今回は、遊技機メーカーや遊技機メーカーから直接仕事を請けている元請け開発会社から聞いた話をまとめて紹介します。今後の遊技機業界でメーカーとの付き合いを続けていきたい会社さん、付き合いを広げていきたい会社さんは読んでみてください。
遊技機メーカーは新規性を求める
これは多くの元請け開発会社さんからよく聞く話です。メーカーはとにかく新規性のある台を作りたがります。規制の嵐が吹き荒れる中、これまでユーザーの受け入れられていた要素が規制でなくなった上で、台をどう魅力的にできるかがメーカーの一番の関心です。ただし、新規性を一言で言っても、求める新規性の質は様々です。
例えば、大手メーカーである平和さんの場合は、ルパンの最新台で液晶を3分割した台を開発していますし、ユニバーサルさんはプロジェクションマッピングを活用したパチスロ台の発表をしています。大手メーカーの場合は、よりリッチに、より+αの何かを提供することが新規性の特徴です。確かに中小メーカーが真似できない資金力、開発力、技術力を活用して差別化を図ることは決して間違いではないでしょう。
一方で、中小メーカーの場合は、アイデア勝負の台が多くなります。ネットさんのパチスロは毎回システムが凝っていますよね。大手メーカーでは逆に真似できない味のある台が多いです。中小メーカーの場合、版権を用いない自社オリジナルのパチンコ・パチスロを作ることも多く、その分キャラクターにされられることの縛りもゆるいです。権利関係各社の顔を伺いながら企画する必要もないので、その分企画できることの幅も広くなります。一方でIPを用いないということは、話題にもなりづらいので、ヒットしづらいです。話題のないところに話題を生み出すためにもより企画力が重要な指標になります。
これらの台は各メーカーさんが企画を考えることもありますが、企画の得意な会社さんが企画を考えていることもあります。そして企画を考える立場の会社さんは遊技機業界の情勢に左右されずに今でも仕事があふれています。むしろ、規制が厳しくなり、今までできていたことができなくなってしまったからこそ企画に強い会社が求められるようになっています。
遊技機メーカーは新規性のある台を開発するために新規の取引先を求めている
そして遊技機メーカーの中には、新規の発注先を探すケースが増えています。これまでの台が通用しない世界で、これまでの台しか作れない会社への発注は今後少なくなっていきます。そうならないためには何はともあれ、企画力を高め、メーカーを納得させるだけの新規性のある台を提案するしかありません。少なくとも今仕事がある元請け会社は、IPだけをお題に、台の全てを企画できる会社さんが多いです。言われた通りのことをクオリティ高く作ることができるだけの会社は今の遊技機メーカーが求めている会社ではありません。今後規制によって業界全体の開発量が少なくなれば、ハイクオリティな映像を制作できる会社でもいずれ価格競争に巻き込まれていきます。
解決策としては、企画に強い会社になる、企画に強い人を採用する、企画が強い会社とのつながりを増やしておく、クオリティという面ではなく「○○さんなら安心」と名指しで言われるだけの信頼関係をメーカーの担当者と構築しておく、などが考えられます。
この営業チャンスを活かすために必要なこと
いずれにしても、今後の遊技機業界では、メーカー、あるいは最低でもメーカーと直接取引している元請け会社とのつながりを増やしておくことが必要です。そして先ほども言ったように遊技機メーカーも新しいつながり、新しい可能性を求めています。そういう意味では、今はピンチでもあり、チャンスでもあります。
では、遊技機メーカー、元請け会社とのつながりを増やすためにはどうすればいいか。新しいつながりを求めていると言っても遊技機業界は、体制上慎重な業界です。むやみやたらに飛び込んでいってもけんもほろろにはじかれるケースは少なくありません。つながりを増やしたいのであれば、すでにつながりのある会社に紹介してもらうことが一つの方法です。しかし、通常の取引関係にある会社だと、クライアントを紹介すると、クライアントを横取りされてしまう可能性も高いので、しっかりとした信頼関係がないと難しいです。
なので、そんなときはぜひビ・ハイアにお声かけください。弊社は求人サイトの運営会社なので、メーカー、元請け会社との利害関係はありません。これまでも大手メーカーから中小メーカー、大手元請け開発会社様をご紹介してきました。また、弊社では、業界の発展のために、業界の経営者の方々のみを集めて定期的に無料の交流会を開催しています。こちらで直接面識を作っていただくこともできます。メーカー・元請け開発会社の直接紹介に興味のある方、交流会へ参加してコネクションを強化したい方はぜひ一度ビ・ハイアまでお問い合わせください。
