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2016.05.16 ゲーム ウメハラ選手が新たなスポンサー契約を締結!プロゲーマーのこれからについて

ume梅原選手とは

記事を読んでいただきありがとうございます。今回紹介するのは2016年5月14日に発表されたウメハラ選手に関するニュースです。対戦格闘ゲームにおいて、特にストリートファイターシリーズをプレイしている人であればその名を知らない人はいないと言える存在であるウメハラこと梅原大吾選手が飲料メーカーのレッドブルとスポンサー契約を結んだことが発表されました。4Gamerの記事を参照します。

引用開始

 2016年5月14日,飲料メーカーのレッドブルは,世界的に著名な格闘ゲーマー・ウメハラこと梅原大吾選手とスポンサー契約を結んだと発表した。

 この情報は,本日配信が行われたウメハラ選手によるストリーミング番組「Daigo The BeasTV」内で発表が行われたもの。これによりウメハラ選手は,日本人プロ格闘ゲーマーとしては,(ボンちゃん選手に続く)2人目のレッドブル・アスリートとなったことになる。

引用終了

【速報】格闘ゲーム界の至宝,ウメハラ選手がレッドブル・アスリートに。本人からのコメントも掲載

この記事を読んで、Mad Catzに加えて更にスポンサーが増えたのか!すばらしいなあと思っていました。ところがそういうわけではなく、記事にも書いてありますが、もともとプロ契約を結んだMad
Catzとは長年にわたるパートナーシップを経て、現在ではアライアンスパートナーという形で連携しているそうです。何にせよプロのゲーマーが別の会社からまた評価され契約を結ばれたというのは大きいと思います。

そもそもウメハラ選手は私も何度か対戦したことがありますが、かなりというか相当強いです。当たり前の話と言えば当たり前なのですが。もともとストリートファイター2やヴァンパイアシリーズでぬきんでた成績を収め、全国大会出場の常連であり当時から有名プレイヤーでした。『ヴァンパイアハンター』で286連勝という閉店まで勝ち続けた記録をもっていたり、1997年に『ヴァンパイアハンター』で優勝してから一躍全国にその名を広めることになりました。そして2010年4月からアメリカの周辺機器メーカーMad Catzとスポンサー契約を結び、プロゲーマーとして活動をしています。

ビジネスマン同士の握手プロゲーマーの現在

日本でも複数のプロゲーマーが活動しています。私が対戦格闘ゲーム好きということもあり、東大卒プロゲーマーのときど選手、ウメハラ選手と同じくMad Catzとスポンサー契約を結んだマゴ選手、Team HORIのメンバーであるsako選手、2011年7月に北米最大のプロゲーマーチーム「Evil Genius」とスポンサー契約を結んだももち選手など、多くの選手がいます。対戦格闘ゲーム以外にもPCゲームなど多数のゲームでプロゲーマーが続々と誕生しています。海外でもそれは同様で特に『League of Legends』というタイトルでは優勝賞金も高くトッププレイヤーになると2000万円以上の賞金を獲得していたりします。さらに最も優勝賞金が高く設定されているタイトルが『Dota2』で2015年のランキング1位のプレイヤーは2億円以上の賞金を獲得しています。

日本ではまだまだ優勝賞金がそこまで高くはないですが、1タイトルで20億円以上という賞金が設定されているゲームは存在しません。そもそも賞金の設定方法が違うというのもあります。『League of Legends』や対戦格闘ゲームの祭典であるEVOは賞金を独自に用意していますが、Dota2はプレミアムチケットというゲーム内での課金のうち25%を賞金として設定しています。そういう仕組みの差があるのでなかなか難しいところではありますが、対戦格闘ゲームやその他のゲームでもそういった仕組みが導入されれば、賞金総額が跳ね上がるかもしれません。

プロゲーマーの未来

ウメハラ選手の活躍するフィールドは対戦格闘ゲームですが、これからどうなっていくのでしょうか。現在ゲームセンターの多くが、経営的に厳しいところが増えています。私も2001年に東京に引っ越してきてから、聖地といわれたゲームセンターがなくなっていくのを何度も見ましたし、住んでいたところの地元のゲームセンターもなくなっていきました。新宿や池袋などある程度人数が集まるところは続いていますが、それ以外のところは少しずつですが閉じているところが増えています。新規オープンするという話もほとんど聞かないので、基本的には減少傾向にあると思います。ストリートファイターシリーズ最新作である『ストリートファイター5』も家庭用のみであり、ゲームセンターでは稼動していません。これは非常に残念な話であるとともに、今後のゲームセンター運営がどうなっていくのか、非常に厳しい視点で考えていかざるを得ません。

対戦格闘ゲームは家庭用のみになり、そのほかPC用ゲームのプロゲーマーは海外を中心にあるところまでは数が増えていきそうな感じです。小学校3年生のころからゲームセンターに通い続けている身としては悲しい限りですが、プロゲーマーの活動がゲームセンター運営の支えになるということもなさそうですし、ネットゲームを中心とした新しい展開を考えていく必要があるでしょう。そしてプロゲーマーもイベントで見たりネットで対戦することはできても、名まで実際に対戦するということがほとんどなくなっていくのかもしれません。でもそういったことが新しい何かを生み出すきっかけにもなりますし、思いもよらないところからゲームセンターが大繁盛することもありえます。いずれの選択肢も歓迎することですし、業界全体が盛り上がっていくためにもできることをどんどんとこれからもしていきたいと思います。

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