イラストレーター 求人 ゲームイラスト制作会社がイラストレーターに求める4つのスキル

今回は、イラスト制作会社からよく聞くイラストレーターに求めるスキルを4つご紹介させていただきます。始めに言っておきますがこの4つ全てを身につけている方はほんの一握りです。就職、転職という観点で言えばどれか一つあるだけでも十分可能性があります。が、何も考えずに描きたいものだけ描いていては身につかないスキルでもあります。ぜひ読んだ上で、自分が今何をすべきか考えてください。

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①デッサン力
なぜデッサンが大切なのか。それは、デッサンがいわば絵を描く上で筋トレだからです。イラストレーターになりたいという人の多くは、まずイラストを見よう見まねでどんどん描こうとします。描かないよりはたくさん描いた方がいいですが、イラスト制作を仕事にしたいという人であれば、デッサンから始めてほしいです。デッサンがしっかりしている人であれば、ちゃんと下地がしっかりしている人なんだなと認められます。下地がしっかりしている人であれば、あとは会社ごとに必要なことを教えるだけで大体対応できるようになります。実際、採用現場でも、新卒未経験を採用するのであれば、デッサンをみっちり仕込まれている美大出身者がいいという話は少なくありません。また、イラストだけ描いている方だとどうしても自分の描きたいものだけ描きがちですが、イラスト制作会社は、メーカー、パブリッシャーなど、クライアントの要望に合わせてイラストを制作する必要があります。その時に「これしか描けない」となってしまっては、プロのイラストレーターとしては実力不足とみられてしまいます。

色んな味付けが必要です

色んな味付けが必要です


②テイストを合わせる力
イラストが必要になるのは、主にソーシャルゲーム、スマホゲームですが、一つのタイトルに対して必ず複数のイラストレーターが分担しながら制作を進める必要があるので、各々が作りたいように作ってしまっていてはゲームの世界観がバラバラになってしまいます。また、運営中のゲームであれば、すでにキャラクター、モンスターもある程度数が揃っています。それを参考にしながらテイストを合わせたイラストを制作する必要があります。また、ヒットタイトルであればあるほどクオリティが要求されますし、IPを活用したゲームであれば、原作であるアニメやマンガにテイストを近づける必要があります。オリジナルのゲームに比べてチェックが厳しいです。近年はこうした大型ロングランタイトルや元々人気のあるIPを活用したゲームが増えているので、よりテイストを合わせたイラストを制作する能力が求められています。

根気よく何度も直してくれることを期待(無論、限度はあります!)

根気よく何度も直してくれることを期待(無論、限度はあります!)


③修正指示を出す力
先ほども述べたようにイラスト制作は集団制作業務です。一人で1タイトルのイラストを全て制作することは不可能です。イラスト制作会社も必ず複数のイラストレーターに同時に発注して制作に当たってもらうことになります。その際、クライアントが求めているクオリティ、テイストに合うようなイラストを納品するために、必ずクオリティを管理し、各イラストレーターに修正指示を出すアートディレクターが必要になります。アートディレクターはイラストレーターの主なキャリアプランの一つです。複数のライン、ゲームタイトルの担当となってイラスト制作を取りまとめるアートディレクターは各イラスト制作会社でも採用ニーズが高まっている職種の一つです。

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④汎用的なゲームグラフィック制作能力
ソーシャルゲームの発展とともにイラスト制作の需要は爆発的に拡大しています、ゲーム内に存在しているグラフィック素材はイラストだけではありません。むしろイラストはその中のほんの一部分でしかありません。コンセプトアート、背景、アバター素材、UI、バナー、アニメーション、3Dならモデリング、テクスチャ、リギング、モーション、エフェクト、ムービー、オーサリングなど様々な素材が組み合わされて一つのゲームが作られています。スマホの普及とともにゲームが身近なものになり、ゲームとイラストを結びつけて考える人が増えましたが、未だにゲームイラストは末端のゲームグラフィック素材のひとつですし、ゲームイラストレーターになりたいという競合ひしめくレッドオーシャンです。自分のイラストに自信のある方でなければ、ゲーム2Dグラフィッカーとして活躍の幅を広げる選択肢も検討していただくことをお勧めします。

以上、4つのポイントを説明しましたが、もしどれも身についていないというのであれば、まずはどれか一つを身につける努力をしてください。1番のお勧めはデッサン力です。毎日デッサンをしてください。どのみちイラストレーターとしてきちんと仕事するようになれば、毎日絵を描きまくる日々が始まります。仕事でイラストを描きながら、ストレス発散のために自分の描きたい絵を描く。そんな絵に埋もれるように暮らす人たちがプロのイラストレーターと呼ばれています。個人でできる最良の方法はとにかく絵を描く、それに尽きます。まずはポートフォリオの数が採用の分かれ目だと思っていただいて構いません。できるだけ大量のポートフォリオを、デッサン多め、多種多様なテイストでイラスト制作会社に提出してください。しっかり描くべきものが描ける人だと、ウチで仕事できそうだなと思ってもらうために何が必要かいう視点から逆算的にスキルを身につけてください。ラクジョブでの一人でも多くのイラストレーターがイラスト制作の仕事に就けるよう応援していきます。

最後に、現在ラクジョブで正社員のイラストレーターを募集している会社を紹介しますので、是非こちらもご覧になってください。

◎Exys株式会社(イグジス)
ゲームイラストレーター募集
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=563308588f36d1493

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