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2015.12.14 未経験の人がアニメゲーム業界で活躍するグラフィックデザイナーになるために

こんにちは、ラクジョブ運営の榊原です。今回は、美術大学や短期大学や専門学校等で将来、アニメーターやグラフィックデザイナーを目指している方向けのブログで、学校の在学中にしておきたいことについて書いております。

グラフィックデザイナーとして活躍するためには?

グラフィックデザイナーとして活躍するためには?

ラクジョブは、アニメ・ゲーム・マンガ業界に特化した求人サイトということもあり、毎年、これらの業界に興味を持っている美大生や短大生、専門学校生が数多く登録されております。早い方だと1年生の時から登録されている人もいますね。

そんな感じで毎日登録者が増えていく一方で、色々な会社の採用担当者からこの前、こんな人採用したよというお声をきいております。ただ残念ながら多くの場合経験者なのです。ラクジョブが就職転職サイトということもあり、新卒で就職活動をしている人だけでなく、実務経験を積んだ転職者の方も動いているのです。ただ、悲観することはありません。新卒には新卒の有利な点があります。在学中にこのポイントを押さえておくことで就職活動がかなり楽になったり、もしかしたら企業の方からお声がかかるかもしれません。

ラクジョブというサイトを運営する上でも、求人の掲載記事を載せるためにも、ラクジョブの担当者は、色々な企業の採用担当者や経営者の人と打ち合わせをしたりします。そんな中でよく聞くのが、「即戦力として働ける方がいいな」という意見が多いです。これだとかなりハードルが高いなと思うかもしれませんが、その一方で、「将来有望な新卒がいい」「美大生だといいな」というコメントももらいます。なので、そこからなぜ、こういうことを採用担当者が入っているのかまとめてみました。

Art.

採用担当者が思う新卒採用のメリット

新卒として有利な点は、どの企業のカラーにも染まっていないということです。一度でも就職してしまうと、どうしてもそこの企業の環境や業務スタイル、習慣、作業内容などが無意識のうちに入ってしまい、職場に馴染むまでに時間がかかってしまうとのことです。なのでその点は、新卒の方が会社に馴染むのが早く育てやすいということをよく聞きます。それは大手の企業になればなるほど新卒を採用したいということが強く、新人を雇って育てていきたいと思っております。もちろんある一定の水準はあるので、すべてうまくいくわけではありませんが・・・。
逆に、どんなに実務経験を積んだ転職者でも馴染めないで何度も転職を繰り返した場合は、採用担当者からは、転職回数が多く、雇ってもすぐやめてしまうのではないかという疑念を生んでしまうのです。

Painter artist working in modern oil canvas

採用担当者がおもう美大生としての有利なポイント

色々な担当者の方とお話をしますが、美大生に対する評価はかなり高いです。大学生活4年間の中で、デッサン力を磨いてきたからというのがその理由だそうです。キャラクターや背景を描く上で、物を正確に捉えることのできるデッサン力がないと構図や絵バランスが崩れてしまうとのことです。なのでアニメーターが動画や原画が描く上でも、イラストレーターがキャラクターや背景を描く上でも必ず必要となってくるのです。
なので、実際、これらの業界で就職しようとしている方は、かなりすんなりと就職が決まりそうな印象があります。もし出来ないのであればスキル的に不足なのか美大生を採用したいという会社に巡り会えなかったのではないでしょうか。

こんなメリットもっている就職中の方たちですが、実際、学生生活のときにどんなことをすればいいのかをいくつか説明します。

Paintbrushes and palette over gray background

デッサン力を磨きましょう。

美術大学に入っている人は、デッサン力があるという認識がされていますが、逆に、専門学校生や短大生はそのような認識をされていません。なので、在学中は学校の課題のみならず、どんどんデッサンをしましょう。アニメーターにしろ、グラフィックデザイナーにしろ、絵の基本はデッサンにあるということがこれらの業かの共有認識のようです。

Young talented girl artist .Charcoal drawings.

あらかじめポートフォリオを作っておきましょう。

就職活動の際、職務経歴書とポートフォリオの提出はほぼ間違いなくあります。なので、あらかじめポートフォリオ作っておき、就職活動中に提出資料がないので慌てて作るということがないようにしましょう。先でデッサンを書きましょうと紹介しましたが、こちらもポートフォリオに加えるといいでしょう。

公にどんどんアピールしましょう

自分でどんどん作品を作り、イラストであればpixiv、アニメや3DCGであればyoutube等の動画投稿サイトなどにどんどん投稿しましょう。ネットが発達した現代、アピールの場はかなり広がっています。使わないのはもったいないです。それに、意外と採用担当者の方もpixivの絵を見て、声をかけていたりするそうです。そういった点でいうと、ヨーロッパや東南アジアからはるばる来日して日本で就職したいと希望している人たちの方が積極的に行っております。加えて採用まで至った例もあります。

キャラクター、背景、UIなど一通りかけるようにしましょう

デザイン系の学校に通う学生の方の多くが、キャラクターを描く仕事がしたくてこれらの業界を目指している印象があります。Pixivであったり、ラクジョブ会員のポートフォリオを見ても、どのイラストにも必ずキャラクターが書かれています。しかしながら企業は、キャラクターだけを描くのが上手い人を探しているわけではありません。探すとしたら名前の通ったイラストレーターやアニメーターでフリーランスとして働いている方たちです。なので、皆さんに求められるのは、背景やUI(ユーザーインターフェース)、ロゴなど、あとキャラクター、それも、様々なテイストのキャラクターが書けることが求められます。萌え系なのか乙女ゲーム系なのかデフォルメ系なのかリアル系なのか、キャラクターといってもアニメによってもゲームによっても様々なのです。柔軟に対応できる方の方が好まれます。また逆に、背景やUIが強い方はなかなかいないので得意な方は、就職活動をする上で有利に働くのではないでしょうか。

好きなことであればとことんやりましょう。

これまでいくつかポイントをお話ししましたが、学校からもいろいろな課題が出されるのに加えてなので大変だと思います。課題が忙しくてそこまでできないよーという方もいるかもしれません。しかし、本当にこれら業界で働きたいのであれば、少しの時間を見つけては手を動かすした方がいいです。アニメ業界やゲーム業界、いろいろブラックな噂は流れていますが、アニメーターを目指すならキャラクターのテイストに似せた絵をうまく早く書けるように、ゲーム業界ならキャラや背景やUIをうまくかけるようにしていきましょう。実際どれだけやれたかが勝負の世界です。

こんな感じでいろいろお話しさせていただきましたが、最終的には上手い人から職についていく世界です。なので、学生のうちからどんどんスキルを高めていってもらいたいです。これらの業界を目指すものとして、こんなアニメを作ってみんなを感動させたいとか、あんなゲームを作って世界中の人に遊んでもらいたいなど、みなさん様々な夢があると思います。一方で、今が苦しくて挫折してしまいそうな時もあると思います。そんな時は、自分の夢を思い出して、自分で作ったものでみんなが笑顔になっているところを想像してみましょう。
そんな思いで作られるアニメやゲームは今以上に素晴らしいものになっていくでしょう。みなさんが現場に出て、活躍し、素晴らしい作品を世に出していけるようになることを願っています。

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