まず初めに…
記事をお読みいただきありがとうございます。今回はとあるCG制作会社さんへ訪問した際に出てきたお話についてご紹介します。その会社さんはモデリングとモーションに特化したいわゆる、3D専門のCG会社さんです。昨今の2D需要から3Dの需要へと市場が大きく変化したためどの会社さんでも現在3Dのモデリング、モーション限らず各職種に渡って人手不足な状況です。この訪問した会社さんの場合は、代表さんが先見の目を持っていたのかは分かりませんが、必ず3Dの需要があると目を付けて特化させ人材確保にも努めていたため、特にその煽りは受けることなく回せているそうです。お陰様で仕事も超順調です、と仰ってました。
この会社さんとの話しの際に出てきたのが、同じ3DでもCGのセルルックをやるのか、リアル系をやるのかなどによって行きたい方向性は変わってきます。その先を見据えて勉強をした方が時間の無駄にもならない、というお話でした。そこで今回は、3Dの微妙な違いをテーマにお送りします。知識に明るい方も、まだ知らなかったよという方も予習、復習がてら活用してみて頂ければ幸いです。
3DCGにも種類がある
CGという技術はアニメゲーム漫画業界限らず至る所で活用されております。昨日エピソードⅧの公開時期が発表された「スターウォーズ」では風景、ロボット、その他あらゆる部分でCGが活用されています。前作のエピソードⅦを見ましたが、制作費も二桁億円以上掛けられているだけと感じさせられとても感動モノでした。実写なのかCGなのか区別が付かない所まで来ているのが今の3D技術です。
この様な映像であればほぼ必ず使われている3DCGには、大きく分けてアニメ系、リアル系です。少し想像してみて欲しいのですが、この違いはこの世に存在していそうな物と存在していなそうな物の違いです。アニメキャラと人間を作るのではを輪郭や顔つき、パーツの付き方、全てが違いますからそのテーマに沿った物を作っていく必要があります。ですから、入口がそもそも2つあり、その違いは物の作り方に大きく影響してきます。ちなみに、例に挙げたスタウォーズはリアル系です。
MayaなのかMaxなのか
どちらもautodeskという会社から出ているソフトになりますが、主な使い分け方は会社もしくは現場判断になっています。その会社がパチンコ、パチスロの映像をメーカーの下請け会社さんの場合は、Maxが多いですし、ゲーム系の映像制作を請けることが多い場合はMayaをメインで扱っています。ただ、あくまで参考例ですので実際ゲーム系の仕事が多い会社でもMaxを選択している映像制作会社さんやその反対も中にはいらっしゃいます。
リアル系はMaya、アニメ系はMaxという様なすみ分けをされています。これからCG業界がどうなっていくかによって、どちらのソフトウェアで学ぶかを決めるよりも、クリエイターという道をせっかく選択したのでしたら自分がやりたいと思う方を選んで学んでいくことをオススメします。
遊技機にMaxが多い理由
遊技機というのは、パチンコ、パチスロのことです。昔はリールが回転して、電球がピカピカと光ってという装飾でしのたので、3D技術は特に必要とされる所ではありませんでした。最近のパチンコ台を見たことある方はご存知だと思いますが、今はアニメーションが演出にも使用されますし、リールが回転している映像そのモノまでアニメで出来ています。ですので、遊技機系の映像を請けられている会社さんはMaxを社内メインとして使われているそうです。ただし、Mayaで作ったものを最終的にコンバージョンさせてMaxで納品させることも可能なためそうした対応を行い、社内のメインツールはMayaだけどMaxも対応しています、という会社さんもいらっしゃいます。ですので、一概にこちら系をやるならこっちとは言えない状況なのかなと思います。
どちらでも大丈夫な会社さんもいる
今回の話は、3D技術にはリアル系、アニメ系という種類があり、そのCGを作るためのソフトとして「Maya」「Max」があるということをお伝えしましたが、ラクジョブでは現在そのどちらも掲載中です。また、こうした傾向を制作会社さんは熟知しているため偏りを出さずどちらでも作れる方がいたら募集待っています、という会社さんもいらっしゃいます。
例えばこちらの「株式会社タイプゼロさん」
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=562df44ea29335097
はMaxのみと社内メインソフトとの兼ね合いもあり絞り込んではおりますが、
「株式会社ガルチ」さんをご覧頂くと、
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=56bc787fc6d353284
MayaかMaxのどちらでも良いので作品を一つ見せて下さいという風になっております。
ですので、自分が何をやりたい!で決めるのが一番だと思います。迷わず自分が「やりたい!」と感じた方を選んで見て下さい。
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