ゲーム業界において、家庭用ゲームは、ソーシャルゲームに押され気味です。特に据え置き型のハードは、持ち運びがなかなかできないため、家でがっつりやるイメージが強いです。そんな中、今回のプレイステーション4でアップデートされる新機能の中に「PCとMacからのPS4リモートプレイ」が追加されるということがわかりました。
PlayStation 4システムソフトウェア3.50で追加の新機能「PCとMacからのPS4リモートプレイ」を試してみた
https://www.4gamer.net/games/990/G999024/20160406096/
引用始め
PlayStation 4(以下,PS4)用システムソフトウェア「バージョン3.50“MUSASHI”」の配信が始まった(関連記事)。3.50で具体的に何がアップデートされるのかは当該記事を参照してほしいと思うが,大きなトピックとなるのが,これまでPlayStation Vitaや一部のXperiaスマートフォン/タブレットでのみ利用可能だった「PS4リモートプレイ」を,PCおよびMacからも利用できるようになった点だ。
引用終わり
今回の新機能は、ソフトウェアをインストールすることだけで利用可能になりますが、一番気になるのが、使用するときに必要なPCやMacのスペックでしょう。いくらリモートプレイが可能になるとはいえ、ハイスペックなPCやMacを使わなければならないということであれば、使用できる人は大きく偏ってしまします。そして実際に必要なスペックは左の画像になります。そして、そのスペックを確認すると、特別ハイスペックでなければならないということもなく、多くのPCやMacでプレイできます。敢えてネックとなるのがPCのOSで、Windows7が対応していないことですが、無償でアップロード出来るのでさほど問題にはならないでしょう。
PS4リモートプレイのメリット、デメリット
リモート機能として最も気になるのが遅延です。今回のPC版やMac版にもPlayStation Vita版やXperia版のPS4リモートプレイと同じくらいの遅延が発生するそうです。加えて、PCやMacで他の作業をしてしまった場合、音切れの原因となってしまうとのことです。そしてもう一点の大きな違いは、コントローラーがキーボードということです。それでゲームが楽しめるのであれば問題ありませんが、難しいようであればゲームパットが必要となってきます。そのため、喫茶店のような人目のあるところではやりづらいでしょう。一方で、出先でプレイしたいという人にとってはどこでもできるようになるため大きなメリットとなるでしょう。
今回のアップデートで、大幅に家庭用ゲームをプレイする時と場所が増えるようになったと思います。家庭用ゲームがソーシャルゲームに対抗するためにもゲームをどういったときにしたいか、どうしたら利便性があがるかの追求をし続けない限り、今の状況は変わらないのでしょうか。