今回は、ネット上で話題になっているコンシューマーゲームにまつわる心温まる話があったので、そのご紹介です。ゲーム業界を目指す新卒の方やゲーム業界に携わる人にとって、今からでも就活や仕事を頑張ろうと思えるお話です。
3DSを壊してしまい修理に出した8歳児が下手な大人よりしっかりした謝罪文を任天堂に送付 ネット上で称賛の声
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1602/05/news128.html
ことの発端は、昨年の1月31日にある8歳の男の子が、リュックの中に水筒と「ニンテンドー 3DS」を一緒に入れていたところ、水筒が倒れたと弾みで蓋が外れ、水に浸してしまったことから始まります。ゲーム機器の4分の1が水に浸り壊れてしまいました。その後、親の相談をしたところ、男の子自身に修理の対応するように促し、電話で任天堂に修理の対応の依頼の申し込みをし、問題の機器を任天堂に送ることになりました。8歳の男の子がそこまでの手続きをするのもすごいですが、さらに送付時にメッセージを追加して送ったのが、
8歳の男の子からのメッセージ
引用始め
水につけてしまってもうしわけございません。もうぼくといつもいっしょだった3DSとあえないかくごをしたいと思います。これからは水とうのふたを、ちゃんと、しめるように心がけます。本当にもうしわけありませんでした。
引用終わり
という文面、正直、私でもここまではしないと思います。ただ、この男の子がニンテンドー3DSをとても大切にしていることが伝わってきます。最近は、スマートフォンが普及し、ソーシャルゲームがゲーム市場の半分以上を占めている現在、小学生も例外ではありません。
小学生携帯電話・スマートフォン所有率 [ 2015年第一位 東京都 ]
こちらのサイトによれば、全国平均が約58.0%、最も割合が多かったのが、東京の68.1%、逆に最も低かったのが、秋田県の43.1%でした。どの都道府県でもだいたい二人に一人は持っている計算になりますので、驚くべき割合ですよね。それを考えるとソーシャルゲームを多くプレイしている小学生もたくさんいると思うので、今回の男の子のケースは稀なケースなのかもしれません。
しかし、このようなユーザーを大事にすることは今後のコンシューマーゲーム業界にとっても重要なのは間違いありません。もしかするとこの男の子が、スマートフォンを持っていなかったかもしれませんが、8歳の男の子が3DS本体とゲームソフトを自分のお小遣いでたくさん買っているとも思いませんし、とても面白いゲームだったのか、すごい時間を費やしているという印象がありました。コンシューマーゲームのいいところは、ゲームソフトやハードにゲームのデータが残るところです。
修理完了後戻ってきた3DSには・・・
ソーシャルゲームの場合、セーブデータは、運営会社のサーバーに入ってしまいます。そのため、どんなにたくさんの時間とお金を使ったとしても、サービスが終了してしまえばデータは無くなってしまいます。そのようなことは小学生には酷ですし、理解できないでしょう。コンシューマーゲームも中のデータが壊れてしまったら元も子もありませんが・・・。
きっとこの男の子も3DSがこわれたことですごい喪失感だったでしょう。
そして、2月3日に修理に出したニンテンドー3DSが任天堂、本体の交換とシリアルNo.の変更を行ったとメールで伝えられたそうです。この子の親もメールの文面からデータの復旧できなかったかと思ったそうです。そして次の日、男の子の元に3DSが届き、新品になって帰ってきたそうです。男の子に3DSを渡し、電源をつけたそうです。そうしたらなんと壊れる前のデータがちゃんと残っていたそうです。男の子も「ぼくのDSだ!」と喜んだそうです。
そしてさらにすごいのは、応援してくれたtwitterの人にもコメントを残しているところです。
引用始め
ぼくの3DSがかえってきました。中はそんなにかわっていませんでしたが、外は、しんぴんのようにピカピカにかわってしまいました。けれど、ぼくは3DSがかえってきただけで、うれしいです。チョイッターのみなさまたくさんのおうえんありがとうございます。これからも、3DSを大切にします。
引用終わり
幼い頃の思い出となるゲーム
しかし、今回の件、データがちゃんと残っていて本当に良かったと思いました。それで男の子が喜んでくれたのですから。それにもしデータが復旧できなかったとしても男の子に対してなんらかのフォローをしたほうがいいと思います。小さい頃の体験というものは、意外に強く残るものです。特に嫌な記憶というものは特に強く残ります。そして、その嫌なことがその後、帳消しなる体験になりました。このような場合、後々の人生にも影響を与えるのではないしょうか。個人的な経験ですが、私も嫌なことはなかったものの、小・中学生の時のコンテンツの影響で、今の仕事をやっていますし、アニメやゲームや漫画の記事を書いています。そのため、小さい時の体験は重要です。きっとこの男の子はその後も任天堂のゲームをたくさんやるのではないでしょうか。そして、ゲーマーやゲーム開発に携わりたいなど思うのかもしれません。
コンシューマーはソーシャルゲームに押されて下火と言われていますが、中にはこんなにも純粋にコンシューマーゲームをやってくれている子供もいます。そのことは忘れないでください。
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