なぜ経営者限定なのか

記事を読んでいただきありがとうございます。今回紹介するのは弊社で主催しているアニメゲーム漫画業界経営者限定無料交流会において、新規に仕事の発注先が見つかったという事例です。2016年3月9日に開催したのですが、150名以上の参加予約があり、多くの経営者の方々に交流をしていただきました。その中で、実際に仕事につながったというか、発注先が見つかって良かったという喜びの声をいただいたので紹介したいと思います。その話の前に、なぜ交流会が経営者限定にしているかについてお伝えしていこうと思います。

交流会を開催した当初からのコンセプトの一つとなっている役員限定ですが、これを導入した理由として一番大きいのは決裁権のある人が来ることで実際にビジネスのスピードがかなりアップするからです。特に業界を支える多くの開発会社や制作会社はオーナー社長の決定がすべてと言っても過言ではありません。社長が交流会に来ていて、そこで良い会社が見つかったらすぐに取引が始まるという事例はこれまで何度もありました。ちなみに経営者限定の交流会ではありますが、経営者と一緒に経営者ではない方の参加も認めているので、たまに経営者ではない人同士での話も発生します。そういった担当者レベルでの話はなかなか進まない上に、終わりもしっかり見えないし、最終的に実行されないことが多く、そういった意味でも経営者限定にしていることで、多くの参加者の方々に価値を提供できているのではないかと思います。

ずっと発注先を探していた

今回事例として取り上げるのはアニメの映像やゲームのグラフィック制作を行っている会社で、今回尺としては数分のアニメーションを制作できる会社を探しに交流会へ来ていました。数分とは言えそれがワンクールあるので、そこそこのボリュームはあります。そのアニメーション制作できる会社は地方にはなかなかないため、遠路はるばる交流会に参加されました。当日何気なく私と会話した際にそういったニーズをいただいたので、当日参加されていた会社の中から、アニメーション制作も対応可能な会社を3社ほど紹介させて頂きました。それぞれの会社としばらく話をした後、帰り際に今日は収穫があって良かった。ありがとう。と声をかけて頂きました。

そういうお言葉をいただいたこと自体まず嬉しいのですが、さらにその後実際に仕事を発注するところが決まったとのお話をいただきました。実績やサンプル、予算を検討した上決まったそうです。結局のところ紹介したすべての会社が選ばれるわけではないですが、それでも今回の出会いが次回の作品につながるかもしれませんし、それ以上に困っていた問題を解決できたというのはとても良かったと思います。実際、交流会で出会えないまま変えられてしまうことも発生していますので、そういう意味でも最後まで残って熱心に交流をしていらっしゃったことも重要なポイントだなと思います。

なにを目的に交流会に来るのか

経営者の方の時間をいただいて開催する交流会ですから各社それぞれ問題を解決したいという思いは少なからずあると思います。特に主催側の我々ビ・ハイアからすると少しでもその問題解決のきっかけになれば嬉しいと思っていますし、それらを通じて業界発展につなげていきたいと思っています。今回の事例のように直近の問題を解決したいという思いももちろんそうですし、業界的に今度どういう舵を切っていこうかという情報交換の場であったり、単純に以前お世話になった人と交流を深めて、仕事上の付き合いもさることながら個人的に経営者同士という意味で付き合いを続けていくという場にもなっています。業界発展につながるかつながらないかは、その時点において個別の事象を取り上げてしまうと判断しかねることばかりですが、以前VR交流会を開催したときに大変喜んでいただいたことのように、どんな交流会でも業界を発展させたいという思いは変わっていません。だからこそ、ひとつひとつの事象の総体が業界の発展につながっているのだと思います。

単純に営業目的で交流会に来ると、今回のように困っている会社とのニーズがマッチした場合にはうまくいくかもしれませんが、相手も自分の会社を満たすために交流会に参加しているわけではありませんので、基本的に仕事が欲しいと言うことよりも、もう一歩先の部分を見据えて参加して頂ければと思います。そここそ、実際に仕事にもつながるきっかけになりやすいです。どうしても仕事くれくれの会社と話をするよりも、こんなことをしようと思っているというビジョンを持った会社や、売上とか利益はもちろん必要だけど、それ以上にどうしたらみんなと仕事が出来て、お互いにとってすばらしい価値を社会に提供できるのかについて、イメージを働かせてほしいと思います。業界は様々な問題を抱えていますが、アニメゲーム漫画はどれもかけてはいけない、かけがえのない文化だと思います。だからこそ、それを更に発展させ世界中の人が楽しめるようにするためにも、交流会自体を盛り上げていこうと思います。興味を持っていただいた方は毎月開催していますので、ぜひ気軽にお問い合わせいただければと思います。