テレビ放送と投票を連動
アニメポケットモンスターの映画キャンペーン最大のプロジェクトが話題になっています。今回は過去に起きたポケモンの投票キャンペーンにおける不正事件を振り返り、ポケモン側がどのような対策をしてきたのかということについて記事にしました。
https://www.inside-games.jp/article/2016/04/19/97972.html
(引用開始)
「ポケモン総選挙720」はポケモン映画史上最大規模のプロジェクトで、映画「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ」の公開にあわせてゲーム内にプレゼントして欲しいポケモンを投票で決定するというものです。投票対象となるのは、これまでゲームに登場した720匹のポケモン(※ボルケニオンを除く全国図鑑No.001~720まで)。投票方法は全国のポケモンセンターなどの専用投票箱や、投票コード付き投票券によるインターネット投票など、さまざまな方法があります。
そして今回、TVのデータ放送でも「ポケモン総選挙720」へ参加が可能に。対象番組は4月21日、28日、5月5日に放送される「ポケットモンスターXY&Z」で、TVをインターネットに接続すれば、720匹のポケモンの画像を見ながら投票することが可能になります。
(引用終わり)
今回のニュースは ポケモン総選挙での投票がテレビ放送内でも可能というものです。ポケモン、投票と聞くと、とある事件を思い出す方々もいらっしゃるのでは無いでしょうか。2008年、Yahoo!きっず主催のポケモン人気投票企画で、「人気投票の効果を操作しよう」という動きがインターネット上の掲示板で呼びかけられ、実際に不正が行われてしまった事件です。
過去のポケモン投票で起きた事件
Yahoo!きっずのキャンペーン「ポケモン特集2008」の人気投票は、1位から3位までのポケモンを壁紙化して配布をするというものでした。ここに目をつけたネット掲示板の住人たちが、人気投票を投票段階から自動的に特定のポケモンに投票するという不正ツールを使って、不正票を大量に発生させた事件がありました。Yahoo!きっずなどに対してはイナズマイレブン!などのコンテンツにおいても同様の不正行為による投票結果の操作を目論んだ動きがあったため、Yahooきっずは警告文などを出すなどの対応策をしていましたが、それから幾たびか投票企画が標的にされる事件がありました。今回の「ポケモン総選挙」では、その防止策として投票方法が複数設けられ、どれも容易に不正ができ無いようになっています。
詳細はこちら:ニコニコ大百科「第1次コイルショック」
投票方法
ポケモン総選挙は以下の5つです。
1.ポケモンオフィシャルショップ、ポケモンセンター、ポケモンストア各店舗、おもちゃ大型量販店「トイざらス」に設置された投票箱での投票。
2.映画館や大型量販店などの投票コード付き投票権を用いたインターネットからの投票
3.記事冒頭で紹介したアニメ放送内での方法
4.コロコロコミック5月号についているハガキによる投票
5.DSを使ったセブンイレブンでのWi-Fiスポットによる投票
投票方法を分散させることによるリスク軽減や、インターネット上からの投票を暗号化するなど、不正が困難な対処が取られています。
悪ふざけは厳禁
今回のキャンペーン、もし何も対策を取ら無いままだと「不正に選抜されたポケモンをもらう羽目に」なってしまうので、厳重な不正防止体制が敷かれていることと思います。配布されるポケモンも通常の仕様とは違う可能性も考えられるので、子どもではない大人のポケモンファンも悪ふざけなどはせず、しっかりとキャンペーンを楽しんでいただきたいものです。アニメキャラクターの人気投票でインターネット接続可能なテレビを使ったイベントというのは前例が無いです。成功すれば、しっかりとしたキャンペーン方法の形として注目を浴びるのでは無いでしょか。
余談ですが、私はしばらくポケモンを触っていなかったので、いつの間にか720体にまで増えていたことに驚いています。私が幼稚園の頃にアニメポケモンがスタートし、「ポケモンいえるかな?」という曲が流行したり、カードゲームが大ブームになったりと社会現象になっていました。今「ポケモンいえるかな?」を作ったとしたら、ちょっとした頭の体操になりそうですよね。
記事を読んでいただきありがとうございました!