VTuberコンテンツが珍しくなくなって、もう随分経ちました。
「動画配信を見る」というエンターテインメントは、ゲームやアニメ、マンガといった従来のコンテンツに匹敵する市場規模となっており、VTuber単体でも500億規模の市場に育っています。
しかし、実際「VTuberの仕事」というとまだ広くは知られておらず、興味はあっても飛び込みづらい、という人がほとんどでは無いでしょうか。
今回は、ラクジョブに求人を掲載しているVTuberプロデュース会社、株式会社オクトーバーさんに、VTuberというエンターテインメントを支えるための仕事内容から1日のスケジュールまで、細かく迫ってみました！
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【要社会人経験】急拡大の配信事業で更に成長している”成人向けVTuber”制作進行スタッフ募集！／株式会社オクトーバー
◆いかに面白く、以下にエロく見せるか追求する仕事
ラクジョブ（以下ラ）：オクトーバーさんではVTuberの制作進行を募集している、ということですが、制作進行というと業種や会社によって仕事内容もそれぞれです。具体的にはどういった仕事内容になりますか？
オクトーバー（以下オ）：まず、弊社ではPinkPunkPro等のブランドを運営し、「リアルよりも刺激的に バーチャルをより生々しく」として成人向けのコンテンツを主に配信しています。代表的なVTuberには玉城えりな、天翔院ひいななどがおり、成人向けの内容は別サイトで有料で公開しています。
今回弊社で募集する方は制作進行とオペレーターを兼務していただく形となります。
オペレーターとしては、配信で使うテロップのフォントを作ったり、演出方法などを提案することが主な仕事となりますが、収録時の機材の準備、動画をUPする際のスクリーンショットのトリミング、描き下ろしイラストの発注業務などの細かい仕事もあります。
ラ：配信の演出もオペレーターの人が考えて良いんですか？
オ：自分で演出して面白くする、というのは積極的にやっていただけます。配信に簡単な脚本はありますが、それをいかにもっと面白く見せるか、いかにもっとエロく見せられるかを演出できるのは、この仕事の醍醐味の1つですね。3Dモデルであるキャラクターを、凝ったカメラワークでエロティックに見せて、狙い通り視聴者から「可愛い！」「エロい！」と言ってもらえるのは、嬉しいです。
ラ：視聴者からすぐに感想が来る、というのは次のチャンスへのモチベーションに繋がりそうです。
オ：そうですね。ユーザーから「良かった」という感想が増えれば次に繋がる成長も見えてきます。自分で面白いと思うことを目の前で見せることができるのは大きいですね。
画面構成や画面の切り替わりなどは、やはり人のセンスが出ます。同じ脚本でも画面の見え方1つで面白さは全く変わりますので、面白さを追求できる人はこの仕事に向いていると思います。
◆自家製ダイエットゲーム配信、除夜ニーなど…奇抜な企画もオペレーターの発案
有名ゲームを自作した人気回
意外と人気だったという「除夜ニー」
ラ：「オペレーター」とは言っても、配信の内容に踏み込んだ仕事が多いんですね。配信内容や企画も考えたりするのでしょうか？
オ：企画から考えることももちろんあります。オクトーバーでは1キャラクターに対して2〜4名のチームを組んでいるので、チーム内で面白い企画を考えて実行する形となっています。オペレーターから企画をできるというのは少し珍しいので、ステップアップすれば後に新人キャストを抱えることも可能です。
やりたいと言えばできる環境は整っているので、チームプレイをしながらも貪欲に踏み込んでほしいですね。
ラ：そうするとやはり、機材に詳しいということよりも、面白いと思えるコンテンツに趣味で日頃から触れている人の方が向いている仕事でしょうか。
オ：TVでもYouTubeでも良いですが、動画コンテンツをよく見る人、自分の中に「面白い演出」のストックがある人は強いです。
最新のコンテンツに触れていて欲しいのはありますが、古い観点でもピンポイントで刺さるものがあることが望ましいですね。自分の中で面白いとは何か、軸があれば大丈夫です。
予算などの制限はありますが、責任さえ持てば要望した企画は通りやすいです。
もちろん面白いだけでなく、収益につながるかどうかも大事ですから、ビジネスやコスト感覚を持っている方は歓迎します。
機材の技術面は、そこまで難しいものではありません。PCに触ったことも無い、という人だと厳しいとは思いますが、例えば何かしらの配信に携わったことがある人であれば理解は早いでしょう。そこまでの理解がなかったとしても、ご相談頂ければと思います。
ラ：ちなみにこれまでやってみた企画で、思ったよりも人気が出たものなどはありますか？
オ：弊社はコンテンツの作り方として「制限を設けることで新しく生まれる」ものを大事にしていますが、その例で言えば人気ダイエットゲームを再現した配信企画のものがあります。
ある人気ダイエットゲームを用いた配信を行うため、開発元の会社さんに許可を取る必要があったのですが、残念ながら許可が降りなかったため、自分たちの手作りで該当ゲームを再現することにしました。キャストの子もやりたい！という気持ちが大きかったんですね。
最終的に、自転車のタイヤチューブをコントローラーに見立てて、Googleストリートビューでキャラクターを走らせるという配信になりましたが、これは人気の出たコンテンツでした。他に企画の面白さという点では、除夜ニーとかも人気がありましたね。
◆基本は夜型のお仕事。平均より高い給与は魅力の一つ！
ラ：オペレーター仕事の、1日の流れを教えて下さい
オ：収録や配信が夜に集中するため、仕事のコアタイムは夕方から深夜です。
収録に利用するテロップや素材の準備をして頂き、配信前にそれらを確認、22時くらいには配信が始まり、1時間ほどのライブでテロップを出すなどの操作を行います。ファンクラブのための追加収録を30分〜60分ほど行う場合や、収録後に会議があることもあります。
早ければ23時位に仕事が終わりますし、時間がかかる場合は26時くらいに終わることもあります。朝〜昼は基本的に仕事はありません。夜型のお仕事ですね。そういう意味では、終電で帰れる、または自転車などでの通勤が可能な方を推奨します。
ラ：休日や在宅勤務についてはいかがでしょうか？
オ：配信日は曜日固定のため、それ以外の日は在宅の仕事でも問題ありません。休日については本人が自分で決めていい形となっています。メリハリをつけて仕事ができるよう、社内でも気を配っています。
ラ：その他、会社としてアピールしたいやりがいはありますか？
オ：やはりVTuberというビジネス分野の新しさですね。開拓のしがいがまだ沢山あるジャンルなので、試せる企画は無限にあります。面白さはもちろん、視聴者がドキドキするようなこともしていきたいので、最新のエンターテインメントを作りたい！という人に是非来ていただきたいです。
そういったチャレンジングな現場であるからこそ、できる限り挑戦に対しては対価を払えるように考えています。やりたい事はどんどん挑戦してもらい、仕事の幅を広げることで地震の成長にもつながる仕事です。
いかがでしたでしょうか。VTuberの制作進行、という言葉だけではわからない仕事の魅力がわかって頂けたかと思います。
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