今回も、ポケットモンスターの記事の続きになります。20年ものタイトルのためそれなりの量となり3ページ目です。前回は、「ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー」まででしたが、それ以降の「ポケットモンスター ブラック・ホワイト」からのお話です。
ゲーム ポケットモンスター20周年、育成システムの見える化がすすんだ、「ルビー・サファイア」から「ハートゴールド・ソウルシルバー」まで
参考サイト
「ポケットモンスター」が2016年2月27日で20周年。第1作「ポケットモンスター 赤・緑」から20年の歩みを振り返る
https://www.4gamer.net/games/316/G031663/20160226129/
前作と完全に断絶したタイトル
2010年代初の作品が2010年9月18日に発売された「ポケットモンスター ブラック・ホワイト」です。舞台がイッシュ地方に変わり、新ポケモン数156種類、計649種類にもなりました。そして今タイトルの一番の驚きは、新ストーリーのみならず、ポケモンも全て、新キャラクターのみで構成され、エンディングまで迎えるまでは既存のポケモンは登場しない作りとなっていました。
初の続編
そして、その2年後の2012年6月23日には、「ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2」が発売されました。プラットフォームがゲームボーイアドバンスの時から続いていた。新作2タイトル後の新ストーリーと新要素を加えた別バーションの販売、そしてゲームボーイ時代のリメイクを2タイトルという流れが続いてきました。しかし今回は、「ブラック・ホワイト」の2年後を舞台とした「ブラック2・ホワイト2」とはっきりと続編として出したのは初めてだったのではないでしょうか。
プラットフォームはニンテンドー3DSへ
「ブラック2・ホワイト2」の発売から1年後、プラットフォームは、ニンテンドー3DSへと変わりました。そこで発売されたのが、「ポケットモンスター X・Y」になります。これまでのドット絵という平面から、ニンテンドー3DSで導入された裸眼立体視を使った3D映像で、ポケモンの出現時や一部のマップ移動時の表現が変わり、奥行き感のある表現に驚きを感じました。内容としても、新ポケモンが71種類追加、舞台もカロス地方へ変わりました。バトルシステムにおいても、これまでは、多くて2対2のタッグマッチでしたが、3対3のバトルであったり、野生ポケモンとの戦闘の時でも、群れで襲いかかってくるなどのパターンが新たに追加されました。群れで襲われた際は、たとえ圧倒的なレベル差があっても、1対5という状況のため、全体攻撃の技を持っていなければ、相手からの全体からの連続攻撃を受けるため、目測を誤ると一戦で大ダメージを負ってしまうというリスクがバトルを面白くしておりました。
新タイプ「フェアリー」追加
しかしそれ以上のバトルシステムの変更がありました。それが、ゲームボーイ版の「金・銀」以降、変更がなかったタイプの追加です。それが、「フェアリー」タイプになります。最大の特徴がドラゴンタイプの攻撃に対しての攻撃を受け付けないというものです。これまでのシリーズの中で、一体のポケモンに対して、2タイプまで持つことができていたため、これまで17タイプの組み合わせで、かなりのバリエーションを増やしてきましたが、「ドラゴン」に関しては、弱点となるタイプが少なかったとともに、最終進化ポケモンのステータスが全体的に高かったこともあり、今回「フェアリー」タイプの投入となりました。そして、タイプ史上初めての5文字と最も長いタイプ名となっています。そして、フェアリータイプにはイーブイの進化系「ニンフィア」をはじめとして、マリルやプリンなどもフェアリータイプが追加されたため、戦闘時のダメージが想定より低くなることがあり、とまどいました。
新たな進化「メガシンカ」
もう一点の大きな変更が、ポケモンの進化です。これまでのポケモンシリーズでは、最大で2段進化、進化が少ないポケモンに対しては、進化前のベビィーポケモンをつけたり、もう一段、進化のモンスターを増やしたりということはおこなってバリエーションを増やしてきました。しかし、今回初めて、最終進化ポケモンからの限定進化、最大で3段階目の進化が実装されました。それが、「メガシンカ」になります。最終進化ポケモンに特定のアイテムをもたせた状態で戦闘に入った場合、選択画面にメガシンカの項目が増やされ、その戦闘時のみ、限定的に進化するというシステムです。そしてポケモンによって違いや、ポケモンによっては2種類への進化のバリエーションがあったりします。効果的には、進化したポケモンによって、ある特定のステータスが大幅に上昇するなどの効果があります。
その後の2014年11月21日に発売された「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」は、ゲームボーイアドバンス版の「ルビー・サファイア」のリメイクにありますが、メガシンカの要素を追加してのストーリー展開となっています。
今後のポケモンの展開
ポケットモンスターが発売されてから20年が経ち、2月27日にバーチャルコンソール版の「ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ」が配信、スマートフォン版「Pokemon Go」や最新作「ポケットモンスター ムーン・サン」へと繋がっていきます。まだまだこの人気は続いていくのではないでしょうか。
20年も愛されてきたポケモン
これまでに任天堂のプラットフォームのみならず、アーケードやカードゲーム、アニメ、グッズなど様々に形を変え、世界中で愛されてきたポケモンですが、本家のゲームにおいて、シリーズを重ねていくにつれて、どんどん新要素を追加していくとともに、ユーザーがこだわる部分、特に育成に関しては、どんどん情報を見える化し、アイテムやNPCによる利便性の向上をするなどの細かい気配りが広い世代にわたって愛されるコンテンツとなっていったのではないでしょうか。
最近では「妖怪ウォッチ」がポケモンに続く、長寿コンテンツになり得そうですが、世代ごとに、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」、「ポケットモンスター」「妖怪ウォッチ」のような、この世代はこのゲームで育ったと言えるようなタイトルが増えていけばと思っています。
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