ゲーム業界は女性に優しい業界なのか?
今回の記事は、ゲームやアニメ業界における｢女性の就労状況｣について記事を書きたいと思います。ゲーム業界もアニメ業界も、｢男の職場｣という印象が世間的には強いと思います。しかし実体はどうなのでしょうか。今やゲームもアニメも日本の産業において一定のポジションを占めており｢クールジャパン｣という国策まで打たれるようになりました。業界の成熟に伴って、大手企業の数も増えています。そんな状況の中、今のゲーム業界やアニメ業界は、女性にとってどんな業界なのでしょうか?ゲーム業界については、こちらの調査が詳しいです。
https://cedec.cesa.or.jp/2013/documents/enquete.pdf
このデータによれば、業界全体では女性が14.4%とあります。また｢配偶者がいる｣と答えた人は58.8%。子供の人数は｢0人｣と答えた人が75.0%、｢1人｣と答えた人が12.5%、｢2人｣と答えた人が11.4%、｢3人｣と答えた人が｢1.1%｣でした。
これは日本人の平均値と比べるとどうなのでしょうか。厚生労働省調べによると、雇用者総数に占める女性の割合は42.7%です。これが30台になると10%前後下がって、40代にかけて再び大きくなっていく｢M字曲線｣を描きます(図表参照)。これは30台で結婚〜出産を経た女性が再び職場に戻っていくことを表しています。
また、こちらの記事をごらんになって下さい。
https://www.gamer.ne.jp/news/201308300064/
ゲーム業界に５年以上働き続けている女性は全体の５%未満であるという事が言われています。こうした数字を見るに、ゲーム業界は全国平均から見ても女性の比率が少なく、働き続ける女性の数も少ないと言えそうです。やはりまだまだ、男性中心の業界であると言えそうですね。男性がこれほど多いのはゲーム業界に限った話ではなく、IT業界全体の傾向であると言われています。｢IT業界白書｣によれば、IT業界全体における女性の割合は20%未満と低く、49.2パーセントの企業は｢女性管理職がゼロ｣と解答しています。要因としては高校や大学段階で理系を選択する女性が少なく、技術者が育たない環境にあると言われています。
しかし、こうした業界の流れに逆らって、女性の働き安い職場作り、女性の雇用促進をする会社も近年では存在します。そんな会社の一例として、サイバーエージェントがあげられます。サイバーエージェントは女性社員数が３割程度と多い、社内恋愛・社内結婚が多い、などの社風で有名ですが、女性社員支援のための人事制度｢macalonパッケージ｣という制度をもうけています。
https://womantype.jp/mag/archives/29805
｢macalonパッケージ｣は、｢妊活休暇｣を月一で取得出来る、専門医による妊活カウンセリングを受けられる、学校行事などにおいて半休を取得出来るなど、なかなかの徹底ぶりです。サイバーエージェントはこうした制度の影響もあって、産休後の職場復帰率9割以上を達成しており、成果を上げています。
近年主流のスマホゲームは、女性ユーザーの数が増えてきており、男性ユーザーの数と遜色ありません。
まや、女性ユーザーを向けの乙女ゲームの本数も年々増えており、ゲームが女性にとっても一般的な娯楽の1つとして、以前よりも広く受け入れられているのは間違いありません。半数近くいる女性ユーザーのニーズに応え、女性にとって面白いゲームを作る上で、作り手に女性が多い方が有利であるのは間違いないでしょう。ゲームのコンテンツ作りにしても、その他のWEBサービスにしても、個人のライフスタイルが多様化している現在、よりニッチな需要を捉え製品に反映していく必要があります。当然の事ですが人口の半数は女性であり、ゲーム業界にも女性がもっと進出していく必要があります。サイバーエージェントのような企業では制度的な取り組みが行われていますが、ゲーム業界全体的にはまだまだ女性の働きやすい業界とは言いにくい現状があります。
弊社ラクジョブにもさまざまな企業がありますが、最後に女性にお奨めしたい企業の紹介をして、この記事を終わりにしたいと思います。｢リアルタイムアニバーサリー｣という会社があります。ソフトウェア開発、インフラ構築、WEBデザインまで幅広く手がける｢リアルタイムグループ｣の子会社です。この会社では、WEBページ構築、キャラクターデザインなど、グループ会社の中でも｢デザイン｣に特化した会社です。今回ラクジョブではこちらの会社の｢webデザイナー｣について募集があります。｢webデザイナー｣とはゲームでいえば｢UIデザイナー｣にあたります。ゲームのコンテンツの魅力を把握し、直感的にそれがユーザーに伝わり、ユーザーのコンテンツ受容を快適にするデザインのできる人材は、今のスマホアプリ全盛時代にこそ求められています。この会社ではゲームのUIデザインをはじめとして企業WEBページ制作など、幅広く仕事を経験し、WEBデザイナーとしての価値を高めていく事が出来ます。また、会社代表の上原彩美さんの方針で、｢女性が子育てをしながらも働き続けられる職場づくり｣を目指しており、育休など各制度も完備しており、働きやすい環境になっています。
〇株式会社リアルタイムアニバーサリー
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=563af172634c15800
