今回は、ラクジョブにもよくお問い合わせをいただく「新卒の職務経歴書の書き方」についての話です。ラクジョブのシステム上でも職務経歴書の登録が必要な求人情報をそうでない求人情報があります。応募の際の注意、選考をより良い形で進めるためのコツ、考え方としてもぜひ読んで参考にしてみてください。
新卒のアニメゲーム漫画業界の就活について
高校や大学、専門学校卒業を控え、いざ自分が何をしたいのだろうと考えた時に、これまで自分が慣れ親しんできたアニメゲーム漫画を仕事にしたいと考える人は多くいます。実際ラクジョブにもアニメゲーム漫画が好きだからという理由で登録して、企業に応募している方はたくさんいらっしゃいます。「好きなことを仕事にする」のは決して悪いことだとは思います。最低平日1日8時間だと考えても週40時間、1週間168時間のうちの約1/4を仕事に費やすことになるわけです。考え方によって、職業の選択一つで、自分の人生が1/4近く失われてしまうとも考えられます。しかし、一方で好きだというだけでは仕事にできないのもアニメゲーム漫画業界です。
アニメゲーム漫画が好きだという方はたくさんいますし、実際にアニメゲーム漫画を仕事にしたいという人も少なからずいます。今の業界で一番影響力を持っている社長の方々もアトムを見て業界に入って、ガンダムが好きで仕事を選んだという人が多くいます。今で言えば、ポケモンが好きだからという理由の人がいても全く不思議ではありません。しかし一方で昔よりもアニメゲーム漫画業界で働き始めることのハードルが上がっています。世間の流通しているアニメゲーム漫画のレベルの年々上がっており、量も求められるようになっています。質と量を確保するには新卒レベルから育て上げるだけのコストを業界各社が負担できなくなっています。
アニメゲーム漫画の会社に採用される人
とは言え、毎年少なからずアニメゲーム漫画業界への新卒採用は行われています。では一体どんな人がアニメゲーム漫画業界で採用されることになるのでしょうか。それを図るための一つの要素が伸びしろです。業界未経験で、実際に仕事としてアニメゲーム漫画を作ったことがない以上、ある程度の教育機関が必要なことが前提となります。その上で企業としてもどうせ採用するなら伸びしろがある人、早く成長してくれる人、より上まで成長してくれる人を採用したいと考えています。
そこでアニメゲーム漫画業界であれば、ポートフォリオや自分で作った作品など何かしら自分をアピールできるものを伸びしろの判断基準として使います。履歴書や職務経歴書も参考にしますが、結局はモノを見るのが一番早いというのが一つの結論です。まずは自分の実力をアピールできるポートフォリオや作品などの資料を用意してあげてください。口でアニメゲーム漫画が好きといくらでも言えますが、ものすごいクオリティの高い絵が一つあればそれ以上に雄弁な「好き」はありません。まだ仕事でもないのに、自分自身で努力を重ねられたという証拠こそが「好き」を物語ります。
結局職務経歴書は何を書けばいいのか
では、結論として職務経歴書はどうすればいいのでしょうか。基本的に職務経歴書は、中途転職の人が有効に使える資料です。学生となると、職務経験と呼べるようなものは、飲食店やスーパーなどのアルバイトぐらいかと思いますが、基本的に他の人も普通にやっていることは自己のアピールポイントにはなりません。例えば、アルバイトの中で、自分で企画し、施策し、実践して売上を○○%上げたと言えるようなことがあれば、アピールポイントにもなりますので、異業種のアルバイト経験はアピールポイントがあれば書くようにしてください。
また、ゲームのデバックをしていたとか、ゲームのイラストを制作したことがあるとか、インターンでどこそこで働いていたというのであれば、それはそれで書くようにしてください。基本的には、職務経歴書も企業にアピールするための資料です。どんな情報であれば、企業の採用担当が興味を持つのかを考えてください。もし書ける内容が思いつかないのであれば、それはまだ職務経験がないということです。それ以外の作品や何かしらの非凡な体験・経験をアピールポイントにするようにしてください。
※ラクジョブに限って言ってしまえば、「求人応募には【職務経歴】の登録が必要です。」と表示される求人情報は経験者採用を想定した求人情報です。新卒や未経験者でどうしても応募したい場合は、別途ご相談ください。