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2016.07.11 ゲーム アダルトVRについて改めて考えてみる

DSC04172アダルトVRのもたらした可能性

記事を読んでいただきありがとうございます。先日といってもすでに一ヶ月前の話になってしまいましたが、アダルトVRフェスタに参加して、レポートをしてきました。一般入場こそ、会場のキャパシティ100名程度に対して、数百人が集まってしまったため、やむなく中止となってしまいましたが、それぐらいポテンシャルを感じさせるイベントではありました。

私自身参加してみて思ったこととして、VRがアダルトというか性産業を変えていく力は秘めているなと思いましたし、作る側の気合もそれを使いたいというユーザー側の情熱も双方ともに感じられました。だからこそここで必要になってくるのはそのアダルトVRという新しいジャンルでしかもそれが事業として成立するか否かという段階にも関わらず飛び込んでいく情熱が必要だと思います。情熱ありきではありますが、その上で必要の要素はいくつか垣間見ることができました。

VRVRそのものがまだまだ発展途上

どの作品をプレイしてもひとつ言えることは、まだまだ試作段階であるということです。完全に試作段階ですという作品もあれば、ある程度進んでいるもしくは完成に近いのではないかという作品もありましたが、結局のところどれも完全にこれさえあればあなたの性生活が一気に変わります!と力強く言えるものはありませんでした。

すでにイリュージョンやワークマンというアダルトゲームメーカーにおいて、新作がVRに対応しているという発表がなされており、すでにVR対応済みの作品も販売されています。ですがいずれもメインでのプレイ方法は普通のPCゲームとしてであり、VRを主眼に置いたつくりにはなっていません。VRそのものがアダルトに限らずゲーム業界やその他の業界においてもまだまだ発展途上であり、特に北米から比較するとさらに数年単位で遅れています。

そんな状況下にもかかわらずアダルトVRフェスタを開催したり、すでにVR対応の作品を販売しているだけでも十分すごいのかもしれません。でもやはりプレイする側からすれば、PCで遊ぶゲームはそれとして、VRメインで遊ぶゲームを体験してみたいと強く思います。それはかなりの刺激的な体験に間違いありませんし、ヒットすればアダルトPCゲーム以外においても、いろんな形でVRとともにコンテンツを楽しむことができるようになると思います。そこにものすごく期待をしていますし、待ち遠しい限りです。だからこそ、アダルトVRフェスタはすばらしいイベントだと思って、積極的に取り上げてみました。

アダルトとVRのこれから

とっかかりとしてゲームとアダルト、そしてVRという組み合わせはユーザーをひきつけ、全体に浸透させるという意味で非常によい組み合わせだと思います。AVとともにVRで楽しむというのも、これはこれでたまらないつくりでしょう。でもやはり実際に現場にいないのにあたかもその場にいるかのような臨場感は、映像を見ているだけでは最終的に飽きがきやすいのではないかと思います。であるからこそ、ゲームのようにインタラクティブなものとして、VRコンテンツを楽しみ、自分で動くことが結果に反映されるという体験を通じて、アダルトVRゲームというジャンルが開花するのではないかと思います。

アダルトVRフェスタを開催した吉田さんのインタビュー記事によると、国内のアダルトVRに関するニーズは性産業のマーケットが10兆円ほどあり、そこをVRで置き換えていけるのではないかといっています。実際に私もそれぐらいのポテンシャルはあると思いますし、そのためにもAVメーカーやアダルトゲームメーカー、これを機に参入しようと考えている新しいメーカーと、すばらしいアイディアを持った会社をつなげていくことが、業界発展にもつながると思いますし、積極的に推し進めていきます。

ここまで男性視点でお送りしてきましたが、VRは女性特に腐女子におすすめです。なぜならその場にいないのにあたかも存在するかのようにして現場を目の当たりにできるわけですから、男性同士がいちゃいちゃしているところを間近で見ることができます。腐女子のみなさんにもぜひ注目していただきたいジャンルといえるでしょう。

image逆に課題としてアダルトコンテンツには公序良俗に反するからという理由で銀行からの借り入れができないなど、資金面でも独自で確保していく必要があり、ここも挑戦をしにくくしているひとつの要因といえるかもしれません。それでも作りたいという思いを持った人がアダルトVRフェスタに参加していたとは思いますが、そこのコネクションであったり資金源の確保も重要な経営課題のひとつといえるでしょう。

またアダルトVR発展のために必須なのは没入感です。それがなければ単に脳内補完をするほかのアダルトコンテンツを大差がない上に、何度もプレイしようと思ってくれません。実際に触れることができない分、脳内補完をすることがあるでしょうが、それをしてでも何度もしたいと思える没入感を生み出せるかが今後の発展の鍵となると思います。

ラクジョブではこれからもVRならびにアダルトVRについて積極的にウォッチを続け、情報を発信していきたいと思います!

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