ゲーム、アニメに欠かせない音楽 これから定額制配信はどんな成長をするのか

One man bandズンチャッ、ズンチャッ

低音ビートが好きな人、高音の抜ける感じが堪らなく好きな人、インストゥメタルが好きな人、一口にサウンドが好きといっても幅広くおります。私は音楽鑑賞を好みますが、弦楽器のキュイーンという一音一音響く感じが好きです。サウンドは好みがはっきり分かれているだけでなく、ゲーム、アニメなどその時々の状況によって必要とされる音楽も変わってきます。OPやプレイ中の画面によって掛かる音楽は違いますし、敵を切り倒す音は効果音ですが、音という言葉が入っている様に音楽の一つです。そして、音は常に私たちと身近にあり音を奏でながら生活しています。やはり、音楽はいつの時代も必要とされ、これからも重要なモノとして扱われていくでしょう。その証拠に音楽業界はCDの売れ行きも下がり、一時不振にあえぎ四苦八苦をしていましたが、世界市場でみてみますと盛り返しを図りむしろ上昇の動きが見え始めています。2016年4月13日付の産経新聞「昨年の世界音楽売り上げ3%増 ストリーミング配信が急伸」によりますと

引用開始
国際レコード産業連盟(IFPI、本部ロンドン)は12日、2015年の世界全体の音楽売り上げが前年比3・2%増の約150億ドル(約1兆6300億円)だったと発表した。ここ20年ほどで最大の伸びという。音楽データを受信しながら再生するストリーミング配信が45・2%増と急伸し、5年間で約4倍になったことが主な理由。インターネットなどを通じた音楽配信の売上高は10・2%増の約67億ドルとなり、全体の45%を占めた。一方、CDなどの音楽ソフトは4・5%減り、シェアは39%。日本ではCDなどのシェアは75%だった。ストリーミング配信の急成長は、一定料金で好きな音楽が高音質で一定期間聞き放題の「サブスクリプション」サービスが普及してきたことなどが背景にあるという。(共同)
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という報道がされています。定額制配信というのは毎月1000円から1500円という金額を払い、好きな楽曲をDLし放題、期限の中でライセンスを受ける形で聞くことができ、終了するとライセンスも終えるので聞けなくなります。というサービスです。ラクジョブ新聞をお読みの方も使われているかもしれません。

imageお財布のヒモ

お財布のヒモを固くしめる人が増えたために主流となってきたサービスとも言えます。アイドルとの握手券付き、ライブイベントの抽選券付きなどといった固定の熱烈なファンが欲しがるモノをオマケに付けて売る形ではない限りは基本、CDジャケットを購入という人は減りました。定額制はそこを克服しています。熱烈なファンでなくとも、一曲だけ試しに聞いてみたい、この時期だけ聞きたいなどと言った曲でも聞くことが出来ます。月々いくらという形でお金を払い、曲を聴くため店頭に行かなくても良い、ジャケットの置き場所も困らない、AppleミュージックでしたらPCの方へ聞かない曲は保存しておき、聞く曲だけiPhoneに移すということをしたら容量にも困らない、そして、一番は今まで何千円も掛けて購入していたモノを月々1000円も払えば解決できます。

月々1000円ということは年間で12000円です。トータルで見ると凄く高い様に見えますが、基本はみなさん給料日は毎月やってくるため月毎でサイクルを整えています。ですので、毎月の小ロッドで購入できるというのは市場のニーズに合致していると予測できます。今まではオリコンやテレビをみて、注目作を知るというスタイルでしたが定額制の音楽配信を経ていきなり知れる、というメリットが生まれました。前年度ベースで1割の売上上昇はやはり求められているモノに合致したからこそだと言えます。

Social network配信する側も

今までは音楽を制作した後はプロモーションが必要でしたが、今はネットの時代、ましてやテレビやメディアをみませんのでそこにも頭を抱えていましたが、定額配信という形が出来上がったことによりまずは見てもらうということが可能になりました。今までは店先で行っていた作業も物理的に歩く、行くなどをせず、相手に見せられます。定額制配信ですと有料会員に限りますが、DLボタンを押すだけです。店に行く、パッケージを見て想像する、買うだったものからラインナップを見てそのままDL、直ぐに聴かせられます。制作サイドとしても知ってもらう機会が増えていることもあり、冒頭で取り上げた市場売上が上昇していることでもこれからますます音楽制作側の人たちはノっていきます。

プロモーションはネット、ソーシャルメディア、ツイッター、フェイスブックを使い展開し、あとはDLボタンという流れを作るだけです。音楽制作は企業、個人問わず誰でも制作し発売できる時代にも入っています、そうしたことを窺い知るニュースだと思い今回取り上げました。メーカーやパブリッシャーという後ろ盾を得て行いますが、作品自体が持つ輝きを放つのは最後はクリエイター自身の力です。ゲーム、アニメにも欠かせない音楽制作もラクジョブ新聞として応援していきます。