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2016.04.15 ゲームプランナー 求人 ゲームプランナーとマッキンゼー ゲームプランナーになるには 論理的な思考とゲームの経験値が必要です。

今回はとある数十名規模のゲーム開発会社の方から伺ったゲームプランナーになるために必要な能力についての話です。ゲームプランナーとしても15年近くのキャリアを持ち、そのゲーム開発会社の設立から10年以上も第一線で活躍し続けている業界最先端の方の話です。ぜひ参考にしてみてください。

Fotolia_98654247_Subscription_Monthly_M-e1452127664223-850x404ゲームプランナーに最低限必要な能力は2つだけ

ゲームプランナーというと、プランという言葉からゲームの企画をする人というイメージを持つ人が多いかと思いますが、実際にはゲームプランナーの仕事内容はキック以外にも多岐に渡っています。ゲーム開発現場には大きく分けてプランナーとディレクター、プログラマー、デザイナーがいます。

プログラマーはプログラミングをしてゲームの開発をしますし、デザイナーは絵を描いたりCGを制作したりしてゲームグラフィックを作ります。ディレクターとプランナーはその境目があいまいなこともありますが、基本的にはディレクターが企画やクライアントとの折衝をし、プランナーがそのサポートやプロジェクトの進捗管理やプログラマー、デザイナーへの仕様書作成やスクリプトを書いたりします。非常にざっくりとした言い方をしてしまうのであれば、ディレクター、プログラマー、デザイナーがやること以外の全てがプランナーの業務範囲です。そしてそのプランナーとしての幅広い業務範囲をカバーするのに最低限必要なことは論理的な思考力とゲームの経験値の2つだということです。

pixta_17304284_M-e1452229883648論理的な思考力とは何か

応募条件に「論理的な思考力」という文言を見たことがある方は、正直この言葉だけ見てもよくわからないと思ったのではないでしょうか。この「論理的な思考力」という曖昧な言葉についてもう少し詳しく掘り下げてみたいと思います。

論理的な思考力とは何もゲームプランナーの求人でのみ求められるものではありません。実際にはゲームプランナーの求人よりも大手企業の総合職などで多く目にする文言だと思います。ではその両方に共通することは何か。それは言ったことをちゃんと理解してくれるかどうか、理解した上で他の人にも伝達できるかどうかです。つまりプランナーや大手企業の総合職という幅広い業務範囲についてその骨子を理解できるかどうか、理解した上でプログラマー、デザイナー、内部関係者、外部関係者に伝えられるかどうかということです。そのために必要なのが論理的であるということです。

デザイナーやプログラマー、あるいはクライアントと話をして何かを伝えたいときに、プランナーは自分の頭の中にあるもの、まだそこに形はないものを伝えて、理解してもらう必要があります。そうでないとデザイナーやプログラマーも思ったようなものを作ってくれませんしクライアントも納得して首を縦に振ってくれません。そのために仕様書をわかりやすく作る必要がありますし、企画書に収益予測や開発費などの数字を提示する必要があります。自分の思っていることをどう伝えればいいかを考えることから仕様書や企画書がどんな風であるべきか、自分が開発現場の進捗を含めどんな情報を把握しておくべきが導き出されます。その思考方法と思考から仕事内容に落とし込めるかどうかということが論理的な思考力があるかどうかと同義になります。

Fotolia_99683044_Subscription_Monthly_M-330x245ゲームの経験値はどれくらいあればいいのか

そしてもう一つがゲームの経験値です。つまりゲームをどれくらいやってきたかということです。今回はこのゲームの経験値について量と質の両面で考えてみたいと思います。

ゲームの経験値があるかどうかという基準でいうと、「ゲームが好きでよくゲームで遊んでいるから十分資格がある」と考える人も多いかと思いますが、その前にゲームプランナーが考えるゲームの経験値についての基準がどれくらいなのかを考える必要があります。例えば今回話を聞いた方の基準で言えば、ゲームを10年間遊び続けた人というのが基準として上がっていました。ちなみにこの方の場合、平日は日に7,8時間、土日は14,15時間平気でゲームができるくらいにはゲームが好きだそうです。必ずしもここまではなくてもいいかもしれませんが、行き帰りの電車の中でパズドラをやっているとか、FF、ドラクエが大好きですとは少しズレを感じていただけるかと思います。

また、質に関しても、単にゲームをプレイするだけではなく、どれくらいゲームが上手くなれるかも一つのポイントだと言います。ゲームの上手さにはある程度時間を重ねれば上手くなれる部分とその先の考えないとうまくなれない部分があります例えばソシャゲであれば毎日プレイすればするだけキャラが強くなってゲームもサクサクプレイできるようになることは当然です。また、RPGも基本的には普通にプレイしていればクリアできるように設計されています。しかし、格ゲーで連勝しようとしたり、FPSやオンラインゲームをやろうとしたり、RTAに挑戦しようとしたりするのだと1つ次元が違うことはゲームを遊ぶ人であればわかるかと思います。少なくともゲームプランナーとしてゲームのことを考えられる人、ゲームのルールを作る人であれば、その1つ上の次元でもある程度通用できるという自信がある人が好ましいとのことです。ある意味ではゲームに遊ばさせられているかゲームを遊び尽くせるかの違いとも言えるかもしれません。

41SlIjtvvtLゲームのことをどれだけ真剣に考えられるか

以上の論理的思考力とゲームの経験値がプランナーに求められるものです。しかし、この2つはさらに言えば、どれだけゲームに真剣に向き合うことができたかということができるかもしれません。ゲームに向き合ってゲームのことを考えるからゲームを作るためにどんなことをすればいいかという論理的思考もできますし、ゲームに向き合ってゲームが上手くなるためにどうすればいいかを真剣に考えればゲームの経験値とも言えるようになりますし、今プレイしているゲームがなんで面白いのかも真剣に考えることができれば今作っているゲームにどうあれば面白くなるのかも考えることができます。

マッキンゼーで12年間採用マネージャーを務めた伊賀泰代さんの書かれた「採用基準」という本の中では、「思考意欲」と「思考体力」という言葉が使われていました。これをゲームプランナーの求人風に言うのであれば、「面白いゲームを作りたいという情熱がどれだけあるか」と「ゲームを面白くすることにどれだけ真剣に向き合えるか」と言えるのではないでしょうか。つまり簡単に言ってしまうと、面白いゲームを作りたいのであればそれだけ大変なことが待ち構えているけどそこに立ち向かう覚悟が果たしてあるのか」ということです。その覚悟を持っている人は必然的に論理的な思考力もゲームの経験値も持っているはずです。せっかくなのでゲームプランナーを目指される方はぜひ自分がゲームプランナーになるということについてもド真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

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