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2016.01.07 募集記事の裏では何が行われている?求人広告の裏側から見る転職術

求人企業はどうやって皆さんに出会うのか?

求人企業はどうやって皆さんに出会うのか?

いつもラクジョブをご覧頂き、ありがとうございます!ラクジョブを使って就職・転職活動をしてくださっているみなさんに、今日はラクジョブの裏側をお伝えしたいと思います。そもそもラクジョブに掲載されている企業がどういう経緯をたどって募集までたどり着くのか。普段ラクジョブを利用してはいても、実はみなさん詳しくは知らないのではないでしょうか?企業がどれだけの経緯を経て募集を行い、採用にどれだけ真剣に時間とお金をかけているかがわかると、今後面接で会う人事の方により感情移入しやすく、面接も通りやすくなるかも知れません。そんな観点から、ラクジョブ掲載までの裏側をお伝えしていこうと思います。

①募集内容を決める
企業が求人募集に至るまでの動機は様々です。「欠員補充」や「業務拡大」、「新部署設立」などが主な理由になりますが、そういった状況を鑑みた上で、いつまでにどんな人材が何人必要かを決定します。「欠員補充」や「新部署設立」の場合は、今までの業務を引き継いだり、新部署で柱になってくれるような人材が必要なため、比較的スキル高め・経験長めの人材が必要とされる場合が多く、「業務拡大」の場合は既に社内にいる柱となる人材につく技術者・制作スタッフが求められる場合が多いです。時期に関しても、「欠員補充」はすぐにでも。「業務拡大」や「新部署設立」に関しては2ヶ月〜1年ぐらいのスパンで見ることもあり状況によってまちまちです。ただ、全体的に言えることは常に優秀なクリエイターが不足している業界のため、基本的にお金をかけて募集をかけようと考えている企業は採用を急いでいると考えていいです。これは次の費用の話にも絡んでくることなので、次のセンテンスでお話しようと思います。

狙いを定めて募集をかけます

狙いを定めて募集をかけます

②求人にかける予算を決める
ラクジョブができた10年前には、クリエイター募集ができる媒体は他になく、ほぼラクジョブ独占市場となっていましたが、現在はゲームやアニメなどのエンタメが「企業」の「仕事」として認知されるようになったため、(10年前までは仕事じゃなくて遊びじゃないか!という偏見も多かった)ラクジョブ以外にもいくつかクリエイター募集のための選択肢があります。主に「無料求人サイト」「有料求人サイト」「人材紹介」「紹介予定派遣」「クリエイター向け雑誌の広告欄」「人づての紹介」などです。お金がかかる順に、「人材紹介」>「紹介予定派遣」>「有料求人サイト」>「クリエイター向け雑誌の広告欄」>「無料求人サイト」=「人づての紹介」となります。ラクジョブはこの中の「有料求人サイト」に当たるので、3番目にお金のかかる選択肢ということになります。募集の方法として大きく2つに分けると「有料求人サイト」「クリエイター向け雑誌の広告欄」「無料求人サイト」は、網を張って応募を待つ受動型タイプ、「人材紹介」「紹介予定派遣」は人材をハントしてくる能動型タイプに分けられます。一部の中途の方は経験があるかも知れませんが、〇〇エージェントなどの募集企業とは別の会社からスカウトメールや電話がかかってきて面接まで引っ張られるものは能動型に分類され、いま皆さんが使っているラクジョブのように、みなさん自身が応募しないと動きがないものが受動型タイプと考えてください。「人づての紹介」は、タイミング勝負なのでいくら周りに声をかけてもジャストタイミングで人が来ることは希なので分類はしにくいです。企業側からしてみれば、受動的に待っているよりも能動的に動いた方が早く人が採れる気がしますし、ほとんどの能動型タイプの支払は後払いです。採用できたら支払という形でいいので、最初のリスクは少ない代わりに採用できたら高額になるという仕組みになっています。ただし、最初にお金を払わないのでどれだけ能動的に動いてくれるかはエージェント次第になってしまいます。こちらの企業向け記事にも書きましたが、エージェントは採用が決まったら報酬が入ってくるシステムなのでより人材が入りたがり、かつ高い金額を払ってくれる会社を優遇します。そうなると、大きなメーカーでもない知名度の低い開発会社は不利です。

下記は企業向けの記事ですが、人材紹介のリスクについて書いています。

アニメゲーム業界 経験者採用ノウハウ 人材紹介で人が来ない会社が求人広告を成功させる方法

そこで、受動型タイプの出番となります。待ちの姿勢にはなりますが、エージェントのふるいにかけられることなく、応募者自身が応募者の感性で選んでくれる場であることが受動型タイプの強みと言えるでしょう。その中でも「クリエイター向け雑誌の広告欄」「無料求人サイト」は安価で期間も短いので、最初の募集で試すには手が出しやすい媒体になります。ただし、募集媒体を間違えると意図していた人とは違うミスマッチな人材ばかり応募してくるので注意しなければなりません。大体、有料のサイトで1回の募集につき5〜200万ほどかかります。ここら辺はみなさんが普段している買い物と同じですが、安かろう悪かろうという要素は多分にありますし、特にアニメゲーム漫画のクリエイターという希少な人材を採用しようとしているのであれば、より多くのマッチする人材が集まっているとわかっている媒体にお金を出した方が安全です。無料媒体や安い媒体だったとしても掲載期間中の応募者への対応は発生しますし、それがミスマッチな人材ばかりだったとしたら、人事の負担が増えるだけです。その点で、ラクジョブは「アニメゲーム漫画業界のクリエイター専門」を謳っていることと、業界内でのマニアックな職種の採用実績が豊富にあることから、平均掲載費用1ヶ月25万と他の媒体よりは若干高めな設定ながらも(リクナビNEXTさんと同じぐらい)今までたくさんの企業さまに選んでもらい、複数のクリエイターを制作・開発会社に送り出してきました。このあたりは、費用対効果と会社として出せるお金と、実際に採用してから人材が将来どれだけ活躍して会社に利益をもたらしてくれるかをバランスよく考えながら、どの媒体にどれだけのお金をかけて募集するかを選びます。このバランスというのがとてつもなく難しいです。まだ見ぬ応募者がどれだけ将来会社に貢献してくれるかなんてわかるはずがありません。それでも、お金をかけても募集をする意味があると期待をしているからこそ先に投資するのです。プランを選ぶ時点では、まだどんな人が応募してくれるかわかりません。それでもお金を払って掲載する、というのはとても勇気のいることです。今みなさんがラクジョブで見ている広告を掲載している企業さん達はそういった葛藤を乗り越えてお金をかけて真剣にみなさんの応募を待っています。

良い人材が来てくれないかなぁ・・・企業はこんな気持ちで待ってます。

良い人材が来てくれないかなぁ・・・企業はこんな気持ちで待ってます。

③掲載内容を用意し、募集開始
プランが決まったら申込書を書いて、掲載枠を抑えます。そしてラクジョブスタッフがその会社さんに取材に向かい、募集したい人材像や入社した後に取りかかってもらう仕事内容などをインタビューして会社の雰囲気も込み込みで掲載原稿を作成します。掲載原稿と写真が揃って入金完了後いよいよ掲載開始です。この段階でようやくラクジョブユーザーのみなさんの目に触れることになります。その後は、ラクジョブスタッフと協力し合いながら、いかにみなさんに興味を持ってもらえるか考えつつメルマガやブログや特集記事などでアピールをしていきます。応募があるかないかで担当もラクジョブスタッフも一喜一憂です。みなさんからの応募が一件あるだけで、ラクジョブの裏側では企業担当者さんは飛び上がるほど喜んでいます。1ヶ月に平均25万円かけてる買い物って、なかなか個人では想像しにくいかもしれません。でもそれだけ期待してみなさんの応募を心待ちにしている企業さんがラクジョブを使っているんだということをどうか心のどこかに置いてみていただければと思います。今後も、1人1人がベストな就職・転職を叶えて、1人1人を心待ちにしている企業さんとのマッチングを手伝って行ければ嬉しいです。

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