WEBデザイナーからゲーム業界へのキャリアチェンジについて

アニメ・ゲーム・マンガ業界の皆さん、こんにちは!アニメ・ゲーム・マンガに関心のない皆さんも、こんにちは!!私は、「ラクジョブ」というアニメ・ゲーム・マンガ業界のクリエイター(ゲームデザイナーやゲームプログラマーや、ゲームプランナーなど)の採用をサポートする求人メディア、「ラクジョブ」を運営しています。今回は、業界では少し珍しい「WEBデザイナー」について考えました、という記事です!

Web Design Online Technology Working Office Concept

◎リアルタイムアニバーサリー株式会社/WEBデザイナー募集
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=56678c7b9f06f0653

WEBデザイナーとは、読んで字のごとし、WEBサイトのデザインをする仕事です。WEBデザイナーと一口に言っても仕事の幅は非常に広く、サイトの全体構想の企画から、HTMLやCSSによるコーディング、Flashアニメーションの作り込みなど、およそサイトの構築に関わることは何でも担当する事になります。クライアントにはWEBサイトを通じて伝えたい情報なり、作り上げたい世界観なりがあります。一般的にはこの要望をディレクターが汲み取り、設計書を作成し、WEBデザイナーはこれを元にサイトを構築します。サイトの「見栄え、見せ方」を考えるというデザインの能力と同時に、それを画面上に反映するコーディング技術、サイトの作動管理をするプログラミング技術など、必要になるスキルは幅広く、それぞれの技術をどのくらい習熟しているのかによって収入には差がついてきます。

そんなWEBデザイナーですが、現在需要が増している職種でもあります。今や誰もが当たり前のように様にスマートフォンやタブレット端末を持ち歩き、日常的に数多くのWEBサイトを閲覧するようになっています。国立国会図書館の調査をご覧下さい。

toshokan

https://www.huffingtonpost.jp/2015/04/05/ndl_n_7008468.html

「1日に長時間にわたりネットに接触している」人は調査対象の8割弱を占めており、テレビを越えています。つまり今最も人に影響を与えているメディアとはインターネットであり、その中でも一発で目を引くWEBページをクライアントの要望を聞き入れ作れるWEBデザイナーとは、言わば「プロの広告代理業」のようなものだと言えます。

Billboard in the city street, blank screen clipping path included
広告のプロです

スマホゲームやアプリなど、「ゲームの内容が直感的に分かる」WEBサイト。企業の理念を一目で伝えられるWEBサイト。そういった、「表看板としてコンテンツの特徴を一発で伝えられるWEBサイト」を構築出来る人材は非常に重宝されているのです。

そんなWEBデザイナーですが、日本ではなぜだか地味な印象があるようです。
こちらをご覧下さい。

世界のWebデザイナーのお給料はいかほど?

世界のWEBデザイナーの収入についての記事です。各国と比較しても日本のWEBデザイナーは収入が低く、欧米の800万円弱と比べると、およそ2.5倍も違いがあるのです。なぜこんな違いが出るのでしょうか。それは、WEBデザイナーのカヴァーする技術・知識のレベルが、海外だと日本よりも幅広いのです。単なるWEBの設計に留まらず、プログラミングスキル、SEOやアクセス解析の知識まで要求されることが多く、それだけ付加価値の高い職業として認知されているのです。しかし、優秀なWEBデザイナーの需要は今こそ増しています。タッチスクリーンを「つまむ」「ひっぱる」などの動きを画面に反映することが出来る様になったり、スマホやタブレットの性能が上がり、映像としてより複雑な表現が出来る様になったりしたことで、UIデザインの表現の幅も広がってきたからです。

コンテンツのクオリティに、UIデザインの果たす役割の大きさが気づかれてきた、とも言えるでしょう。いくら面白いアプリでもWEBサイトでも、UIデザイン1つで駄作にも超名作にもなり得ます。あのiphoneを思い浮かべてみて下さい。あのUI周りの快適さやアプリのシンプルでエレガントな作りは、明らかにiphoneという商品の魅力の一端を担っているでしょう。

Iphone.UIの果たす役割

Iphoneの例のように、「単なるユーザーインターフェースというよりも、楽しさや爽快さなどの特定の体験や感覚までをも実現させてくれるデザイン」のことを、近年ではUX(User experience)という言い方をしたりもします。単純にUIが使いやすいかどうか、という次元の話ではなく、デザイン自体がコンテンツの受容体験の一部になっているという意味では、コンテンツ作りの一員として参加しているとも言えます。こうしたUIデザインは非常にクリエイティビティの求められる仕事であり、もはやWEBサイト構築だけに留まらない、広くて深い知識とセンスの求められる仕事だと言えるのです。

さて、そんなWEBデザイナーですが、ゲーム業界に転職し、その強みを活かすというケースも非常に多いです。むしろ「ユーザーにとっての面白さ」を純粋に追求するゲーム業界だからこそ、クリエイティブなWEBデザイナーの才能を充分生かせる業界だと言えるでしょう!デザインの勉強もしてきた、コーディングだって書ける、プログラミングだってできる・・・そんなWEBデザイナーにこそ、ゲーム業界をオススメしたいです。あなたのクリエイティビティを発揮出来るのはゲーム業界かもしれませんよ。例えば、今やゲーム業界はスマホが全盛。コンシューマゲームの売上をスマホゲームは完全に上回っています。家でじっくりと腰を据えて遊ぶよりも、電車の中でやったり、通勤時間中に遊んだり、いつでもどこでも遊べるスマホゲーム。以前よりもゲームは私達の生活の中に溶け込み、身近なものになっていることは間違いないでしょう。今をときめく「パズドラ」も、スマホゲームの画面のサイズや動きのテンポやサウンド、そして画面のデザインが全て一体になっているからこそ、あれほどの中毒性があるというのは遊んだことのある人ならお分かりになると思います。ユーザーがいつでも遊べて、シンプルだけど奥が深くて、サウンドやギミックが小気味よく動く。そしてコンパクトな画面のデザイン。

スマホゲームは今や市場規模が広がり、あらゆるジャンルのゲームが出そろい、ヒットを出す事は難しい状況があります。そんな中最近営業先で多くの社長さんから、「今のようなリッチコンテンツ路線はもう飽和状態なのではないか」という声を聞きます。映像の美麗さなどで勝負するのでは無く、コンセプトやアイデアの斬新なものが求められているのではないかと。次に「パズドラ」のようなヒットになるゲームとは、「直感的にその面白さが分かる。ぱっと見ただけで少し遊んで見たくなるような」ゲームではないかと言うのです。ハードウェアに依存した映像の美しさで勝負するようなゲームではなく、コンセプトやアイデアの斬新さで勝負するようなゲーム。そんなゲームを遊びやすく、魅力を増幅させるのもUI・UXデザインの力です。あなたがもしWEBデザイナーをしているか、コーディングを知っているのならそんなクリエイティブな仕事にトライしてみるのは悪くない選択だと思います。ゲーム業界でWEBデザイナーを求人している会社はそこまで多くはありませんが、弊社ラクジョブに掲載されている企業をご紹介する事は出来ます。最後にその会社のご紹介をして、この記事を終わりにしたいと思います。

◎リアルタイムアニバーサリー株式会社/WEBデザイナー募集
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=56678c7b9f06f0653