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2016.03.19 アニメゲーム漫画業界 経営者無料交流会で名刺交換した企業とアニメ映像制作2000万円の受託案件受注

bg交流会に参加するさまざまな企業

記事を読んでいただきありがとうございます。今回は3月9日にアニメゲーム漫画業界経営者限定無料交流会を開催するのに伴い、これまでにどんな出会いがあり実績につながっていたかの紹介をしていこうと思います。交流会自体は10年近く続けていてその間ずっと無料で開催し続けています。無料で開催している理由については、過去に記事を書いていますのでそちらに譲るとして、その中で仕事につながった事例はたくさんあるのですが、今回は遊技機の映像制作案件について受注が決まった件について紹介します。

交流会は10年も開催し続けていると、当初からずっと参加していただいている会社もあればスマートフォン向けのゲームやブラウザゲームの仕事が増えてきたことにより新規参入したことで交流会にも参加するようになった会社もあります。それまでは役員の方と一緒に参加されていた方が、独立したことにより別の会社名で参加されることもよくあります。それぐらい新陳代謝の激しい経営者交流会ですが、遊技機の映像を担当される会社の参加も徐々に増えていきました。特にゲームの開発案件が減り遊技機の映像制作の案件がどんどん増えていったときに、遊技機の仕事のほうがゲームの仕事よりも多いという会社もかなりの数ありました。今は遊技機業界の規制が相次いだ結果その逆の傾向になっています。

shutterstock_247764778遊技機のアニメ制作で困っていた会社

これは実際の開発現場、制作現場の方の話を聞くとよくあることなのですが、アニメ版権を取り扱う遊技機作品はホールに行けば一目瞭然である通りかなり数が多いです。当時も遊技機の映像制作案件を抱えている会社がある問題に直面しかなり困っていました。それまで外注先となる会社の数も限られており、知り合いを増やしていきたいと思っていたところに、弊社の交流会があるということを知り参加されることになりました。遊技機の液晶開発において版権物のアニメ作品を取り扱う場合、アニメ制作部分を版権を持っているアニメ制作会社が担当することがよくあります。アニメ制作会社側も売上を確保できるからです。ところが開発に入った段階で劇場版のアニメ作品やTVアニメシリーズが始まってその作品も担当することになると、遊技機のアニメ制作がおざなりになることがよくあります。もともとの納期からは遅れに遅れて、政策のスケジュール自体を見直す必要に迫られていきます。今回参加した会社もこういった点においてかなり困っていました。

そこで交流会で名刺交換をした会社がアニメ制作会社でありながらも遊技機映像制作を専門としたラインをすでに構築しており、版権もとのアニメ制作会社がなかなか進めてくれない作業の肩代わりを買って出たのです。結局進捗3割ぐらいのところから残りの部分ほとんどをそのアニメ制作会社が請け負うことになり、最終的に2000万円の受託制作案件となりました。その後の継続的にやり取りを続けており、アニメ制作案件が入ってメーカーや版権元による制作会社の指定がなければ必ずその会社に相談するようになりました。今でもアニメ制作案件を引き続き受注しており、ラインの拡大も検討しているとのことです。

shutterstock_276159485最初から案件を目当てに参加はしていない

案件情報を交流会の会場で公開することをよくやっています。とはいえ参加される企業様でよく仕事につながっている会社は案件情報に期待を寄せて参加しているわけではありません。多くは困っている会社があれば手伝いをしたい、自身の見識を広げたり新しいビジネスのきっかけになるかもしれない、業界の情報や最新の動向を知りたい、といった動機で参加されることが多いです。そんななか話をしていくうちに案件というか仕事の話になり、そこからパートナーシップを結ぶということがよくあります。案件情報をいくら聞いてもそんなに困っているのかなと思われてしまいがちで、皮肉なことに結局は仕事につながらないことが多いです。

これはなかなか難しいことなのですが、仕事を求めていない会社ほど仕事につながっているのです。それは切羽詰っているわけではなく、大変ならお手伝いしますよ、逆にこちらも手伝ってもらえませんかという相手を気遣える余裕があるからです。だからこそ相手も心を開いて困っていることを話してくれますし、実際に仕事になりやすいのです。時としてがつがついくことはいいこと結果につながることもありますが、基本的に自分が消費者側であれば、がっついてくるお店の人よりも、困っていることがあればお手伝いしますよというスタンスのお店の人のほうが付き合いやすいと思います。そこまでがっついてくることも、消費者側からすると必死な理由の裏をかんぐってしまいかねません。だからこそ、業界発展のための交流会というもともとの理念に基づいて参加し、交流を深めていただければと思います。

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