近年、動画配信サービスなどでスマホやタブレットなどで動画を視聴することが多くなっている傾向が見られています。そのため、テレビ局は、若者のテレビ離れ、視聴率の低下などの問題に直面しています。そんな中、テレビ朝日がサイバーエージェントと共同出資し、インターネットテレビ局をスタートしたというニュースが入ってきました。そしてそのうちの4チャンネルがアニメの専門チャンネルということで、今回はその一部を紹介できればと思っております。
無料で見放題 サイバーエージェントとテレ朝のネットテレビ「AbemaTV」本開局 報道、アニメ、ドラマなど24チャンネル
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1604/11/news092.html
引用始め
サイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資で設立したAbemaTV(アベマティーヴィー)は4月11日、動画番組を24時間無料見られるインターネットテレビ局「AbemaTV」を本格スタートした。スマートフォンやPCに対応したサービスで、報道番組やアニメ、ドラマなど24のチャンネルをテレビ感覚で楽しめる。
中略
アニメは4チャンネルそろえた。人気のアニメを配信する「アニメ24チャンネル」、深夜アニメを一日中見られる「深夜アニメチャンネル」、なつかしいアニメをそろえた「なつかしアニメチャンネル」、世代を問わずに楽しめる「家族アニメチャンネル」――だ。
引用終わり
4月11日より配信がスタートされたAbemaTVだが、24チャンネルのうちの4チャンネルがアニメ専門チャンネルになります。そしてそれぞれによって特徴を持った番組編成になっており、今回は「深夜アニメチャンネル」を見た印象についての紹介です。
「深夜アニメチャンネル」
(画像はAbemaTVの公式サイトより)
チャンネル名通り、深夜帯に放送していたタイトルを中心に番組編成されたチャンネルです。2016年4月12日時点では「ソードアートオンライン」「ストライクウィッチーズ」「アクセルワールド」「Fate/stay night」「アイドルマスター」「とある魔術の禁書目録」などのヒット作を中心とした番組編成となっています。
時間配分の特徴
インターネットテレビということもあり、番組編成は、地上波テレビとは違った構成になっています。最も大きな違いは一時間区切りになっているため、30分のアニメ2話ずつの放送です。そしてさらに細かい配分で言えば、OPやAパート、Bパート、次回予告の間に30秒の企業CMが挟まれ、これを2話分符付けて配信します。ここまでで大体50分となり、その後は他の番組の宣伝や企業CMやアニメの最新情報などが配信されます。そして最後の15秒ほどは次の番組へのカウントダウンの動画になります。さらに同じタイトルのアニメの続きが夜にも配信されるため、1日あたり4話進むことになります。また、週末の深夜はアニメの一挙放送になっており、地上波にはない時間編成となっています。
インターネットテレビの影響
(画像はAbemaTVの公式サイトより)
インターネットでのテレビ配信チャンネルができたことにより、スマートフォンやタブレットで屋外でもテレビを視聴できるようになり、24時間いつでもアニメなどを観れる環境が整ってきました。さらにプレミアムプランへの加入を行えば、過去に放送したタイトルに関しても視聴可能とのことです(一部視聴制限があります)。動画配信サービスやインターネットテレビなどインターネットを使った番組配信はどんどん進んできています。今後もこの傾向はどんどん進んでくると思いますが、テレビ局のインターネット配信事業への本格参入によりもっと激化していくでしょう。