どう売るかということも悩みのタネ採用も消極的な会社が少なくありません。2000年代であれば、学生でもアルバイトとして入りそのまま入社できるパターンもありましたが、現在は「本当に優秀」とわからなければ双方にリスクがあるため及び腰になるのです。特にグラフィッカー（原画家）は作品の看板とも言える大事なパートですから、業界経験やイラストレーターとしての実績を作らないと採用まで進みづらいかもしれません。
もし原画家としての採用だけを考えるのであれば、イラスト制作の腕を磨き、例えば同人即売会などで壁サークルになるような知名度まで稼げば採用されやすくなります。…とはいえ、壁サークルはそう短期間で簡単になれるものでもありませんよね。その場合は2通りの方法でグラフィッカーを目指しましょう。
1.彩色の仕事から美少女ゲーム業界に入る
彩色のお仕事は文字通り線画に色を塗るものです。もしデッサンや線画にはまだ自信がなくても、彩色からキャリアを積んで絵を勉強して原画家になったという方もいらっしゃいます。彩色スキルに自信があるという方は、その方向で求人を探してみましょう。
→「ゲーム 彩色 美少女」の求人検索結果一覧
2. スクリプターなど未経験可の美少女ゲームの仕事に関わる
まず美少女ゲームの仕事に何でも良いから関わりたい、という場合は、未経験募集も多いスクリプターの仕事がおすすめです。 スクリプターは演出にも関わりますし、美少女ゲーム業界の様々なルールを学ぶこともできます。
ここで業界経験を2～3年学び、絵の練習もしてスキルを上げて転職活動をしたり、その会社の中で絵を描かせて欲しいと頼むのも堅実な実績の積み方でしょう。例えばラクジョブだと下記のような会社さんがスクリプター募集を行っています。
シナリオライターを目指したい人も歓迎致します！美少女の動作や表情を司るスクリプター募集中！／株式会社ワークマン（ゲームブランド:KISS/Matatabi)
是非参考にしてみてください。
次回は「コンシューマー案件は増えているの？」について！
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