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2016.03.25 漫画家として採用されるより同人作家の方が儲かる?漫画家さんのこれから

Strong Superhero Businessman Transforming病院の事務職だけど年収は400万

私の友達に、病院の事務職をしながら年収は400万、という子がいます。病院の事務職で500万を稼いでいるのではありません。彼女は「壁サー」なのです。メジャージャンルでの同人誌を夏と冬に量産することで、その日に事務職の年収を超える金額を稼いでしまうと言います。何度か商業誌に誘われたこともあるそうですが、「そこまで根を詰めて描くのは向いていない」とどれも断っています。もうかれこれ5年近くはそんな稼ぎ方をしていますが、こんな話を聞くと「同人作家って随分儲けられるのでは・・・?」という気がしてしまいますよね。実際、彼女は特に例外ではなく、同人活動を自らの経済活動としている作家さんは数多くいらっしゃいます。中にはプロとして絵の仕事をしている方でも、自分の所属する会社から「本職以上に稼がないでね・・・」と言われながらもコミケに出展するなどしている方は多くいらっしゃいます。実際のところ、同人作家は1つの経済手段としてどんなものでしょうか?

akihabara同人誌をやると儲かる、は本当か?

コミケの来場人数が年々増え行く中、前述したように「夏と冬だけで儲ける」という作家さんは沢山いらっしゃいます。この数年はソーシャルゲームのイラストブームが後押しして、彼らの仕事の幅は更に広がっていました。同人作家として活動している方が全て生計を立てられるということはありませんが、人気作家さんは流行ジャンルに合わせて本を出すなど、マーケティングもしっかり行っています。コミケだけの収入で年収が200万、という人は少なくありませんし、ともすれば500万超えをしている方もいらっしゃいます。

最も人気作家になるということはそれだけ大変な事もあります。頻繁なジャンル替えによってファンの間で争いや不買運動が起きたり、酷い場合は原作へのクレームに繋がるなどのトラブルも耐えません。同人作家の場合は会社に属している訳ではないので(会社として起ち上げているサークルもありますが)基本的には自分の身は自分で守ることになります。そういったしがらみを考えれば大変さは本職以上かもしれません。しかし、この同人作家さん達の例を見ても、現在「漫画を描く人」を取り巻くビジネス状況は随分変わっているということがわかります。

Usd_1380変わりつつある漫画のビジネス

今は、どのマンガ雑誌、電子書籍でも新しい作家の発掘に熱を入れています。これは漫画がコンテンツとして多方面に展開出来ること、漫画で育ってきた世代が自分の采配でお金を使えることによってビジネスチャンスが一気に増えたからですが、その分競争は激化し、デビュー出来たとしても連載の打ち切りというリスクは以前よりも近くなっています。確かに注目されている一方で、ちゃんとビジネスとして乗れるようなコンテンツを生み出せるかどうか、それが経済に大きな影響を与えられるかどうかという点で見れば、どの出版社や漫画家も小さい可能性に賭けている状況だと言えるでしょう。雑誌に載るということは今でも漫画家を目指す方の1つのステータスとなっていますが、そこに載っても単行本の売上という形で結果が出なければ、話題になっても連載継続には結びつきません。原稿料と印税という安定的な収入がある一方で、アシスタントや仕事部屋の代金を差し引けばそこまで残らないということも。何より打ち切りになってしまった場合に全てのインカムが絶たれてしまうのも痛いところです。

しかし、最近は作家さん自身が雑誌展開以外で自らビジネスを行うようになってきました。例えば、現在はまだ文章のコンテンツが多い、投稿型のコンテンツポータルサイト「note」は、ブラウザ表示のため売上はプラットフォームに2割引かれるだけです。例えばこれがアプリなどでの発表になると、プラットフォームの他にApp Storeなどから3割を引かれてしまい、作家の実入りは少なくなってしまいます。他に、TwitterやPixivなどで無料公開されている漫画が人気を博し、最終的に書き下ろしを加えた単行本になるというような展開も最近は随分多くなりました。Pixiv初の漫画で100万部の売上を達成している『ヲタクに恋は難しい』などがその例です。

Woman spraying colors漫画はもっと自由な世界へ

ついこの間、浅野いにおさんが描いた広告用の漫画で「更新ボタンを押して読み直す度に内容(セリフ)が変わる」という新たな試みがありました。漫画の特性上、単行本化は予定されていないようですが、ウェブで漫画を読むことが段々紙媒体とは別の体験として共有されるようになり始めた一例だと思われます。現在成人していて漫画家を目指すような方にとって、やはり雑誌連載から単行本発売というのは原体験も手伝って憧れの形になっていると思いますが、 漫画はどんどん姿を変えて、今では表現としてもっと自由な舞台を与えられています。雑誌連載だけにこだわらず、個人的な発表の場を設けてみるなど、とにかく「大勢の目に触れる努力」がしやすくなったのが現在です。もっと視野を広く持って、自らの夢を叶えて下さい。

この記事を書いた人

平田悠貴

平田 悠貴ビ・ハイア株式会社副社長 » 詳細プロフィール

ラクジョブ運営会社で2番目に偉い人で現場で1番偉い人。東京都在住。学習院大学文学部哲学科出身。ラクジョブはこの平田さんがいなかったらもっと前になくなっていたでしょう。アニメをみて、作画が良いと良く感動して泣きます。

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平田悠貴

平田 悠貴

ビ・ハイア株式会社副社長

ラクジョブ運営会社で2番目に偉い人で現場で1番偉い人。東京都在住。学習院大学文学部哲学科出身。ラクジョブはこの平田さんがいなかったらもっと前になくなっていたでしょう。アニメをみて、作画が良いと良く感動して泣きます。

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