アニメゲーム漫画業界のクリエイター向け　1日に何時間寝ていますか?　パフォーマンス最大化する睡眠時間について

全てに影響を及ぼす睡眠時間

記事を読んでいただき有り難うございます。今回の話題は睡眠時間についてです。みなさんは、1日に時間寝ていますか?実は睡眠時間を1日にどのくらいにするかという問題は、仕事のあらゆることの中でも、最重要な問題だと私は考えています。睡眠時間が極端に短く3時間や4時間（中にはそれでも全然大丈夫！という人もいるそうですが）で仕事に取りかかっても、仕事のパフォーマンスは極端に下がります。とはいえ毎日8時間寝ることに決めると、今度は日中の作業時間が減ります。弊社のようなメディア企業や、クリエイターのような知的労働者にとって、仕事の質=脳の回転速度といっても過言ではありません。今回の記事では、クリエイターにとって適正な睡眠時間とはどのくらいなのかというテーマについて書きたいと思います。

適正な睡眠時間とは?　

まずは睡眠時間を考える上での基礎的な事項について確認したいと思います。人間の睡眠には脳波が落ち、深い休息状態にある｢ノンレム睡眠｣と、眠りが浅く眼球運動が活発になる｢レム睡眠｣とが交互に訪れるといわれています。脳が本格的に休息するノンレム睡眠は90分サイクルで訪れるので、90分をワンセットと考えた時に必要十分な回数を取る事が重要になると言われています。

適正な睡眠時間について成人男性であれば｢7〜8時間｣であるとか｢6時間がベスト｣であるとか、｢睡眠環境が良ければ３時間｣とか諸説あります。しかし自分自身の睡眠時間は自分で見つけるしかありません。90分サイクル説は睡眠時間の根拠として紹介されることが多いですが、そのサイクル自体も人によって100分であったり85分であったりと差があると主張する人もいるので、自分で試行錯誤して検証して欲しいです。ただ、睡眠にはサイクルが存在し、サイクルには一定の時間があるということは事実であるので、それを念頭に置くようにしてください。

日本人の平均睡眠時間について

日本人の平均睡眠時間は7時間41分であるといわれています。これは年々減少傾向にあると言われています。

（参照:https://www.humansb.com/mechanism/sleep-time-page7.html）

これはOECD加盟国においては最短の時間であるという調査結果になっています。平均的な睡眠時間であれば、7時間半とそこまで短い感じもありませんが、みなさんはどうでしょうか?クリエーターにとっては、｢デスマーチ｣という言葉もあるくらいで、期間によっては睡眠時間が取りにくい環境にいる方も多いかもしれません。アニメやゲーム漫画業界で活躍すればするほど、この7時間41分という平均的な時間さえ、到達することは難しいのではないでしょうか?

因みに弊社では、社員は必ず６時間の睡眠を取ることが推奨されています。6時間であれば90分サイクルにして３〜4サイクルは取る事が出来ますし、仕事上のタスクにも集中力をたもって取り組む事が出来ます。もっとも、私自身は試した結果、6時間では少し足りない感じがしたので、6時半を自分の中の標準にしています。
睡眠から生活を設計する

朝のコンディションによって、1日のクオリティは決まってきます。そこで、1日の時間を睡眠時間を確保することから設計してみてはいかがでしょうか。睡眠時間を7時間なら７時間と決めて、眠る時間になったらいくらタスクがあってもそこで中断する。そして翌朝にできるようにした方が、知的な生産性は高まります。頭脳が何よりも大事なクリエイターだからこそ、生活の基礎を見直してみては?そんな思いで記事を書きました。参考になれば幸いです。