記事を読んで頂きありがとうございます。ビ・ハイアの床井です。今回の記事では、1月25日に開催の予定されている「アニメゲーム漫画業界の経営者交流会」に参加予定の企業のご紹介をしたいと思います。
今回ご紹介するのは「ポケットクエリーズ」という会社です。主にUnityを用いたゲーム開発を行っている会社なのですが、単なるゲーム開発には留まる事の無い幅広い事業展開をしている会社です。代表の佐々木さんがアイデア豊富な方で、いくつも面白い取り組みをされている会社でしたので取り上げさせていただきました。
Unityゲーム開発のプロフェッショナル
ポケットクエリーズはいくつも強みのある会社ですが、特筆するとすれば「Unity」の強さでしょう。Unityがゲーム開発に使われ出してから間もない2011年には、既に社内にUnityを導入。その頃からゲームの開発案件をこなしてきたので、社内には熟練したUnityエンジニアがそろっています。
また、サイバーエージェントやKlabといった大手SAP会社にたいしてUnity導入のコンサルティングをした実績があります。さらに、最近になって注目を集めているベトナム人のUnityエンジニアともコネクションがあり、unityであれば最大20人の稼働をする事が出来ます。Unityについては仕事の発注をする事もできますし、社内への導入のコンサルティングを頼む事も出来ます。まさに「Unityの専門家」と言えるような会社です。
Unityを生かして、20人程度の規模の会社ではありますが、確かな技術力に裏打ちされたゲームを作る事が出来ます。戦場をカブに乗って逃げ回る「Deserter Simulater」は、カブで逃げ回るというコンセプトもさることながら、全体的に少しコミカルなキャラクターデザインや、ジャンプ台やドラム缶などの障害物のあるステージが面白いゲームです。
※左の図は公式HPのものです。クリックでホームページにリンクします
ジャンプ台に突っ込めば大ジャンプして着地。そしてマシンがバウンディングして、その衝撃で機体からずり落ちることもあります。シンプルですが、マシンの動きはリアルに制御されており、根幹にあるアクション性が心地良いゲームです。こういうシンプルだがアクション性のあるゲームほどダラダラと遊んでしまいますよね。Unityというエンジンを使いこなした快作です。
VRにも強い
また、VR系の技術にもいち早く注目し、既に開発の実績を作っています。代表作として「Tokyo Vertual Walking」という東京23区をバーチャルにお散歩出来るゲームの開発をしています。この開発には「kinnect」という自分の身体の動きを感知しモニター上に反映するデバイスを使用しています。自分が足踏みをする事で画面の中のキャラクターも足踏みをするという新感覚のゲームになっています。
VR技術についての研究は、ネット上にて「Tech Demo」という名で公開されています。Unityに一足早く目を付けたのと同様に、VRについても他社に先駆け実績を作っていることは流石と言わざるを得ません。
「2016 年はVR元年だ」と言われるくらいVR技術に注目が集まっていますが、実際の所「具体的に何か実績を作りVRを使ったゲーム開発を1つでもやったことがある」そんな会社は殆ど存在しません。「VRは流行しそうだけれど、よく分からないからねえ・・・まだうちはやる気にならないな」とそんな調子でいる会社が殆どですが、ポケットクエリーズは先手を打って試行錯誤を繰り返しています。Unityの例同様、VRでも技術指導をするような立場になっていくでしょう。
確かな技術力と、キラリと光るアイデアで勝負する会社
・・・ポケットクエリーズさんを紹介するなら、そんなキャッチフレーズが丁度良さそうです。20人弱の小規模な会社ではありますが、リリースされているゲームはどれもコンセプトが活きた、シンプルだが長く遊ぶ事ができそうなゲームばかりです。
例えば、私が「これが面白いな」と思ったゲームに「巨大クエリちゃん現る!」というゲームがあります。これは自社キャラクターの美少女「クエリちゃん」が秋葉原を模した街に巨大化して現れます。大迫力のクエリちゃんにおそるおそる近づいてビームを発射!。すると、今度はビームの効力でクエリちゃんが小さくなって街中を逃げ回ります。秋葉原の街は狭くて雑然としていますから、クエリちゃんを探すのにも一苦労。今度はヘリコプターに乗り込むなどして、自分がクエリちゃんを追いかけ回します….。こんなゲームなのですが、先ほど紹介した「Deserter Simulator」同様、長時間遊んでしまいそうな良く出来たゲームです。
UnityやVRなど、技術を旺盛に取り入れていく面があるのですが、かといって技術に偏重するのでは無く、シンプルで遊びやすいゲームの中に上手く技術を取り込んで新しい面白さを作り出して行ける会社だと思います。20人弱と比較的に小規模な会社ながら、ここまでキッチリと自社でまとめきれるのは素晴らしいです。現在UnityやVRといった技術の導入という面での相談も受け付けていますし、一緒に企画をしてゲームを初めとした面白いコンテンツを作っていける会社も募集しているそうです。会って話してみれば、何か面白い展開が待っているかもしれません。交流会で見つけたら是非話しかけてみてください。見つけたいけれど,見つからない。そんな時はスタッフにお声掛けください。
もしこの記事をみてポケットクエリーズさんと話して見たい、そう思った方がいれば下のフォームからメッセージを送ってください。交流会にお越し頂ければお引き合わせ致します。その他、記事についてご質問がある場合にも、ご自由にどうぞ。