アニメゲーム漫画業界と転職 自分で年収を決められる人になるために

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通勤中に溢れる転職を勧める広告達・・・あなたはそれにどう向き合いますか?

新年明けましておめでとう御座います。年末年始は有意義に過ごされましたでしょうか?ラクジョブは求人メディアなので当然お休みがありません。例年年末年始はお休みムードでみんな仕事の事なんて考えたくないのかPVや応募も減るので、そんなにサポート業務などもないのですが応募1つ1つをチェックはしています。今年は元旦にも求人記事を見て応募してくれている求職者の方がいて、下記の記事にも書きましたが、みんな休みたい時期に逆行して正月でも関係なく自分の仕事・人生に向き合っている人がいるというのはなかなか希望の持てる話しだなぁとなんだか胸が熱くなってしまいました。

アニメゲーム会社 求人 元旦から応募多数!みなさんありがとう 運営も元旦から頑張ります

densyatensyokukoukokuさて、問題は正月明けです。本日から仕事始めの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?まず出勤のために電車に乗ると、某大手求人サイトさんの広告などが電車の中吊りや窓のシール、座席の後ろの壁に貼られています。新年一発目の出勤時にそんな広告を見せられて正直イヤになっちゃうんじゃないかと思いますが、実は例年求人広告のPV数・応募数は長いお休みの後、急速に増えるのです。それはラクジョブも含めどこの求人サイトでも同じです。そのため求人広告の会社は長いお休み明け、みんなが「休みに戻りたい。仕事辛いわ〜。」と思っている時を狙って広告を打ってきます。

「休みに戻りたい。仕事辛いわ〜。」という気持はよく分かります。ラクジョブも、お金を払って求人広告を載せていてすぐにでも人が欲しいと思っている会社さんに応募が行くこと自体は嬉しいですから「休み明け、今の会社がイヤなら転職転職ぅ♪」と言いたいところですが、ちょっと待ってください!休みに戻りたいテンションで今の会社から転職しても、求職者のみなさんのためにはなりません。回り回って、そういうテンションでとりあえず今の会社から逃げようとしている求職者さんが入っても募集している会社のためにもなりません。しかし、現実問題転職者が転職したい理由ナンバーワンは「人間関係」。一時の感情にまかせて転職しちゃダメですなんて言ってもどだい無理な話です。では、どうすればいいのかというと「どんな理由の転職であっても関係ないぐらい企業がほしがる人になれ」ということです。どんなに自分都合の転職だったとしても関係なく、いつの時代にも求められるスキルを持ち自分を高く売れる人こそが転職市場で生き残ります。

candle for praying自分より先に勤め先の企業の方がぽっくり逝ってしまう

東京商工リサーチが調べた企業の平均寿命は23年です(東京商工リサーチ 2014年「倒産企業の平均寿命」調査より)。もはや、企業に新卒から定年まで勤め上げるというスタイルはなかなか取れにくくなっているのが現状です。一方で転職をすればするほど年収が下がるというデータも出ているので、転職回数はなるべく抑えつつも、長く続く職場で自分の価値を出し続け、万が一自分の職場が倒産したとしてもすぐに他の企業からお声がかかるような人材になっていないと、失職の焦りから企業の言いなりで年収が下がり、職場も働きづらくまた転職を考えなければならなくなる・・・と言ったようなバッドスパイラルに陥ってしまいかねません。

実は、ラクジョブの登録者にも希望年収設定を書いていない「自分に自信が無く、採用してくれるなら会社規定に従います」という態度が透けて見える求職者の方も希にいます。採用する側は、今まで何千・何万枚もの履歴書を見てきたプロなので、当然スキルから見て安く使える人であれば安い方が良いと強気の年収設定で面接交渉してきます。そこで本当に納得して「安くても絶対にここで働きたいんです。」というテンションならまだしも、もし求職者側に「安いけど他に宛てもないし仕方ないな・・・」と言ったような我慢が生じているのであれば、その人は会社にも100%の力で貢献出来ないですし、会社からも大事にされず数年後また転職を考えることになってしまうでしょう。

求職者さんは、いま転職してもその会社がなくなるかもしれずその時にはまた転職活動をする必要が出てくるかも知れない、ということを常に念頭に置いて、自分を高く売ることを考えてください。転職の際「前職給与」は必ず聞かれます。1回妥協してしまってはその後の挽回は難しいです。企業に選んでもらえるか不安に思いながらの転職ではなく、どうせ何年後かにはなくなるかもしれない企業なら、会社の制度を使って自分が力を貸してやらんでもないぜと思いながら、自分の磨いてきたスキルにふさわしい年収設定を自分で設定してみてください。また、それが通用するように一生懸命自分のスキルを磨いてください。1人1人の求職者が企業を助けるスーパーマンであるかのように自身を持ち、活躍すれば、企業の平均寿命も延び、より後に続く求職者さんも働きやすい職場になっていくことだと思います。

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