就活を経て、1年、2年働いてみたけれども、「やっぱり好きなことを仕事にしたい!」とアニメ業界への転職志す人は少なくありません。今回は、そんなアニメ業界への転職についてです。アニメ業界への転職を考えている人はぜひ読んでみてください。
アニメ業界は常に人不足
今やアニメが好きな若者はたくさんいますし、会社でアニメが好きだと公言しても変な目を向けるような人も年々減っているかと思います。社会人として働き始めてみたものはいいものの、やはり自分が好きなアニメに関わる仕事がしたいという人も増え、ラクジョブへの登録も増加傾向です。そんなアニメ業界を目指す方にとっては朗報ともなるニュースが一つあります。それはアニメ業界は常に人不足ということです。
アニメは日本中で人気ですし、アニメ業界の仕事も年々増えています。ソシャゲやラノベがブームから少し遅れてアニメ化されることもありますが、それも業界構造上致し方ない部分があります。スタジオの中でも有名、大手に分類されるような元請け制作会社は、2018年までラインが埋まっているという話もザラにあります。またそうでない中小規模の元請け会社でも今年の制作ラインは埋まっていて、来年の企画を考えている、どのオファーを受けような考えているという人も少なくありません。ラインが先々まで埋まっているということはそれだけアニメ制作の需要があるということです。当然それに伴って採用にも高いニーズがあります。
なぜ人不足なのに採用が進まないのか
とは言え、アニメ業界は誰それ構わず採用を進めているわけではありません。アニメ会社人を雇うのは、飲食店やスーパーがバイトを雇うのとはわけが違います。例えば制作進行として採用したのであれば、当然制作進行としての仕事を任せる必要があります。しかし、制作進行としての仕事を十分に全うできなければ、最悪放送できなくなってしまいます。かといって、新卒未経験者に手厚いサポートを用意できるほど余裕はありません。先ほども書いたように2018年までのスケジュールも決まっている中で悠長な仕事はできません。なので端的に言ってしまえば、即戦力になる経験者を採用したいというのが多くの企業の本音です。
そしてアニメ業界ならではの問題として離職率の高さが挙げられます。アニメ業界の仕事がハードであるということはそれだけ離職率も高くなるということです。仕事もハードな上に、お給料も安いとなれば、業界を離れて別の仕事をしたいという人が増えることも仕方ないことなのかもしれません。その観点からいうと、中途で別の業界を知っている人よりも新卒で業界そのものがそういうものなのだという認識を持ってもらった方が離職率が低くなるということも一つの事実です。その意味では、中途の未経験者転職よりも新卒の方が採用も積極的な会社が多いです。
中途未経験の武器とは何か
とは言え、中途未経験者が全くアニメ業界で仕事できないわけではありません。20代後半でもアニメ業界へ転職して、その後のキャリアを重ねている方にもお会いしたことはあります。中途未経験が業界から歓迎されていないとしても、中途未経験だからこその強みもあります。
先ほどは他業界とのギャップゆえに耐えられなくなってしまうと書きましたが、一方で中途未経験だからこそ活かせる武器もあります。アニメ業界は一言で言ってしまえばブラックです。その中でも良し悪しはありますが、普通の仕事では当然なことがアニメ業界では通用しなかったり、アニメ業界ならではの常識があったりします。例えば、長時間労働や低賃金などはその最たる例でしょう。しかし、誰もそれがそのままでいいと思っているわけではありません。、その違和感を正そうとするエネルギーを高く持っているのが中途未経験者です。もちろん入ってすぐに何かできるわけではないですし、逆に普通よりも大変な時期が続くことになるかもしれませんが、その先には生産性を上げるための仕組みを導入するための起爆剤になれる可能性もあります。
アナログなアニメ業界の仕事の一歩先にはそういった社会人の常識が組み入れられる世界や会社があってもいいのではないでしょうか。もちろん「好きだから」以外に説明もつかないようなバカみたいなエネルギーが込められるから作られる名作としか言いようのない作品もあります。その情熱と仕事を橋渡しするような人が中途未経験の転職から現れればと願っています。アニメ業界の就職転職求人情報をお探しの際はぜひラクジョブをご覧になってみてください。また、なにか質問などもございましたらお気軽にお問い合わせください。