こちらの記事は経営者向けの記事です。年も明け、冷え込みが激しい時期です。この時期、心配されるのがインフルエンザですよね。感染力が強く、風邪の症状に非常に似ているため、気づいたときには広範囲に広がっている可能性もあります。今回は、感染経路や初期症状の予防についてまとめました。
だいたい12月から2月の間に流行し、毎年1000万人が完全し、1万人が直接もしくは間接的に死亡している侮ってはいけない病気です。そのインフルエンザが、東京都で注意報レベルに達しています。
インフル患者急増、東京都で注意報レベル-全保健所で前週の報告上回る
https://www.cabrain.net/news/article.do?newsId=47947
引用始め
東京都内の18日から24日までの週の定点医療機関当たりの患者報告数は、前週に比べて約3倍の11.17人を記録。3週連続で増加しており、31保健所のうち19保健所の管内で注意報の基準値(10.0人)を上回った。
保健所管内別の患者報告数は、中野区が17.2人で最も多く、以下は江東区(16.07人)、荒川区(15.71人)、みなと(14.67人)、八王子市(14.61人)、多摩小平(13.61人)、墨田区(13.5人)、葛飾区(12.31人)、町田市(12.15人)、千代田(12.0人)などの順。年齢別では、10歳以下が全体の6割近くを占めた。
引用終わり
空気感染と飛沫感染の違い
配信元 https://pro.saraya.com/kansen-yobo/influenza/kansenkeiro.html
インフルエンザの場合、飛沫感染が多いと言われています。会話の場合は、周囲1mほどの範囲で漂いますが、くしゃみの場合だとその倍の2mまで飛び散ると言われています。しかも時速160kmという速さで飛び散ります。あとは、その空間の湿度によっても漂う時間が変わってくるので、乾燥のひどい冬はより長く漂うことになります。
感染経路としては
インフルエンザの感染経路として最も多いのが家族、特にお子さんからの感染が最も多いでしょう。記事にも書かれていたように約6割が10歳と書かれておりました。お子さんの場合、抵抗力が弱いということと、教室という比較的密閉空間での授業が多いので、感染者がでた場合あっという間に広がります。
次に多いと思われるのが、通勤時や繁華街ではないでしょうか。都内に通勤する方の平均通勤時間58分、最頻値が60分から69分、長い人で2時間以上の方もいるそうです(https://www.huffingtonpost.jp/2014/07/15/commuting-time_n_5590062.html)。少なくとも半分は、バスの中や電車の中などの密閉空間にいることが多いので、感染する可能性は高いでしょう。
潜伏期間と初期症状
インフルエンザの潜伏期間は1日から長くて1週間、そしてこの潜伏期間も感染力を持っているため、この間にも気づかないうちに人に移す可能性があります。
初期症状としては
・38度以上の高熱
・ 体の節々の痛み
・ 筋肉痛
・ 倦怠感
・ 全身のオカン
・ 頭痛
・ 吐き気
・ 下痢
・ 呼吸困難
・ 咳、痰、くしゃみ
引用元(https://tashlouise.info/%E7%97%85%E6%B0%97/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6/178.html)
等です。風邪と症状が特にていますが、急激な体温の上昇や痛みやだるさや筋肉痛が顕著な一方、咳やくしゃみ、鼻水などの呼吸器系の症状が現れにくいという違いがあります。
社内に感染者が出る前に経営者としてどうするか
潜伏期間で話した通り、風邪かなと思った時点で、その人はすでにインフルエンザに感染している可能性があり、すでに社内に広がってしまうということがあるでしょう。そのためにも、予防策の他にインフルエンザにかかったり、どうするかは事前に決めておく必要があります。医薬品等で便利になった世の中です。解熱鎮痛剤や特効薬で症状を抑えたり、短い期間で治す方法はあるため、無理して出社して仕事をするということも可能です。しかし、インフルエンザのウィルスが完全になくなっているわけではないので、当然他の人に感染します。そのため、ガイドラインを予め決めておかないと、納期に間に合わないということで無理にでもという出社するという場合があるかもしれません。そうなってしまったら、もしかすると感染が拡大して、納めた案件以上の損失になる可能性もあります。一人であれば半人月で済みますが、感染が拡大し、社内全体に及んだら、無理してやっても作業効率は落ちるでしょうし、損害はかなりなものになるのではないでしょうか。
予防と対策
一般的に言われている対策は、手洗いうがいとマスクの着用と室内の湿度を50%から60%に保つことをよく言っています。しかしながら、一度感染してしまった場合は、マスクをしても遠くまで飛沫が飛び散らないだけで、周囲には拡散します。また、家族がインフルエンザに感染していた場合、感染の可能性が高いです。インフルエンザの疑いが高くなるこの時期、ちょっとこの人体調悪そうだなということに気付いたら早めに声をかけ、早めの診断をするように促すのはいかがでしょうか。また、インフルエンザのリスクがいくらかあるものとして余裕を持った管理を行ったり、インフルエンザの疑いがある場合どういう行動をとればいいのかを事前に説明しておき、少しでもインフルエンザ拡大によるリスクをへらすよう心がけたほうが良いと思います。早め早めの行動がリスク削減とのちのスケジュールの調整のしやすくなると思います。