記事を読んでいただきありがとうございます。今回はVRに関連したニュースをご紹介します。2016年は「VR元年」と言われていますが、徐々に「VR」の魅力が一般の人にも認知され始めました。街角のゲーム販売店を訪れると、PSVRの試遊機にお目にかかるような機会も増えてきています。そんな中でも、現在VRの魅力を一般に広げているのが、アミューズメント施設やネットカフェです。
VRのアミューズメント施設といえば、有名なのはお台場の「VRZONE」でしょう。VRゾーンでは「ガンダム」や「ボトムズ」といった名作コンテンツをVRで楽しむことができます。また、「自遊空間」や「コミックバスター」といったネットカフェを中心に展開されている「VRTHAETER」という施設もあります。ここではVRで「進撃の巨人」などのコンテンツを楽しむことができます。これらの施設を通じて、VRのコンテンツは徐々に広がりを見せています。
さて、今回取り上げるのは、新しいVRアミューズメント施設です。グリー株式会社と、アドアーズ株式会社は共同で業務提携をし、VRの体感型アミューズメント施設を運営することを2016年の8月に発表しました。
記事の中でグリーは、「アドアーズが施設の企画開発、および店舗のオペレーションを行い、グリーがオリジナルのVRアトラクションゲームを開発する」と発表しています。また、これらのVR専門店舗では開発したVRソフトの国内外に対する販売も行われる予定であり、単なるアミューズメント施設にとどまらない、VRコンテンツの発信拠点になる予定です。
さて、グリーとアドアーズが提携したアトラクション施設とは、どんな施設になるのでしょうか?アドアーズはご存知の通り、ゲームセンターを運営している企業です。グリーのホームページで明かされている通り、施設の中には常設型のVRコンテンツが複数設置される予定です。また、会場内に設置されるVR設備にはHTCViveが採用されるということが発表されています。HTCVive
の最大の特徴は、ヘッドマウントディスプレイを装着し、5m四方を動き回りながら映像内の世界とインターアクションすることができる点です。これらの事から考えると、据え置き型で映像を楽しむタイプの施設というよりは、動き回り体感するゲームセンターのような施設になるのではないでしょうか?
VRのテーマパークは他にもある
ちなみに、現在VRを楽しむことのできる施設は、グリーとアドアーズの施設の他にも存在します。代表的なものとしてはやはり、「VR ZONE project i can inお台場ダイバーシティ」でしょう。「VR ZONE」は、2016年の10月10まで期間限定で開場しているVRの体験施設であり、高層ビルの上階で風に吹かれながら歩行する「高所恐怖SHOW」、山手線の運転手として、VR空間内で電車運行を疑似体験する「VR鉄道運転室 トレインマイスター」など、VRを生かしたあらゆる表現を体験することができます。
(参考URL)https://project-ican.com/
また、少し毛色は違いますが、池袋サンシャインにある、「SKY CIRCUS サンシャイン60展望台」では、池袋という街を生かしたユニークなアトラクションを楽しむことができます。アトラクションの一つ、「スウィングコースター」では、池袋の街の上空を滑空して、「空中散歩」を楽しむことができるようになっています。
今のところVRのアトラクションを楽しむことのできる場所は少数ではありますが、上記取り上げたような場所においてはVRならではのコンテンツを楽しむことができます。
ゲーセン感覚のVR施設になるのか?
VRは映像の表現の幅を格段に広げてくれます。空中散歩から山手線の運転まで、「誰もが一度はやってみたいと思ったこと」を実現させてしまうのがVRです。グリーとアドアーズの作る施設にはどんなコンテンツが置かれていくのでしょうか?ゲームセンターのようなものになっていくのだとするならば、やはり家庭で遊ぶことのできるものとは一線を画したものになっていくでしょう。実際に海外では、VRの中に入り込んで銃撃戦を行うFPSの大会が開催されるなど、VRの臨場感を活かした企画が生まれています。
全国にゲームセンターを展開しているアドアーズが提携しているとなれば、そこでしか遊ぶことができない、ついつい通い詰めになってしまうような新しい何か、がVRによって表現されるはずです。それはVR格闘ゲームでしょうか?それともVRのオリンピック競技でしょうか?未だ詳細は明かされていませんが、ここから新しいエンターテインメントの文化が生まれていく予感がしてなりません。
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